蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

光にそよぐ夜紅葉 ライトアップ 松島瑞巌寺・円通院

2023-10-27 08:00:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年10月27日 15/24

松島の瑞巌寺・と円通院の紅葉のライトアップが、明日10月28日から始まると言う。
宮城県の代表的なモミジ寺円通院の聡明で美人住職の天野晴華住職が始められ、お隣りの瑞巌寺でも行われるようになった。
円通院の紅葉のライトアップは、何度か伺って写真を撮ったが、結果的には天野晴華住職の手の平の上で転がされ、天上の深淵な風景を魅せられる、その意識が強烈に残ってしまう。
天野住職と対抗する訳ではないが、洒落ではなく、天邪鬼(あまのじゃく)を自認する故に、何度も自分の意図する構図で、意図する思いを写真に載せようと頑張って見たが、ことごとく天野住職の表現を追認する写真になって、我が未熟さを思い知らされるのである。

私の末子である娘と1~2歳しか違わない、天野晴華住職の、女性として全盛期である30歳代前半から、紅葉の写真を撮らせて頂きに伺って来たが、彼女の才が勝って、どうしようもなく、彼女の演出通りのテーマの写真になるので、結果は苦笑いになって終わる。
彼女はそれだけ熟知している。
独学で、これだけの演出をするのだから、天性の才能だろう。

この円通院の紅葉ライトアップは、日中の円通院のお食事どころで、まずは天野晴華住職のご尊顔を拝し、雅な料理に舌づつみを打って、その後に瑞巌寺のご宝物を拝見し、夕方の開場を待つのが、楽しみ方の定番である。
ライトアップは瑞巌寺・円通院の両方を見るなら大人は2000円、一方だけであれば1300円。
思う以上に時間がかかるので、風邪などを引かないよう着るものを一枚余分にお持ちになるのが良いと思う。
フラッシュをたいて写真を撮るのはご法度。
もっとも、フラッシュ撮影をしたなら、常連さんたちから強烈に叱られたりするだろうから、居た堪れない。

私は、もし行くにしても、車椅子が必要になるだろうし、介添えが必要になるので、もう気乗りしなくなった。
周りの、他の見物客のご迷惑になりながらでは、若干道が狭い。
肩身も狭い。
動けるうちに、何度も伺ったので、今回は我慢しよう。
それだけ未練タラタラ。(笑)
伺える方は、私の分まで楽しんで来てください。

クマ急増逆手 広がれジビエ

2023-10-22 10:10:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年10月22日 23/26

青森県西目屋村で、今年度のクマの捕獲数は、昨年の7頭の捕獲に対して、今年度は既に60頭に達した。
2020年11月に食肉加工施設『ジビエ工房白神』を立ち上げて、罠にかかったクマの肉を4-5日をかけて熟成して、臭みなどを抜き処理して、食肉として、宿泊施設『白神館』や道の駅『津軽白神』などで販売。
また、レトルト食品にして村内で販売している。

昨年には、今年のクマ急増は予測範囲である。
準備を怠らなければ、災い転じて福となすことも出来るという好例であろう。
白神山地は、元来マタギの伝統があった。
マタギは、余分なクマは神に返すという習慣があったから、慌てて処理が追いつかないなどということには、ならないが、施設の冷凍庫はパンパンに溢れそうな状態だと言う。
このような準備をできる地域は、調整も効くだろうし、自然と人間の共生は掛け声だけの理想論を撒き散らす、ニワカ動物愛護家を気取ることも不必要だろう。
かくありたいもの。

杉田氏投稿は「人権侵犯」 大阪法務局認定 在日韓国人やゆ

2023-10-19 06:59:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年10月19日 24/26

記事によると、大阪法務局は杉田水脈衆議院議員がFacebook、X(旧Twitter)、ブログで、「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」と書いたものが人権侵犯に当たると認定したと言うのである。

当該の投稿などを見たが、チマチョゴリのほうは、非常にだらしない着方で、本物の正当な朝鮮人であればガッカリするだろうと思う。
また、アイヌ民族衣装に関しては、男性だけに許される朱赤の衣装を女性が羽織ったもので、こちらにしてもガッカリするだろう。

いくつか論点にするべき部分があり、それが司法の側は通例に沿うなら明らかに首を傾げるものを、正しいとしている。
杉田水脈議員の投稿は、揶揄(やゆ)などではなく、当然の指摘に見える。

このところの司法側は、例えば数人の日本人を殺傷した外国人を警察が捕えても、不起訴の連続である。
意地でも外国人犯罪者を起訴せずに、野放しにして、日本人をより多く殺せと解き放つようなことが、ある種堂々と罷り通っている現状である。
外国人にとって、犯罪天国の日本と間違った認識さえ与えかねない。

さらに、アイヌ問題にしても、アイヌは先住民ではなく、縄文人が住んでいたところに北方から移り住んできた人々と学説は定まりつつある。
例えば、北海道開拓記念館が発展的改善とか称して、北海道博物館と変更され、偽物のアイヌの歴史を披露しているに至っては噴飯ものである。
札幌市は、特に伊達仙台藩の片倉小十郎を領主とした白石藩から移住させられた人々が辛苦の末に築いた街であり、その重要な資料などを保管展示していた北海道開拓記念館をなぜ記録から抹消しようとするのか、実に疑問である。

穿った見方をすると、北海道道民を日本から切り離し、日本人意識を希薄にして、いずれ分離独立させて中国やロシアに帰属させる思惑を感じてしまう。

いずれにせよ杉田水脈議員の投稿は、やゆなどではなく、事実を語るだけのものだったと思える。
もちろんだが、私同様に単に朝鮮半島由来と思う創作ダンスをアイヌの伝統と称する方々に対する若干の怒りを伴ったものではあっただろう。

アイヌ問題に関しては、北海道在住の医師的場光昭氏の著作に正しい歴史などの詳細が書いてあるので、関心のある方には、ぜひAmazonなどでご購入頂きたい。

また、札幌市に白石から移住させられたのは、戊辰戦争で奥羽越列藩同盟の中心となった白石藩を勝利者側の薩長同盟が根絶やしにして、将来の禍根を残すことを慮った(おもんばかった)ために、過酷な刑罰の意味があった。

防御率 今季もパ最低 東北楽天2023検証

2023-10-14 08:34:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年10月14日 10/28

楽天イーグルスの試合をテレビでさえ見なくなった。
私はどちらかと言えば、好き嫌いが強い方である。
一番の理由は、オーナーの三木谷が嫌いだ。
今季の監督だった石井一久も嫌いだ。
そして、しつこい話になるが、楽天はあの嶋基宏捕手を捨ててしまった。
東日本大震災の非常に辛く苦しい時に、嶋捕手の血の出るような叫びによって、被災地に住んでいる我々がどれほどの力を得られたか、当事者の中の楽天イーグルスは、よもや知らなかったはずはない。
将来、楽天生え抜きの監督となるべき人材を、邪魔者のように葬った三木谷楽天の冷酷非道ぶりに、呆れるより絶望したのだった。
三木谷がオーナーでいるなら、楽天は浮上しない。

今季の投手崩壊の最も大きな要因は、田中将大投手である。
亡き野村克也監督が、「マー君、神の子、不思議な子」のマー君である。
そもそもストレートが走らない。
変化球もせいぜい2-3種類で、威力も無い。
だからといって、代わりになる投手はほぼ皆無。
まだ34歳だと思うが、ここまで酷い状態であるわけはない。
素人判断ながら、肘に故障が再発しているとしか思えない。
おそらくメジャーにいた最終年には故障して居ただろう。
騙し騙しやってきて限界に来たのだと思う。
これではどのチームも引き受けられないだろう。
どうせダメなら、引退も頭にあると思う。
それなら、名医に再診断を仰いで、例えばダメ元でも二年を棒に振る覚悟で再手術はどうなのだろうか?
このまま終わるのも心残りだろう。
恵友スポーツセンター長古島弘三整形外科部長が名医と評判である。
彼に執刀してもらえば、ダメでも諦めはつく。
復活できたなら36歳から最長で6年42歳まではどうにかなるかもしれないではないか。
マー君が人知れず、投手を辞めたとしても、メジャーからの大いなる土産をたくさん持ち帰っているだろう。
末は楽天の監督をやるにしても、本当の意味で投手として燃え尽きてからにして欲しい。

藤井新王座 八冠独占

2023-10-12 09:02:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年10月12日 1/26

21歳2ヶ月の快挙!
中盤で永瀬前王座が勝つと思った。
途中経過の解説もそのように説明していた。
将棋は門外漢だが、長男が幼少の頃に地方の強豪の棋士数人に教えを頂き、それほど面白いものかと、興味を抱いてから動静を見ているが、今回の練習仲間である藤井聡太名人七冠と、永瀬拓矢前王座の戦いは、特別に興味を引くものだった。
それにしても、棋譜内容はちんぷんかんぷんだが、ふたりが同じように盤上を睨み回す様子は、微笑ましくもあり、また勝負の世界の残酷さとも感じて、面白かった。
お疲れ様でした。

藤井聡太新八冠と野球の大谷翔平選手がオーバーラップして見えるのは、私だけでは無いらしい。
時に同様の感想を目にすることがある。
勝負の世界で異彩を放つ2人なので、前人未踏の荒野を開拓する姿が似ているように思うのだろう。
苛酷な世界に身を置き歩を進めて、若くして頂点を極めたそのストイックさも2人の共通点と思い、見えて、どこかシンクロするものに感じているのだろう。

週刊現代によると2人ともに次男坊の7月生まれだと言う。
お2人のお母さんまで似ているとは取材した記者の言葉である。
取材拒否などの否定的な対応や言葉を発するではなく、大谷加代子さんも、藤井裕子さんも穏やかながら言質を取られない気働きのできる女性であるそうだ。
東大に4人の子供を入れました、などと顰蹙を受けかねないような驕りの見える言動など考えようもない。
日本の母はそうでなくっちゃと、私のようなジジイは感激する姿勢である。
私の同学年の唯一尊敬畏敬の念に駆られる、とある大学教授は、母を育てたいと女子大に赴任したことがあった。
まさに女性が育って母となるなら、この親にしてこの子ありと思う理想の家庭を築き、天才はそこから巣立って来るのだろう。
私などは赤面汗顔の思いである。

ひふみんeyeを連載している加藤一二三氏は、かねてから藤井聡太名人八冠を非常にお気に入りだが、言葉が踊るように、今回の王座奪取について書き記した。
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21歳、デビュー7年弱でタイトル総なめですか。藤井8冠、快挙ですよ。明らかに敗勢だった局面で勝負形に持っていく指し回しは、タイトル戦という大きな舞台の中で身につけた「局面を複雑にして粘って、勝ちを拾う」という第3の戦術でした。デビュー間もないころから得意だった「一直線の攻め合い」、対局を重ねるうちに感覚的に体得した「渋い受け」とともに、藤井将棋の大きな柱となっていることが、8冠全制覇の対局で明らかになりました。
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ひふみん興奮冷めやらぬ、大絶賛の観戦記である。
- 藤井聡太名人八冠達成と、好々爺ながらますます矍鑠(かくしゃく)たるひふみんに、大天晴れを贈り、今後の精進とご活躍を祈念申し上げます。
壮絶絶後の名勝負は、語り継がれることでしょう。