シュー兄、お疲れ様…

F１ブラジルGP　劇的な最終戦でタイトル争いが決着！(ISM) - goo ニュース

お疲れ様、シュー兄
いろいろあった最終戦だけど、やっぱりあなたの走りはすごい。
ちゃんと走らせてあげて欲しかった…

昔は彼の事が嫌いでした。
いわゆるアンチシューマッハ。

感情が無い、というか表に出さない走り。
セナと対極にいる存在。
大のセナファンであった私にとって、アンチシューマッハは当然の結果。

それが一夜にして、一瞬にして崩れた出来事があった…。

いつだったかな。
ハンガロリンクだったかな。
レース後の会見で、記者からの「セナの記録に並びましたが…」
塗り替えました…だったかもしれないけど、確かそんな内容だった。

その質問に彼は、涙を見せた…。

それを見た瞬間、なにかが崩れた。
彼も人間だったんだな。
ただ感情を押し殺し、自分をコントロールしていただけだったんだ、と。

シュー兄もセナのファンだった。
そして、セナを追いかけた。
追いかけていた目標が、突然目の前から消えた。
1994年のイモラ…。
その後は、無理矢理F1の全てを背負わされる事になる。

そのプレッシャーの中、どん底にあったフェラーリを常勝軍団に建て直し、７度のドライバーズタイトルも取ってみせた。
やっぱりこの人は、偉大なレーサーだった。

打ち立てた記録は、とにかくすごいの一言。
塗り替えられなかった記録は、鉄人リカルド・パトレーゼの出走回数くらいではないだろうか。

今はゆっくりと休んでもらいたい。
きっとこの人も将来、F1の世界に戻ってくるでしょう。


さて、まだ早いかもしれないけど、来年はどうなるんだろうか。
ライコネンのフェラーリ移籍。
アロンソのマクラーレン入り。
琢磨の残留。
日本GPの新開催地、富士。
またまた、変わるレギュレーション。

書き出したらキリが無いな…
エキサイティングなグランプリである事を願います