四国遍路(108箇所)の旅

お遍路(88+別格20)の準備計画と実際の歩き通し打ちの記録を、5月11日から(実行は6月3日スタート)記録しています。

山歩きの基本って…今日は山に!

2007年05月22日 | Weblog
準備のためのトレーニングが、いろいろ雑用(現状は無職なのに…)があって、金曜の42キロ山歩き(外秩父七峰縦走)、日曜日のアスファルト歩行23キロ、と…どうも1日おきになってしまっている。少し、精神的にタルんでいるのも事実であろうか。朝起きて、「今日は、昨日歩いたから良いかな~」などと、自分で勝手に決め付けているところもあるようだ。

昨日の夜、こんなんじゃ~いかん!と、少し気持ちを入れ替え、明日(本日)はどうしようかなどと考えていたが、先日の外秩父のパンフレットを東武池袋百貨店でもらった時に、合わせて、他のハイキングプランを幾つかもらってきたので、その中から「武蔵おごせ(越生)ハイキング」というのにチャレンジすることに決め、27キロの結構ハードなコースを選定してみた。最も高い山で622mだが、他にも530m、473mなど幾つかの山や峰を抜けて、標準時間で8時間半程度のものだ。

先週金曜日の「外秩父七峰縦走」コースが、標準時間10時間半程度だったものを13時間弱(休憩含む)で完歩したので、今回も休憩込みで9時間~10時間を目標に、山やアスファルト道(林道や県道)を歩くコースにチャレンジすることにした。

昨日、山の歩き方というか、登山の歩き方をインターネットで調べていたら、幾つかポイントをまとめてあるHPを拝見することができました。

私などのレベルではとても新鮮で、四国遍路の先人たちのHPには、ほとんど、幾つかの遍路ころがしのところが「大変きつかった」とは書いてあるのであるのですが、「やまや」(登山愛好家)の方もかなり四国遍路にチャレンジしており(函館のSさんや、一等三角点のやまやさん等)、非常に参考になるHPが多いのですが、山の歩き方についての解説はほとんどありません。

出発前の私(ど素人)としての現在の懸念は、(1)「遍路ころがし」(山の歩き方)と、(2)アスファルト道の克服の仕方にテーマを絞って練習したい、準備したいという気持ちなのです。

さて、山の歩き方の基本ですが、昨日のHPから得た私のまとめは、簡単に言うと、以下のようなもののようです。

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「目線」
足元をよく見て「5~6m先を見るように」と書かれている物が多いです。周りに危険がないかをよく見ながら足元に注意して、景色や植物、動物の観察もする…(いやはや忙しい)

「足さばき」
踵から着地してつま先で蹴る歩き方は、人間の自然の歩行方法。これを「エクササイズ・ウォーキング」と言い、山ではこのような歩き方はしない。(なんだ~やっぱりそうかぁ~)

地面の傾斜角度に合わせ、足裏全体を同時に地面に付けて同時に持ち上げる「ベタ足」で。ゆっくりと静かに、1歩1歩を靴の底で自分の名前のハンコを押して歩いているつもりで。これは、登りや下りで靴底の摩擦力を最大限に利用して滑りにくくする為と、足にやさしい歩き方でもある。決してドタドタと歩かない。滑りやすいばかりでなく、後半にバテる。

(う~ん、私の場合まさにそうだぁ~!)

岩場や石コロ道、木の根や段差など、必ずしも足裏全体を同時に付けられる場所ばかりではないが、そのような場所にあっても、なるべく足裏全体をしっかり付けられる所を見つけて歩く。慣れてしまえば歩きにくい場所でも足を付く所を素早く見つける事が出来るはず。

「歩幅と足幅」
歩幅はなるべく小さく。初心者ほど大きくベテランほど小さい。

(うん!まさにそうかも知れない。先日の縦走の時も、前半体力があったので、少し自信過剰気味で、登りなど歩幅を平地と変えずにガンガン歩いていたら、急な登りで一気にバテたなぁ~)

歩幅を大きくすると、それだけ「一歩の高低差が増える」事になり筋力が必要となり、非常に疲れます。ちょっとした段差や小さな岩、木の根などの場所ではまたいだり、飛び降りたりせずに、面倒でも小さな歩幅を保って回り込むように。
(うううっ…確かに無理をしていたな…)

登りでは少々外股で歩くと楽に登れる。下りは内股ではなく、まっすぐに足を出す。足幅は荷物が重い時ほど広くしましょう。普段は肩幅位がちょうど良く、荷物の重さが増えるに従って少しずつ広くして行く。

「歩く速度とリズム」
歩く速度は時速何kmとは決められない。なるべくゆっくり歩くこと。呼吸が乱れない程度が、あなたの山での歩くスピード。リズムは一定に。リズムを乱すと非常に疲れます。一定のリズムで運動すると、身体のシステムが「あぁ、これくらいの運動なら、このくらいのエネルギーで充分だな。」と省エネ化を図りますので疲れにくいというわけです。登りでも下りでも一定のリズムで。

登りの傾斜が増してきたら、歩幅を小さくしてリズムは変えないように。歩く速度は歩幅で調整します。リズムは一定にしておいて、平坦では歩幅をやや広く、傾斜が増すにつれて狭くしてゆき、きつい坂を登る時や下る時には1足分ほどの歩幅に。

(1足分?そんなに小さいのか~今日実践してみよう!)

下りは登り以上にリズムが大事なので気を付けて。あまり調子よく下ってくるとあとで膝痛や筋肉の痙攣、転倒など、必ずしっぺ返しが来る事を覚えておくこと。

「休憩時間の目安」
歩くリズムと同じように、一定の間隔で取るように。身体のシステムに「このくらいの時間を動けば休みが来る」という事を覚えさせると、使うエネルギーの節約にもなる。ちょっと休んではまた動き、速く歩いたり立ち止まったりしているうちに疲れ切って動けなくなる。そして長時間の休憩を取る…こんな事をしていたら、とてもじゃないけど身体も持たないし、だいいち楽しくない。

一般的には50分~1時間歩いたら休憩を。このサイクルが身体に無理が無く行程もはかどるとされている。「歩く速度」とも関係してきますが、まず、このままの速度で休み無く1時間半程歩き続けられる速度で歩く。そして50分歩いたら、まだ体力に充分に余裕があるうちに休憩を取りましょう。水分の補給、エネルギーの補給をして10分休んだら歩く。この「○分歩いて、○分の休憩」のサイクルを「1ピッチ」と言い、1ピッチを1時間とすると時間を有効的に使えるし、区切りも良いのでお勧め。

きつい登りの場所でも、リズムは一定にして歩幅を狭めて歩く速度そのものを落とし、50分は歩き続けられるようにすると、最終的には早く目的地に着きます。途中でどんなに追い抜かれても気にせずに、童話の「ウサギとカメ」のカメになったつもりで歩くこと。下りも「50分連続で下るのは辛い」という人は、下る速度が速過ぎるので下る速度を落とす。そして、3ピッチ程度行動したら大休止を取りましょう。大休止は20分~30分取る。この間にコーヒー等を沸かして飲む余裕が欲しい。

(コーヒー大好きの私も欲しいが…重いでしょう?)

何故これほどまでに「50分」にこだわるのかは、行動時間が長い山行の場合は、休憩時間ばかりに時間を消費出来ない。1ピッチを歩き通せるリズムで行動すると、歩く速度が遅くても早く目的地に着くことが出来て身体も楽。
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さて当然、今日一日で全ては実行出来ませんでしたが、私には非常に役に立ったと感じています。

今日は、必ず、1時間程度で5~10分の小休止を取り、おにぎり1個程度や、他の栄養補給も簡単にして、水分補給は少なめに(途中で喉を潤す程度を細かく取っているので、一気飲みはしないようにした)して、リズムを変えないよう、淡々と、登り下りは、歩幅を小さくして、出来るだけ休まず(1時間程度は)歩きました。

4時前に起き、始発に乗り、6時に東武東上線の越生(おごせ)駅まで行き、約30キロの山とアスファルトの道のりを、9時間で歩けました。もちろんかなり少し疲れましたが、途中、もう駄目だぁ~と感じるような「バテ」はありませんでした。

また、感じたことは、はやり「慣れ」なのでしょう。人間の筋肉は600以上あると言われているそうですが、普段の生活や、私の行動パターン(ゴルフやランニング程度)では鍛えられていない(全く未知数の)特に足の筋肉が、目覚め初めているような気がします。

ゴルフを始めた頃は、練習で300球も打つと筋肉痛だったし、ラウンドに行くとはやり翌日筋肉痛になった。野球も、久しぶりにやると、肩や肘が痛い。でも、毎週のように(年間100ラウンド近く)ゴルフにはまっている頃など(数年前まで)、ゴルフクラブを振る力というか、筋肉が出来ていて、また、ゴルフで歩く力も慣れていて、筋肉痛など一切無し!多少の疲れたところはあってもです…

そう言った慣れが出来ていない…のだと。

しかし、たった2回の山歩きの練習ですが、私には、足裏、足の甲、足首、ふくらはぎ、膝下の前部分、太ももの裏と表にも、今までの私には見経験(ほぼ未開発)の筋肉が、2度の山歩きの練習で、少しは慣れてきている気がしてきました。

出発前に、もう一度位は、山にハイキングのトレーニングに行ってみたいと思った、そんな一日でした。

四国遍路中のPC接続についての検討

2007年05月21日 | Weblog
四国遍路中、1グラムでも荷物を減らすべきであるとの先人の忠告は多々あるものの、私も重たい事を我慢してでもノートPCは持っていくつもりである。が、やはり心配は幾つかある。

私の場合、日々の記録は当面Blogなので、ふんだんにリアルに、「沢山の」写真をアップすることはしないと思うが(後日整理して、HPに編集するつもりであるが)、また、定期的なデジカメの写真のSDカードからPCへの保存やUSBメモリへの保存など、安全面からもバックアップは必須であろう。そのためにもPCは必須である。

PCを携帯する重要性は、日々、できるだけ新鮮な記憶のうちに、様々な思いを記録しておきたいという点だと思う。大学ノートなどに細かく記入すれば良いのだが、あまり手書きは得意ではなく、確かに通信状態が許せば、毎日、自分の頭の中の記憶から、Blogへの公開が当然大半を占めるが、新鮮な記憶を、編集可能な状態で詳細に記録できることがメリットだと思う。

しかし、不安は多い。整理すると、以下の点かなと思う。

(1)重さ(体への負担)
(2)通信状況
(3)通信料金

(1)重さの点は保有していた少し古いモデルだが、パナソニック「Let's note」の CF-T1 を持っていく事にした。5年ほど前のモデルだが、現在のW4モデルなどと異なり、DVDスロットなどが無いため、カタログ上は990グラムだと思うので、12インチの割にはかなり軽い。マウスは持っていかずとも操作性も問題なく、とにかくバッテリーやその他のケーブルなどを合計しても、1.5Kg強で収まるようこれから細かく考えてみることにする。

(2)通信状況が一番不安だ。通信は、Willcomを持って、主にこれで接続する予定だが、過去に何度か四国出張時にWillcomで通信したが、市街地、沿岸部では特に大きな問題は無かった。掲示板などでは、通信状況は、かなりの酷評も聞かれるWillcomだが、自己責任と、やはりデータ通信に関しては、(3)のコスト(通信料金)が一番の不安だし、現状これに勝るものはないと思う。

(3)通信料金は、本日、午前中、サポートセンターに電話して、6月からの料金体系をデータ通信主力を考慮して月額5000円程度で、問題なく毎日更新できる料金体系に変更した。速度は劣るが(64k)一日1時間弱(月額25時間)まであれば5000円以下で使用可能だ。メモ帳などテキストでまず記録し、編集確認後、その後、接続しBlogの編集画面にコピペ(Copy&Past)するだけだから、特段の支障が無ければ、5分~10分の通信時間で問題はないもと考える。最悪は、Softbankフォンももう一台持って行くので、これにテキスト送信できれば、そこからメールで、Blogへアップする方法を取るつもりである。

後は、他のメールの確認や、Blogへのコメント管理や返信を含め、毎日30分~45分の通信状態で足りるようにするしかないと考える。

遍路は、毎日夕方、宿に着き、洗濯、乾燥、食事、風呂、その日の記録整理(PC作業含む)、そして明日の計画の確認など、やる事が山のようにあるはずで、睡眠は、9時過ぎ(遅くとも10時)には取りたいであろうし、その日の記録(30分~1時間)、とBlogアップと他の通信処理で、合計1時半が限界だと思う。

宿に入るのが5時になれば、洗濯などと、風呂と食事で2時間、その後のPC作業で2時間、もう9時である。早出に対応するためにも、明日の計画確認で30分だとすると、本来は、3時~4時には宿入りすべきだと思うが、いずれにしても、テキパキとこなすしかないのだと思う。

遍路への出発前にも、準備すべき事はまだまだある。一つ一つクリアしていくしかない。これもまた「人生即遍路」なのだろうか。私の遍路は、既に始まっているのかも知れない。













山用品は凄い!今日の反省と気づいたこと。

2007年05月20日 | Weblog
昨日購入したトレッキングパンツをはいて(本当は、買ったばっかりで直ぐにはいて歩きたい…子供と同じだなぁ~)、早朝5時から、トレーニングと思い、アスファルトの道をひたすら歩いてみました。
朝、5時から最初のポイントまで11キロ、快調におにぎり1個を歩きながら食べ、2時間で到着。公園のベンチで15分程休憩し、更に、用意してきたおにぎりを食べ、ストレッチをして出発しました。

第二ポイントまで、休憩所らしいのが無いので、先日近くのホームセンターで購入した小さな三脚型の椅子(キャンプ用=なんと!299円!(300円以下!)をザックに結び付けて、ザックもほぼ7キロの重さを担いで歩きました。

けれど、この三脚型の椅子は、使うことなく…と言うか、ザックにくくり付けたのを外すのが面倒で、つまり取り出すのが面倒で一度も使わなかった…これは無用の長物だなと実感しました~ああ、300円の無駄使いだから…よし!としましょう!

さて、休憩後、今日はある程度方向はわかるとして、地図を持たずに出てきたので、コンパス(先日インターネットでSUNNTOの安いものを1000円で購入)を使いながら歩きました。実際に帰って調べたら、少し遠回りしていた場所もありますが、概ね正しい方向に歩いていたのだと実感しました。

コンパスなんて、小学生の社会の時間?うん?理科だったかな?以来使ったことがなかったのですが、まあ、よくできたものだと…山などには必需なんだろうなと実感した次第です。忘れずに持っていこう!と。

本当は、今日は30キロの計画で出てきたのですが、日が高くなり、気温が上昇し、ただ、今日は爽やかで、多分湿度も低いのでとても歩き易いはずなのですが、かなり足の負担というか疲労を感じました。

18キロ過ぎのローソンの駐車場で、ジュースを買い、駐車場の車止めのコンクリートに座り休憩しました。足の裏のマメや靴擦れのような痛みは何も無いし、シューズも100Kmを超えてきたので、かなり馴染んできた感じでシューズについては快調そのものだったのですが…

その後、ぱったりと足が止まり、午後の予定の関係もあったのですが、午前中で切り上げてどうしても帰らなければならないこともあり、23キロ地点の駅でギブアップして電車で戻ってきました。スタートから4時間半でした。

スピードと距離との関係は、平地ですから、これまでのタイムとほぼ同じなんだと思います。但し、後半かなりタイムが落ちたことを実感しました。

これまでの平地でのアスファルト道でのトレーニングでは、(1)夕方から夜の時間帯の歩行が多かったことで、日差しが厳しく感じられ、これが体力的に消耗したのか?、(2)トレーニングも6日目(途中3日休んでいますので、始めてから9日目)なので、疲れが溜まり始めているからか…などと分析しています。

しかし、新緑の爽快な季節と暑い夏の中間地点なのでしょう。雨もなく、爽やかな感じにも関わらず、来月から7月の四国の酷暑を思うと不安な一日でした。

「まあ、慣れるしかない。トレーニングはまだ始めたばかり」
「(次の寺までの距離にも寄りますが)遍路歩きは、早朝スタートして、午前中10時くらいまでにできるだけ距離を稼ぎ、午後は10キロ前後が限界かな?」
「遍路の、早立ち、早仕舞いの癖を付けるしかない!」

と、準備期間が残りちょうど10日間となった感想となりました。

帰りに、またもや…石井スポーツに立ち寄り、暑さ対策のため、ヘアバンドにもなるし、首に巻きつけて日焼けを防ぐ2,394円のグッズ(Multo Functional Headwear)と、店員の薦めに乗って科学的な?(笑)シューズのインナーソール(3,891円)を購入し、「おっ!これでずいぶん足が軽くなった!」などと思いながら、帰って参りました。

今日の支出(ジュース105円、ヘアバンド兼日焼け避け2,394円、インナーソール3,891円、電車賃260円)

追伸…暑くなるこれから、水分補給には一日どの位費用がかかるんだろうと、漠然と歩きながら考えていました。(せこい…んではなく、遍路は、質素倹約で行こうと決めたからです!)

スポーツドリンクや、ペットボトルのお茶(500ml)は標準150円ですが、紙パック(牛乳1リットルと同じ形の)のお茶は105円なんですね。今日、途中のコンビニで、何気なく、若者が紙パックのお茶を買っているのを見ていたら気がつきました。

真夏の遍路は、最低でも、一日4本くらいは軽く飲むだろう~と、150円×4=600円と、1リットルのお茶など買って、空のペットボトル(500ml)に2本に入れて持ち歩けば、一日分2リットルでも200円(210円)!3リットル(500ml×6本分)でも、315円!

う~ん!半額!って…思いました。300円もお得!

水やお茶にお金を掛けるんだったら、遍路に入ったら「修行中」と~禁酒しようと思っていたのですが、浮いた分で、夕方、スーパーなんか見つけたら、発泡酒なら2本飲める!って考えてしまいました…修行する気はあるのでしょうか…(笑)

明日も頑張らなくては!

今日の準備

2007年05月19日 | Weblog
今日の東京は、朝方まで雨が残り、午後は晴れるかと思ったら、突然の雨(豪雨に近い)となり、不安定な天気だった。朝、早く起き過ぎためか、天候のせいにして、今日は一日家の雑用(ごめんなさい)をしていたら、夕方に晴れたようなので、人生で初めて「山屋」さんショップに出かけてみた。

昨日「外秩父七峰縦走ハイキング」の峠の茶屋で出会ったバイクライダーの好青年のサジェスチョン(推薦)に従って、登山用・ハイキング用のズボンの下見に行ってきました。今日は焦って「買うまい!」と思いながらも、気の弱さか、四国出身者(実は本当に長いのは東京育ち)の気の弱さが出て、ついつい「良い格好しぃ~」(ええかっこしぃ~)の性(サガ=気の弱さ)により、気前良く新しい登山ズボンを購入してしまった。

このズボンは、膝上のことろでファスナーで分離するパターンのもので、酷暑の四国遍路に向う私としては、海岸線(室戸と足摺への海岸線の)歩き時には、白衣も脱いで短パンで歩いてみたいと勝手に思っていたので、3種類も試着した結果、これに決めてしまいましたぁ~!

他のパンツも、私が購入したものもそうだが、確かにある程度の金額になる(1万円前後もする!)登山ズボンは、「伸縮性」「速乾性」に優れているように思う。ゴルフのパンツ(ズボン)デザイン重視(物によっては2万円もする!)で、まだまだ登山用に比べて機能的に劣っているような気がした。

「耐久性」については、実際に、山で転んだり、遍路歩きで毎日のように、汗をかき、そして転んだりしながら、毎日洗濯してみないと(本当のところは)解らない(実感としてない)が…それでも、購入時の肌触りや伸縮性(触ったり、引っ張った感じなど)は非常に優れているように感じた。

石井スポーツという山専門店としては、最もメジャーなお店に行ったのだが、他の小物は何となく…ホームセンターとか、場合によっては100円ショップにも売っている物で代用できそうなものも沢山あったが、ズボンやレインウェアなど、主力商品については、安価で品揃えも豊富なような気がした。

さて、今日は、もう一つ嬉しい事があった。朝方、早く起き過ぎたこともあって、以前から四国遍路の先輩方でHPを開設している方のHPを見ていて、信頼できると思った方が自分なりに何人かいるのだが、最も好きなある方に失礼ながらメールをしてみたところ、夕方自宅に戻ったら、その方から2通もメールの返信を頂いた。「初のお接待」のような嬉しさと励ましを感じた。

その方は「登山家」の範疇に入る方だと思うのだが、とても親切にご連絡を頂き、後10日間の準備と、その後の実践(四国遍路)への決意を新たにした一日となった。

明日も頑張ろう!という事で今日はこの辺で。



縦走で感じたこと

2007年05月19日 | Weblog
昨日13時間も歩き疲れて11時には寝てしまったが、昨日の朝の目覚ましが同じ4時になってしまい、結局ウトウトしていたが、6時には起きてしまった。慣れない事で疲れているのに、体はアチコチ痛いが、まあ、致命的な靴擦れ、肉刺(マメ)などはそれ程ひどくなく、健康で丈夫な体に生んでくれた両親に感謝する気持ちである。

さて、昨日の縦走の時に、ICレコーダーをズボンのポケットに入れて、各ポイントの通過時間や、途中思ったことをブツブツと独り言のように録音しながら、また途中の電話で用事などを記憶するためにも、いちいちメモを出して書くのが面倒なので、持って歩いてみた。

これは非常に有効だったと思う。以前、車で通勤していた時に、車の中で浮かんだアイデアや備忘録など様々なことを、運転中急に車を停めてメモをすることなど不可能な訳で、まして歳とともに忘れやすくなってきて、ICレコーダーで録音する癖を付けたことがあったのだが、これを利用しようと思い、机の引き出しの中から出してきて、昨日初めて持っていったのだ。

そのレコーダーのメモが1日で33件あったので、今朝、これを聞きながら、PCにメモを書き取った。ほとんどは、昨日の最後のブログのポイント毎の通過時間だったので、実際のメモは10軒程度で、後は、昨日のことを思い出しながら簡単なメモを作成した。

以下、私の初めての「独りぼっちの中年のハイキング挑戦」で気がついた事である。

1.急な下りの道はとても滑りやすい。焦ったり、油断したりすると直ぐに転んだり、大怪我をしたりするのかも知れない。人生と同じかも…焦らないでしっかりと歩くことなのだろう。歩き方まではまだ良く分からないけれど…
2.笠山に向う途中の枝道の中で、麦藁帽子を被ったおじさんと会う。麦藁帽子がとても涼しそうな感じがした。麦藁帽子は幅も広く、格好はどうかと思うが、実に機能的、実用的なものなのだろうと、改めて痛感した。遍路笠、これは修行僧など、昔から街道を歩く菅笠だろうが、これも、幅も広く、実用的なものなのだろうと思った。
3.雑木林や枝道など、土の道は、とても歩き易かった。人口のアスファルトや丸太階段とは全く異なると感じた。函館の方や一等三角点の方のHPなどを見ると、昔からの遍路道は歩き易いがアスファルト道などは嫌いだと書いてあったが、とてもそれを実感できたような気がした。素人考えでは、実は、昨日まで、アスファルト道の方が歩き易いと考えていたからだ。実は、昨日の林道(アスファルト)をかなり歩いたが、これに炎天下が加わると本当に汗だくだった…1時間もしないうちにタオルはグショグショだった…ところが、炎天下なのに、雑木林の道などは陽を遮り、とても涼しかった。自然に守られている感じがして、上り下りが苦しくても、とても快適だった。
4.日焼け対策、リップクリームなどは必須だと感じた。昨日は、下着は速乾性のメッシュの半袖に、上に長袖のメッシュの速乾性のランニング用のシャツを着て一日歩いたのだが、25度近い気温で直ぐに汗だくになったが、日陰にはいると直ぐに気温も下がり、また夕方には20度を下回ったのだろう。また日差しの関係で、長袖の方が楽だったような気がする。
5.白石峠に向う時に、鈴を付けたハイカーとすれ違う。熊避け鈴か?何か、持ち鈴(遍路)に似ている? 他のハイカーも鈴を付けている人がいた。最初は何だろうと思ったのだが、「チリーン、チリーン」と何とも優しい響きがして、私も持ち鈴を買って、腰に付けて歩こうかなと思った。
6.雑木林の中など、日差しが入らない時は、帽子を脱いで歩いたり、頭も汗だらけなので、そんな時に、帽子をザックに結びつける、クリップやUカンなど、帽子などを留めるものが必要かなと感じた。早速今週末にも、ホームセンターにでも行って買ってこようと。
7.定峰峠で、峠の茶屋で休憩。その後、お爺さん(といっても65歳位)のベテランハイカーにあっという間に抜かれた~下りのスピードが全く違うと感じた。実力の差だろうが…トレーニング次第で私も慣れるのだろう。まずは慣れに違いないと…負けん気の強さがそう思わされるのだぁ!
8.更にその峠の茶屋で休んでいた時に、バイクのツーリングの人と話す。ここはバイクのツーリングスポットとしても有名らしく、他にも沢山のライダーがいた。私が、まず荷物を置き、ジュース一気飲みした後、私から独りの若い青年ライダーに話しかけたのだが、彼も山も登るらしく、最近の登山用のパンツは高いだけあって、速乾性、伸縮性、耐久性など優れていると教えてくれる。また、登山用のステッキ?はリング(腕に通す奴)があるので、転んでも離れないが、四国遍路の金剛杖は邪魔になる時があるかもと…彼も山登りの関係で四国遍路には興味があると言っていた。非常に参考になった。このような好青年の若い人が、遍路に興味を持ってくれて歩き遍路が増えれば良いだろうにと感じたしだいです。
9.また、この縦走コースで山岳マラソンも行われるらしいとのこと。びっくりだ!これが噂に聞く、「山岳マラソン」なんだと…そうかこんな場所で…と、改めて絶句した。これは走るところではない。歩いたって大変なのに…
10.大霧山で、熊谷から来たというお爺さん(下に車を停めてやまを歩いている)と話す。早く行った方が良いよ!と励ましてくれる。嬉しかった。山は人を優しくしてくれるのだろうか。都会で誰かにすれ違っても、話しかけるだろうか?でも山では、「お先に~」とか、「こんにちは~」とか自然に挨拶される。遍路もそうなのだろう。人生の基本が都会には失われつつあるのかと考える。
11.最後の方に、少なくとも上りの登り方にはだんだん慣れてきたことを実感した。ゆっくり歩幅は小さくとも、あまり立ち止まらず、たゆまず上るコツのようなものを感じられた。ゆっくりしっかりと…登山やハイキングも人生と似ているのかも…などと思った。
12.最後に途中何度もバスに乗るために下山しようかと思った…もう20キロも山道を歩いたんだ。トレーニングとしては十分だろう…とか、もう25キロ過ぎたし、十分だ~とか、でも最後まで行こうと。早出して暗くならないうちに山を抜けられる事が確認できているから頑張れたのも一つの大きな理由なのだが。いずれにしても、早出して歩く事が遍路には、重要なのだと感じた。

いろいろ感じた貴重な体験であった。遍路に役立つと信じたい。





実際の所要時間

2007年05月18日 | Weblog
今日の実際の所要時間と、東武が出している資料に基づく、標準時間との差です。

     標準時間 標準分 到着時間 出発時間 所要時間 増減
小川町駅 6:00
官ノ倉山 1:30    90  7:21    7:31   1:21   ▲ 0.09
笠山    3:40   220  10:47   10:54   3:16  ▲ 0.23
笠山峠  0:17   17  11:18   0:24          0.07
堂平山  0:25   25  11:40   0:22        ▲ 0.03
剣ケ峰  0:15   15  11:59   0:19          0.04
白石峠  0:15   15  12:10   12:20   0:11  ▲ 0.04
定峰峠  1:00   60  13:15   13:50   0:55  ▲ 0.05
大霧山  1:05   65  14:55   15:05   1:05    0.00
粥新田峠 0:25   25  15:27   15:30   0:22  ▲ 0.03
二本松峠 0:55   55  16:07   0:37          0.18
皇鈴山  0:20   20  16:27   0:20          0.00
登谷山  0:20   20  16:48   0:21          0.01
釜伏峠  0:20   20  17:05   0:17        ▲ 0.03
寄居駅  1:40  100  18:50   1:45          0.05
------------------------------------------------------
     12:27                  1:15   ▲ 0.15

標準時間は(疲れないで?普通に歩いたら?=きっと…)12時間半程度で42キロをというものだと理解します。

私は、休憩は1時間15分=多分、実際は1時間半位で、トータルは、11時間半~12時間程度でしたので、まずまずなのでしょうか。

いくつか今日勉強になった問題や課題は、明日ご報告します。

今日は寝ないと…(疲れました!)

外秩父七峰縦走ハイキング完歩42キロ!そして感想…

2007年05月18日 | Weblog
今朝6時少し前に、東武東上線の小川町に着き、6時から「激走(歩)42キロ山歩き!」無事完走(歩)しました。タイムは…健脚だと思います。自分なりに…

終着の寄居駅には、19時少し前に到着し、合計13時間、休憩が累計1時間半程度だったと思いますので、11時間半を実質歩き続けたと思います。万歩計の歩数が6万歩を超えました。

自宅からの歩いた距離などを換算しても、強烈に歩いた一日でした。

単に平坦な道を40キロは歩ける自信はありましたが、実は、とても厳しい道(山々)でした。「ハイキング」って…登山だったのね…って感じです。

急な上りで鎖道?(専門用語は分かりません)や、急な下りのロープ伝いや、歩き難い丸太階段(上りも下りもありました)、狭い登山道のような急勾配など、とても小さな子供を連れて「ハイキング」では不可能な行程だったと思います。

正直何度もリタイアしようと思いました。足が重く、息が上がり、下りの道の辛さが過酷なものだと思い知らされました。

でも、とても様々な経験となりました。非常に有意義だったと思います。

詳細な記録を取りながら歩いたつもりなので、これからまとめてみようと思います。が…とりあえず、今日はバテバテなので、週末にご報告します。

ではまた明日。

明日は外秩父七峰縦走ハイキングにチャレンジ!

2007年05月17日 | Weblog
3時過ぎに、先日落札した「ノースフェイス」のザックが到着。落札の時はサイズが30ℓかなと思ったら、実際に到着したのは恐らく40ℓサイズのものでした。色は(写真はオークション時に当然ありましたが、よく予想外のものがあるので)予想通りでなかなか渋い…大は小を兼ねるので、機能的にも全然問題ないと確信し、恐らく定価18000円前後を送料込みで7000円弱で購入できたことに満足する。

さて、夕方から天気が良くなったので、池袋東武百貨店と時間があれば、神田の石井スポーツなど登山用品専門店に行きたいと、外出しました。

東武百貨店池袋の8Fの登山用品売り場で目的の「外秩父七峰縦走ハイキングコース」ガイドブックを入手!(無料)定員さんが、今若手売り出しのウェイン君(外人の日本語ペラペラの好青年)に似ていました。感じの良い青年でした。いろいろ教えてもらって、彼も、2年がかりでこの「外秩父七峰縦走ハイキングコース」を歩破したそうです。

???

2年がかり?結構ハードだったそうです。1年目は途中でリタイアし、バスに乗って下山したそうで、実は結構ハードなハイキングコースだそうです。

東武東上線の小川町に7時頃着き、そこから10時間で歩ければ、「超健脚」だそうで、割と詳しい資料がありました。面白そうです。

今週末の土日は、土曜日が天気が悪そうなので、明日、急きょ、いろいろな用事をクリアすることにして(笑)、早朝からチャレンジしたいと思います。

結果はまた!

ハイキングすらしたことが無いのに・・・

2007年05月17日 | Weblog
今日、東京の天気は不安定である。朝から小雨だと思っていたら、先ほどから雷雨に見舞われている。昼前に、昨日届いた香川県のインターネットで購入した遍路用品の支払いのために近くの郵便局に行って戻った途端に大雨である。
今日は、夕方から雨が上がれば、また今日も少しでも歩こうと決めていたが、さてどうなることか。

昨日、今話題の(一部粉飾決算が見つかったという)ブックオフで、「空海の風景」司馬遼太郎(中央文庫)を探したが見つからなかった。かなりマニアックな本なのであろうか?しかし天下の!?司馬遼太郎の著書である。まあ今週末までには正規の書店なら見つかるだろうと、ブラブラと立ち読みをしていた時に見つけた古い(2004年5月号)の「新ハイキング」という雑誌のトップページに、東武鉄道が主催?する「外秩父七峰縦走」という、初心者のハイカーでもチャレンジできそうなコースが紹介されていた。

東武東上線の小川町駅から、7つの山々を登ったり降りたりしながら、一日で約40キロ以上のハイキングコースのことだった。年に1度春先に大きな大会もあるらしく、参加者は数千人にもなるような、立派なハイキングコースのようだ。

昨日の夜にインターネットで検索をすると、様座な個人のページがあり、300Mクラスから800Mクラスの山を次々に一日で歩破できるものらしい。相当の健脚で朝8時から夕方5時位まで、また初心者はどこでもリタイヤできるように、東武バスが、ポイントポイントで下山しても、小川町まで戻れるバス便が設定されているようだ。

詳しいパンフレット兼案内地図(1/25,000)が、出発地の小川駅か、東武百貨店池袋などに置いてあるらしいのだ。週末にでも是非もらってきて、来月初旬の出発前に、一度歩いてみたいと思う。

四国遍路も、遍路ころがしと呼ばれるいくつかの難所と呼ばれる標高の高い位置に存在する寺があり、標高900Mを超える雲辺寺やこれらに近い標高の寺もいくつかあるため、登山はおろか、ハイキングすらしたことのない私に、山の上り下りができるのかというのが一番の不安なのだ。

丁度良い!是非、来週一度チャレンジしてみよう!と思った次第です。

納経帳とか事前購入のものが届きました!

2007年05月16日 | Weblog
今日、一昨日の夜にインターネットで注文した詠智会という遍路用品と取り扱っているインターネットショップの商品(11,100円分)が無事届きました。

昨日のBlogで書いた商品ですが、だんだん現実味と後に引けない思いが募ってきました。早速。白衣を洗濯し、着易い様にと洗濯機で洗いました。またそれぞれの重量を測り、重さを確認し、またお経の練習を開始しました。経本はとても良くできたものだと思います。また納め札には、これから事前に、丁寧に名前や祈願など書いて準備したいと思います。

1 納経帳 2,000 1 2,000
2 白衣 2,400 1 2,400
3 雨合羽 1,500 1 1,500
4 輪袈裟 2,000 1 2,000
5 山谷袋 2,500 1 2,500
6 納め札 100 1 100
7 経本 600 1 600
8 念珠 3,800 1 3,800
9 持ち鈴 1,500 1 1,500
合計          11,100

さて、今日は家の用事が様々有り、夕方になって歩きのトレーニングに向いました。先日書いた「キョリ測β」版(http://www.mapion.co.jp/route/)を使って今日の予定を立て、26キロを5時間ちょうどで歩きました。

まだ、先日ヤフーオークションで落札した中古のノースフェイスのザックが届いていないので(明日届く予定)トートバッグに少し重めの荷物を入れて、歩いてきました。

今日は、靴下の二枚重ねのパターンを変えて、シューズを慣らしましたが、シューズの上部(ミドルカットの上部、クルブシの当る部分)がまだ硬く…右足の外側のクルブシが痛かったのですが、なんとか、ほぼ1回の休憩(10分弱)で26キロを5時間で歩くことができました。

明日、間に合えば、ザックに相当量(現実的な荷物の重量)を入れて、トレーニングを続けたいと思っています。

また、これまでもかなりインターネットのHPで様々な先人(歩き遍路の先輩方)のHPを拝見してきましたが、また新しいファンになるような先人を発見しました。北海道の方で、登山を愛好する方ですが、まだちょうど半分を読みきったところですが、この方の人柄や「健脚」には驚かされるばかりです。

また、奥様を3年前(この四国遍路=2004年秋)に亡くされた後に、そのご供養も兼ねて参られた方ですが、とても参考になります。
http://sakag.web.infoseek.co.jp/henro33.htm

様々な先人の方に負けないよう、私も頑張らなければと意識を新たにした一日でした。今日はこの辺で。