ランニング*モーニング娘。×

ハロプロ一桁78.7%最前60.8%
   2004~一桁89.7%最前71.7%
 

フランス レポ

2010-07-04 01:38:29 | 海外ツアー
フランス・パリで行なわれている世界最大規模の日本のポップカルチャー・フェスティバル<ジャパン・エキスポ>に、モーニング娘。が登場した。<ジャパンエキスポ>では初となる有料コンサートとして7月2日に開催されたモーニング娘。のライヴには、フランスのみならずヨーロッパのファン4000人が集結。現地ファンからの“KAWAII”という言葉とともに、モーニング娘。初のパリ公演は大成功を収めた。
2008年には中国、韓国、台湾で単独アジアツアーを敢行し、翌2009年にはロサンゼルス公演を成功させたモーニング娘。。今や世界各国にファンを持つ彼女たちだが、ヨーロッパでライヴを行なうのは、今回が初めて。このような状況もあり2010年の<ジャパンエキスポ>では、モーニング娘。が一番の目玉として注目され、開催前からパリの地下鉄には彼女たちのヴィジュアルを用いたポスターが数多く掲載されたほどだった。
ライヴ会場には、フランスのみならず、近隣諸国からも大勢のファンがかけつけ、開演前からメンバーのそれぞれの名前を呼ぶ歓声や、「モーニング娘。! モーニング娘。!」という大きな声援が起こる。それもそのはず、フランスには、いわゆるモーニング娘。のような、個性的な衣装に身をつつみ、笑顔で歌って、エネルギッシュに踊る若い女性グループが皆無。現地のファンにとっては何もかもが新鮮で、彼女達の登場を前に気持ちが昂ぶってしまい、抑えきれないのだ。
そしていよいよメンバーがステージの登場し、曲がスタートすると、会場内はとてつもない興奮の嵐。ステージから放つ8人のパワーと、それに負けないオーディエンスの熱気。普段の日本国内で行なっているライヴイベントとは人種、国籍、そして言語すら違うファンたちからの声援にメンバーもまた大興奮の笑顔を見せた。
MCではそれぞれが「メルシー!」と、ファンに応えつつ、頼りになる我らがサブリーダー・新垣里沙が開口一番「みなさん、こんにちはー!」と、大きな声で呼びかける。すると、会場からはその何倍ものボリュームで「こんにちは!」の声。序盤からのコール&レスポンスに、喜びの表情を浮かべた新垣は「フランスでの初めてのコンサート! 今日はめいいっぱい楽しみたいと思います! 宜しくお願いします!」と挨拶した。さらに光井愛佳は、「みなさん、日本は好きですか? 私はフランスの街並みが大好きになりました。今日は1曲でも多くモーニング娘。の曲を覚えてもらえるように心を込めて歌いたいと思います。」と、中国出身のジュンジュンは「中国出身の私が、日本を代表するモーニング娘。の一員として、フランスで歌う機会を頂きました。音楽に国境はないんだ! って実感しています。」など、メンバーそれぞれが意気込みを語る。言葉はうまく通じないかもしれないが、それでもヨーロッパのファンたちには、彼女たちの嬉しいという気持ち、想いは伝わったようだ。
この日モーニング娘。は、<ジャパンエキスポ 2010>のテーマ曲「友(とも)」のほか、最新シングル「青春コレクション」や代表的なシングル曲、アルバム曲から13曲と、メドレーを披露。ステージ上のメンバーからはオーディエンスの姿もよく見えていたようで、日本のライヴと同様に、一緒に歌ったり、ダンスの振りを真似するヨーロッパのファンの姿に、“音楽に国境はない”“国境を越えても音楽で繋がれる”という喜びを感じたそうだ。
「始まる前から会場の歓声が聞こえてたんですが、ステージに出た瞬間、鳥肌が立ちました。フランスに来れただけでも嬉しかったのに、フランスのみなさんがこんなにも応援して下さってすごく嬉しいです。私はいろんな国に行きたいタイプなんで、呼んで頂けるのあれば、いろんな国でライヴをやってみたいです!」── 高橋 愛(モーニング娘。リーダー / 終演後のコメント)
以下、ライヴを観た現地のファンや関係者の言葉をそのまま掲載する。特に海外ファンの言葉からわかること。それは日本のモーニング娘。というグループは、音楽という世界共通の言語を使って、世界中の人たちを幸せに、元気にすることができる存在である、ということだ。
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「フランスの音楽は聴かないで、普段から日本の音楽ばかり聴いている。特にハロー!プロジェクトが大好き。モーニング娘。の音楽とダンスがとにかく可愛い!曲が元気だから大好き。」(フランスの女の子・モーニング娘。のPVを観て衝撃を受けてから大ファン)
「今日初めて彼女たちのライヴを実際に見れて、夢が叶った! 本当に素晴らしいライヴだった。モーニング娘。は可愛いし、曲を聴くと幸せになれる。またぜひフランスに来て欲しい。」(フランス人男性・7年前からのファン)
「愛ちゃんの大ファン。歌がすごく上手いし、ダンスも上手いし、可愛いし、オシャレだから大好き! モーニング娘。を知ったのはインターネットのYouTube。去年は日本までモーニング娘。のライヴを観に行きました。イタリアにこんなアイドルグループはいない。元気になれるし楽しい。」(イタリア人女性・20歳・この日のためにフランスまで来た)
「本当に素晴らしいライヴだった。メンバーがパフォーマンスを一生懸命にやっている姿がすごく伝わってきた。そんなメンバーを見ていたら、たくさんの元気をもらって、自分も頑張ろうと思えた。」(アメリカ人男性・2009年アメリカ公演を観て、今回もライヴを観に来た)
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「日本のアーティストを紹介する番組で、彼女たちのライヴ映像をオンエアしたところ、視聴者から歌って踊る元気な女性グループを初めて見たという事で、ものすごい反響があった。(モーニング娘。は)これからヨーロッパに進出できる可能性が充分にあるアイドルだと思う。」(現地のテレビ局、No Lifeで番組の司会を務める浅岡鈴果さん)
「モーニング娘。こそ、が日本のアイドル文化の象徴だと思う。歌やダンスの見せ方、ショーのクオリティーは本当に高い。長年のオファーが叶って嬉しい」(<ジャパンエキスポ>主催者)

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