半年前に奥地の家の「猫の額」を伐採&除草したときは、こんな風だった玄関前が、
冬を越してなにやら青く色づいていた。
ハナニラである。
そうか、ここを購入した直後に草むしりをした際、玄関周りで何かの球根を引っこ抜いたのだが、
その正体はハナニラだったのだな。道理でニラ臭がしたわけである。因みに、ニラと言ってもハナニラは有毒で、食すと激しくお腹をこわすそうである。
何にもなくなったかに見えた「猫の額」も、かようにしぶとく生き残ってるヤツがいることについては、まーた除草しなくちゃいけないのか、と思う反面、次に何が顔を出すのか楽しみでもある。そう言えば、「猫の額」のかなりの面積を占めていたドクダミはいま影も形もなくなっているが、それこそドクダミは刈っても刈っても生えてくる代表選手であるからまた繁茂するだろう。お茶にするからウェルカムである。
それでも、樹はすべて伐採したから、杏(当初、梅だと思っていた)の実を収穫することはなくなった。だから、収穫のために揃えたこれらのグッズの出番は、
ないはずである。この中には、一度も使われなかったものもある。また植えることがないのかって?ない。「猫の額」には野菜を植えて、自給自足に励む所存である。
なお、「伐採したから」と書いたが、正確に言うと、業者さんに「伐採してもらったから」である。ドイツ語で言うなら「バッサイーレン」ではなく「バッサイ・ラッセン」である。ドイツ語で読んでる千一夜物語でも、王様は人の首をはねるのが大好きなのだが、決まって「はねた」ではなく「はねさせた」という表現が使われる(lassenが使われる)。王様は自分の手は汚さないのである。
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