■ 国際親善試合 |
日本(4-3)ガーナ ・前半31分 ギャン (ガーナ) ・後半 2分 ギャン (ガーナ) ・後半 8分 中村憲剛 (日本) ・後半21分 アモアー (ガーナ) ・後半33分 玉田圭司 (日本) ・後半34分 岡崎慎司 (日本) ・後半38分 稲本潤一 (日本) |
■ 収穫いっぱい オランダ遠征 |
◆ 試合雑感
ガーナはご存知の方も多いと思いますが、試合の数日前に2010年W杯南アフリカ大会を決めた後でのオランダ遠征。
常識的に考えれば、モチベーションなど(お祝いムードもありつつ)それほど高くないのかな?と感じましたが、試合を通じて、それなりに試合になっていた。やっぱり、オランダへ遠征しても相手チームが、ぐ~だらだと何の収穫もないし、先日のオランダもそれほどベストではないでしょうけど、日本にすれば収穫があったと。
余談ですけど、オランダ戦後、犬飼会長が、ドイツとスペイン代表との試合の交渉を(口約束??)してきたという記事を読みました。
Jリーグの秋春制の話で、Jリーグ・ファンなどからはあまり良い印象はないのかな?
でも、その他記事を読む限り、精力的に「動いて」色々と代表の為に頑張っているのは前任者の後期に比べるといいかな?とか。
日本は、前回のオランダ戦からの反省というか、問題というか、それをこのガーナ戦で試したかった。
やっぱり、何よりも、「得点」というのがメイン・テーマで、オランダ戦後の「90分間プレス」に関しては、まぁ現実的な話ではないと・・・(笑)
結果だけ見れば、4-3と勝利。
そして、1-3からの逆転ってのは、「結果」だけ見れば、評価していいと思いますし、何よりも選手達の自信にはなったかな?と・・・。
オランダ戦のように「得点」がないままオランダから帰国していたら、精神的には、あまり良くなかったと思うのです。
もちろん、オランダ戦同様、この日のガーナのモチベーションやコンディションなど差し引いて考えなければならない部分は多いにありますけど、それでも、アジア最終予選の時とは違った類の収穫はあったと思う。
もしかしたら、後日、もう少しクローズ・アップして、この「オランダ遠征」について書こうかな?とか考えています。
この試合での個人的に気になった点をピックアップしてみます。
・試合の流れと決定機
・戦力の上乗せ
・得点と失点について(後日)
・フォーメーションの変更(後日)
■ ガーナ戦より日本の得た事と課題 |
◆ 試合の流れと決定機
前半0-1で日本が負けたまま後半へ突入が試合全体の一つ目のポイントだった。
ところが、GKからキックを1対1で中澤がギャンに振り切られるというショッキングな2点目。
大雑把な言い方をすれば、これが、Jリーグと世界との差なのかもしれない。
ガーナが2点取って、その後、日本が1点返し、2-1となったのが、後半8分。(中村憲剛は、オランダ戦も含め、この遠征で大きく成長・収穫があった選手だったんじゃないかな?。)
これって、普通にW杯で起こり得るようなシチュエーションだと思うのです。1-2で・・・
このまま試合が終わるのか、さらに、突き放されるのか、それとも同点にして、逆転へと行けるのか?
ところが、1-3とさらに突き放されてしまう日本。(W杯本番なら、多分これでゲーム・オーバー)
この時点でガーナとしては、「決まった」と思ったでしょうね。プレーからもどこかルーズというか楽観視した雰囲気が漂っていたし。
本当に、この1-2からの1-3となった部分、GK都築のプレー云々だけではなく、チームとして考えなければならない一番重要なポイントだと思う。
こういう流れは、本大会では非常に大きな分岐点となる。
後半ゴールを決めた中村憲剛もその前に(オフサイドではない)オフサイドになったシーンは決めなければならなかったし、たしか、前半でも決定機があったような・・・
要は、今の日本の実力は、W杯本大会に出るチームの中ではピラミッドの底辺である。
そうそう決定機は少ない。ゴール・チャンスはきちんと決めなければならないし、逆に相手の決定機をいかに減らすか、持ちこたえるか?という部分が重要になってくる。
試合のディティールについては、オシムの言葉ではないが、個々の選手がもっと「考えて」プレーしなければならない。
個人的には、期待も含め、長友は守備でのポジショニング、プレーの判断をもっと考えなければならない。
オランダ戦での3失点目は、長友が最後までフンテラールについていけば防げたかもしれない。また、このガーナ戦でも守備面で注文を付けたくなるプレーはあった。意外と1列前に置いた方がいいような気はしている。
以前、書いたような記憶があるが、左のSBに駒野、その前に長友を配置して、無尽蔵の運動量を繰り出すという手もある(笑)
ポジションの前後も出来るだろうし・・・
◆ 戦力の上乗せ
選手交代で、日本が逆転し、勝利した。
まず、玉田のゴールは良かった。
実は、このゴールって玉田にとって、というよりも岡田監督は気づいて欲しいなぁって思うゴール。1トップで使うより2トップの方が生きると思うし、ドイツW杯のブラジル戦のゴールもそうだったけど、右に流れるよりは左にポジションをした方が断然よい。(後日、ちらっと)
その後、岡崎のゴール。そして、稲本の逆転ゴール。
前者は、この試合前田との2トップだったけども、清水でのプレーは分からないけど、2トップの方がやり易そうな感じはした。
あと、前田。
今後も岡田監督は「4-2-3-1」にしそうな予感はする。でも、この試合を見る限り、「4-4-2」の方が断然良い。
その中で、前線の基点となった前田は、前線の軸として使って欲しい(後日)
後半の立役者となったのは、久し振りの代表って感じの稲本。1ゴール・1アシスト。
多分、岡田監督の中のファースト・チョイスは、「遠藤・長谷部」だろうけど、この試合をきっかけとして、この二人に迫って欲しい。
同じような立場だと、右SBに入った駒野も同様。攻守のバランス、トータル的な評価としては内田よりは一日の長がありって感じはした。
今回のオランダ遠征、「収穫と課題」はあったと思う。
それをプラスへと転化出来るかは、監督の采配であると思うし、選手個々の意識であると思う。
アジアを制したシステムに関しては、正直、行き詰った感は否めない。そろそろ、変化の時期か・・・
最後に、このオランダ遠征で何かと注目の的になっていた本田△こと、本田圭佑。
彼を招集して使うかどうか?また、どうチームに組み込むか?は、岡田監督の判断と手腕によるところでしかない。
極論、中村俊輔を外したっていいと思う。それが代表・監督の権限だからだ。
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他にも色々と今回の遠征については、書きたいことはありましたが、来月の香港(アジアカップ予選)、スコットランド、トーゴまでに書こうと思います。
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まずはというか、監督選びと代表チーム経営をまともにやって欲しい。
会長の仕事はこれに尽きると思います。
>1トップ
ユニバーサルな能力が求められるので、「分担」に慣れてしまった選手には難しいかもしれませんね。
でもサイドアタッカーやポゼッションなど、トータルな人材で見ると避けては通れない道。
個人的には前田イチオシなんですけどね。と言い続けて早10年!?
でわでわByeByePOOヽ(`▽´)/
遠藤 稲本コンビはシドニー時代からやってますし、まぁ問題はない。
やはり前田。トップ下とCFW両方できる希有なプレイヤー。
玉田はでかいFWとやや左側でプレーさせれば問題なし。久保とのコンビはそうでした。
駒野はやっぱうまい。ロングボールをワントラップで縦に抜いた時は、見事。