「あいたたぁ。」
半寝たきりのキャロママ。
「Aちゃ~ん、靴下履かせてぇ~。」
「はいはい!おばあちゃん、足が冷えるね。」
「なな何だってぇぇぇ~。」
Aめ~、ここぞとばかりに言いやがったな。
もう1回言って見ろ~許さん!
「おトイレ行きたくなったぁ~あいたたぁ~。」
「大丈夫?おばあちゃん、連いて行こうかぁ?」
「おばおばおばあちゃゃゃ~ん。」
言ったな言ったな、又今言ったな!
おばあちゃ~~~ん。
「A”~~~~~。」
「あはは~お母さん声だけは元気やね!」
そうそう口だけはお元気! やなくて~人をばあちゃん扱いしやがって~。
でも、ほんとおばあちゃんだわ。
顔洗う時も腰が曲げれないから、水だらだらこぼすし。
パンツもやっとこ履いてる~。
でも、お口だけはじぇんじぇん元気~~~ぃ。
だってね~あの伝説の『おツマばあちゃん』の孫ですも~ん。おツマばあちゃんシリーズ
お時間のある方は見てね。
しか~し、Aめ!このつけは...
「お母さん、今日夜ご飯作ってあげるわ。」
「え~、Aち”ゃ~んありがとう~。」
「だから~、声だけ元気!つ~の。」
キャロママ、頑張って冷蔵庫の残り物でカレーでも作ろうと思ってました。
そこへ、思いもよらないAからのお言葉。
キャロママ、涙が出そうでした。
この子は爆弾を抱えてるけど、ほんとは優しい子なんです。
福祉大を目指そうとしただけの事はあります。
キャロママ、おばあちゃんになっても大丈夫そうです。
「弱火でちゃんとかき混ぜんと焦げるよ~。」
キャロママの不安をよそにAちゃんカレー出来ましたよ。
美味ちそう~。
「うん!Aちゃん美味しいわ。」
「ちょっと甘口やね~。あんた何入れた?」
「さぁ~何でしょう?」
「はちみつ?まさか砂糖?」
「残念!みりんでした~。」
「みみみり~ん?カレーにみり~ん?」
「そして~牛乳!留めに~お母さんのジュース!」
「って、それ紫の野菜ジュース?」
「うっわ!紫カレーになるやん!あはは~。」
何とも奇想天外のAちゃんカレーでした~。
変な物食べさせられなくて良かったです。
でもさすが料理の鉄人を目指しただけあります。
キャロママのバナナカレーよりよっぽど美味しかったです~。 バナナこれ蛇道です。
いつも訪問ありがとう~。
「お母さん、私福岡で就職するから宮崎には帰って来ん。」ち~~~ん。
はぁ~?るいこばあちゃんの介護は?
Aちゃ~ん、るいこばあちゃんお口チャックしとくから~帰って来て~。