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【磐座・巨石・神社】酒折御室山(月見山)酒折古天神の磐座@甲府市酒折

2018-03-31 | 磐座・巨石・霊石
酒折宮には再訪となります。
※写真は、月見山山麓 第一磐座の奥から見た甲府市内の眺望。この日は一日中富士山を拝する事が出来ました。
前回の投稿記事:【磐座・巨石】酒折宮境内磐座~月見山山麓磐座 及び“丸石神”他@山梨県甲府市酒折~笛吹市春日居町周辺

残念ながら訪れた時間が遅く背後の御神体山「月見山(酒折御室山)」へのリベンジは叶いませんでしたが第一磐座の奥から眺めた甲府市内の眺望が素晴らしく記憶に残る訪問となりました。

二ノ鳥居 以前訪問時は、ここが一ノ鳥居と思っていたのですが一ノ鳥居は境内出てすぐの踏切のすぐ先に靖国鳥居の根巻き付きがありました。(参考:WIKI 酒折宮一ノ鳥居

酒折宮拝殿

本殿 祭祀:日本武尊命


本殿背後の丘陵に点在する境内磐座

一旦境内を離れ山梨学院大学の前を通った先に梅の名園「不老園」があります。
その脇から月見山方面へ登る散策路がありその終着地(登山口)に連歌の碑があります。

連歌の碑 (謂れなどは前回の投稿記事参照)以前訪れた時より文字が判読しづらくなっていました。ですが神聖な磐座に文字を刻む行為は冒涜行為と考えます。このまま消えてしまった方がかえっていいのかも知れません。
周囲を観察するとここは磐座の様式を持っている事が分かります。

月見山第一磐座 最も磐座らしい様式を見せてくれます。

今回は第一磐座の間から奥に行って見ました。そこから見た眺望は素晴らしいものがありました。(トップ写真参照)

こちらは不老園側から見た第一磐座奥の巨石群となります。
背後には、石室がそのまま見える古墳跡があります。

不老園塚古墳 横穴式石室を持つ直径12メートルの円墳です。

同 背後より 三角型の敷石が興味深いです。
そして、月見山への登山口には

酒折古天神 酒折宮はもとともと背後の御室山(通称 月見山)の中腹に鎮座していたと伝わります。
かつてはいわゆる神名備の稜線を持つ月見山を御神体山として磐座を拝する古代祭祀形態を持っていたと推測します。

藤森大神石祠(宝暦十三年)と名がついている磐座



更に登った場所には、第二磐座と呼ばれている巨石が点在していましす。

位置関係を確認すると先程の古天神、第一磐座、古墳跡があった場所から月見山へ登っていくと更に頂上ちかくに第三磐座があり、更に興味深い境界石(境石(さかいいし))なる文字が刻まれた岩があるようです。
参考:こちらのブログに興味深い境石と第三磐座(らしき)写真が掲載されています。
※ちなみに「第一、二、三磐座」との称号は山梨学院大の学術調査においての銘々のようです。
(撮影日:2018-03-17)
酒折宮に関しては、興味深い伝承があり以前サクラさんが会の機関紙に投稿された記事がありましたのでこの機会にご紹介させて頂きます。
ダウンロードリンク:酒折の宮(PDF型式)
次回は今回の磐座探索の中でも最大の難所だった「八獄山神社奥宮の磐座」紹介です。


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