蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

ブリゴジン死亡か 搭乗機墜落、ロの関与示唆

2023-08-25 19:48:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年8月25日 9/24

ロシアの軍事会社ワグネルの創設者プリゴジンが、自己保有のジェット機が爆発して、乗員10名程度と共に亡くなったと報じている。
誰の頭にも思い浮かんだように、プーチンによる暗殺と見られているようだ。
そのプーチンは、空ぞらしく遺族に哀悼の意を伝えたとのこと。

プリゴジンはプーチンと同郷の友として、プーチンに協力してきたとされている。
今回のウクライナ侵攻に協力して来ていたが、ロシア軍内部から届くべき食料や兵装などが滞り、それを不満として、モスクワに反転進行するに至り、プーチンはこれを裏切りと判断すると激怒した。
一旦は、ベラルーシ大統領ルカシェンコの仲裁で、双方が納得手打ちしたのだったが、ロシア内部でプリゴジンの人気も高くなり、また個人資産が膨大であることにプーチンは大きな不満を持ったと報じられていた。

今回の爆発により、ワグネルの総司令官ドミトリー・ウトキンも同乗して死亡したと見られている。
また、プリゴジンが高く評価していたスロビキン航空宇宙局総司令官も解任され、プリゴジン派と思われる人材は一掃されたとみられる。
ワグネルの弱体化は早急に進むだろう。

プーチンに反抗する者は殺害され、協力者であっても、意に反する者も許さないと言う面が強調された結果となった。
一般的には、ますますプーチンの恐怖政治に反抗する国民を増加させプーチンの孤独化がいっそう進むように思うのだが、おそらく遠くない日に結果は出るだろう。
意に背けば死では、ロシア正規軍でも命懸けの戦闘に向かいたいと思うだろうか?
大義、正義が根底に有ればこそ、家族や同胞を守ろうと思うのだと思える。
ナポレオンやヒトラーのために戦った結果は、歴史的に証明されている。
プーチンが、ナポレオンやヒトラーより魅力的だろうか?
戦争好きの単なる小男にしか見えないのだが?



牧野富太郎 功績今再び 県内の足跡追い生涯学ぶ

2023-08-21 23:29:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年8月21日 14/22

暑いですねえ。
植えてから40年物のモミジが枯れました。
我が家も考えられないような植物の状況になっています。

植物と言えば、日本の先駆者は一番に名が上がるのは牧野富太郎でしょう。
もっとも、シーボルトのような博物学からアプローチする方法は、廃れてはいますが、無いわけではありません。

東北植物研究会の上野雄規氏は、自分のフィールドである白石市の中央公民館に、東京大学総合研究博物館准教授の池田博氏を招いて、NHKTV「らんまん」のモデルになった牧野富太郎の業績を紹介する講演会を開催した。
250名という、大勢の参加者で盛況だった。

上野氏が仙台野草園の園長だったこともあり、また市井の研究者として、牧野と同時代の地元白石の齋藤四郎治の研究成果を上野氏が再発掘して世に紹介し、大きな反響を得たことの報告など、多彩な講演会になった。

また、七ヶ宿町の「水と歴史の館」に於いては企画展「『牧野富太郎』が名付けた七ヶ宿の植物」を11月19日まで開催している。

牧野が高知県で発見した「ヨコグラノキ」の北限が七ヶ宿町であることを、同町にある貴重な植物などと一緒に紹介している。


動物臓器移植 指針策定へ 安全性確保へ体制整備

2023-08-18 14:09:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年8月18日 3/22

臓器移植に拠って助かる生命がある。
臓器提供する側の脳死などを待って、適合するであろう患者へ、ドナー側の臓器を移植して、亡くなる生命を減らして、より長い生命を与えようとする医療行為である。
問題は適合する提供する臓器の少なさだ。
これを回避するために、人間以外の動物の臓器を利用出来ないか?と計画され実施されてきているのが、無菌培養で育てた豚の臓器移植である。
そして一定の成果を得られるところまで進化してきている。

中国で行われているウィグル人へのジェノサイドは、世界中で大きな問題となっている。
あるいは、アメリカを始めとする欧米などでも同様のことが行われていると伝えられる。
この主に青少年を誘拐し、生命を奪うに留まらず、残虐の限りを尽くす非人道的行為は、人類が人類としての、モラルをどうするべきであるかの問いにいずれは答えなければならない、究極のテーマのひとつである。
動物臓器移植は、その答えとなるべきひとつである。

動物の生命も人間と同様の生命である。
このような考え方に対する答えは、しばらくは猶予して頂こう。
まず、人間の生命を優先し、あるいは他の方向からのアプローチも行われているから、多角的な事例を積み重ねて、我々人類が到達して得られる結論が出てから考慮するべきである。

豚による臓器移植が多くなってきた理由のひとつは、多く飼育されていて、しかも人間の臓器と大きさが似ているなど、条件が適切に合わせやすかったことが理由であろう。
チンパンジーなどの類人猿を使うことも考えられたが、もっとも大きい理由として、人との近似性による病気の感染など、見過ごせないマイナスの部分をクリアするには、困難が多く存在したと考えられる。

今後も多方面からアプローチは続けられる必要があると思っているが、成功事例が多い豚による臓器移植が主流として研究されるべきであるのは当然の帰結と言って良い。
しかし、イスラム教系の方々のように豚を忌むべき存在と考える場合もある。
柔軟に対応を考えるべきであろう。

このような議論と実際の経緯から、動物臓器移植のための指針を策定して、安全性を担保できるように体制整備を行うことになった。

ロ、月探査機打ち上げ 半世紀ぶり 南極目指す

2023-08-12 16:44:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年8月12日 7/24

ロシアがソユーズによる無人月探査機「ルナ25号」を打ち上げた。
インドが7月14日に打ち上げた「チャンドラヤーン3号」を月南極付近に8月下旬に軟着陸させる予定だが、それを追い越すことができると発表したそうである。
同じく南極付近を探査するとしている。
ロシアは2014年に打ち上げ予定だったが、再三打ち上げ延期されてきていた。
地球に戻る装置は備えていない。
1年間、調査の予定。

アメリカのNASAも南極で水を探す計画と言うが、南極の水をめぐって熱いバトルが勃発しそうである。
そもそも、ロシアはウクライナに攻め込んで、ほとんどの攻撃兵器が枯渇しているのではと予測されているにもかからわず、音を上げていない。
勝手に推測すると、ロシアはソユーズが宇宙に行っていれば、国際宇宙ステーションと行き来するロケットが無いと断ることが可能である。
どんな意味があるだろうか?

次に、ロシアは月探査で何を狙っているのだろう?
ロシアは国家存亡の危機に瀕していると思うが、例えば、現時点で停戦が可能として、ロシアは存続を許されるだろうか?
どのような条件で、ロシアがウクライナ侵攻を辞めるのか、想像がつかないが、ロシアの疲弊とウクライナ侵攻の損害賠償は、ロシア一国が耐えられるように思えない。
プーチン大統領も戦争犯罪者として裁かれねば、国際社会は納得しないだろう。

日本は、この機会に樺太全土と北方四島を含む千島列島全部の帰属を主張するべきである。
あの愚か過ぎる岸田政権が、それだけの事をできる胆力も器量も持ち合わせていないと思うが、日本政府にそのような人材が枯渇しているとは思わない。
有能な外交官を発掘して、発言させるべきだろう。
鈴木宗男の横暴に、なすがままだったロシア方面の外交官に、それだけの知見の持ち主が居るのかどうかが問題だ。
どうも、検索しても上月豊久という大使は、いささか頼りない。

「長時間労働で自殺」 中国人研究者遺族 東北大に賠償請求

2023-08-11 12:56:00 | 日記

長時間労働で自殺

河北新報電子版 朝刊
令和5年8月11日 22/26

中国人研究者が長時間労働で自殺した。
遺族が東北大学に労働契約法の安全配慮違反として1億1350万円の損害賠償を支払えと提訴した。
理系の研究は、過酷なことも多い。
例えば、72時間煮沸とか2週間の継続観察など、通常の勤務などとは全く違う、必要とされる研究方法を取らざるを得ない。
仮眠は取れるはずだが、だからと言ってトイレ程度ならともかく、長時間現場を離れることなど有り得ない。
現在は材料科学高等研究所となった東北大原子分子高等研究機構に勤務した研究員だと言う。
しかし、どれほど急ぎであっても、健康が阻害されるような状況の場合は、当然だが研究をやり直すことにして、中断することはある。

中国人研究者は、研究は中国に持ち帰る。
時には、研究の邪魔をして、あるいは手順などを間違えて、決して責任を認めようとしないなどがあると聞くこともある。
私はファッション関係の中国人の弟子が数年いたが、非常に誠実で、帰国することになったときは、娘が外国に行くような気持ちで見送ったことだった。
だから、個人差は大きいだろう。
彼女は、政府の役人たちがずるくて嫌いと言っていた。
だが、大使館員の数人とは良い関係で、私共に不愉快だったことは無かった。

東北大学としてはどうするのだろう?
これだけ多くの問題が噴出して、自殺の責任は大学にあると、多額の賠償金まで支払うことになるなら、中国人研究者の受け入れは、百害あって一利なし?
一利はあるだろうけれど、一利に目が行って百害は考慮されないなら、日本側は大損である。
大学が独立法人になってから、単視眼的に自分とか大学だけ儲かれば良いと言う風潮になっているのは、残念。
研究内容は、日本と国民に益するものであって欲しい。
また、教育は結果を示しやすい分野とも言える。
政府は、大学などの研究教育機関をもっと大切にして良いのではなかろうか?