蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

「長時間労働で自殺」 中国人研究者遺族 東北大に賠償請求

2023-08-11 12:56:00 | 日記

長時間労働で自殺

河北新報電子版 朝刊
令和5年8月11日 22/26

中国人研究者が長時間労働で自殺した。
遺族が東北大学に労働契約法の安全配慮違反として1億1350万円の損害賠償を支払えと提訴した。
理系の研究は、過酷なことも多い。
例えば、72時間煮沸とか2週間の継続観察など、通常の勤務などとは全く違う、必要とされる研究方法を取らざるを得ない。
仮眠は取れるはずだが、だからと言ってトイレ程度ならともかく、長時間現場を離れることなど有り得ない。
現在は材料科学高等研究所となった東北大原子分子高等研究機構に勤務した研究員だと言う。
しかし、どれほど急ぎであっても、健康が阻害されるような状況の場合は、当然だが研究をやり直すことにして、中断することはある。

中国人研究者は、研究は中国に持ち帰る。
時には、研究の邪魔をして、あるいは手順などを間違えて、決して責任を認めようとしないなどがあると聞くこともある。
私はファッション関係の中国人の弟子が数年いたが、非常に誠実で、帰国することになったときは、娘が外国に行くような気持ちで見送ったことだった。
だから、個人差は大きいだろう。
彼女は、政府の役人たちがずるくて嫌いと言っていた。
だが、大使館員の数人とは良い関係で、私共に不愉快だったことは無かった。

東北大学としてはどうするのだろう?
これだけ多くの問題が噴出して、自殺の責任は大学にあると、多額の賠償金まで支払うことになるなら、中国人研究者の受け入れは、百害あって一利なし?
一利はあるだろうけれど、一利に目が行って百害は考慮されないなら、日本側は大損である。
大学が独立法人になってから、単視眼的に自分とか大学だけ儲かれば良いと言う風潮になっているのは、残念。
研究内容は、日本と国民に益するものであって欲しい。
また、教育は結果を示しやすい分野とも言える。
政府は、大学などの研究教育機関をもっと大切にして良いのではなかろうか?


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