Nice One!! @goo

観たい映画だけしか観てません。今忙しいんでいろいろ放置

『ザ・ロード』 (2009) / アメリカ

2010-07-07 | 洋画(さ行)



原題: THE ROAD





監督 : ジョン・ヒルコート





出演 : ヴィゴ・モーテンセン 、 コディ・スミット=マクフィー 、 ロバート・デュヴァル 、 ガイ・ピアース 、 シャーリーズ・セロン








鑑賞劇場 : TOHOシネマズシャンテ





公式サイトはこちら。











<Story>






文明が崩壊して10年あまり。


空を厚い雲が覆い、寒冷化が進んだ世界には生物の姿はなく、食料もわずかしかない。


生き残った人々のなかには、人を狩り人肉を食らう集団もいた。





そんな大地を、ひたすら南を目指して歩く親子がいた。


道徳や理性を失った世界で、父親は息子に正しく生きることを教える。


自分たちが人類最後の「希望の火」になるかもしれないと。


人間狩りの集団におびえながらも、二人は海にたどり着く…。





ザ・ロード - goo 映画


ザ・ロード - goo 映画

















<感想>





原作は『すべての美しい馬』『ノーカントリー』が映画化もされ、高い評価を受けているコーマック・マッカーシーのベストセラー。 


2006年発表の原作はピュリツァー賞受賞作品映画化ということもあって行ってみました。








たぶんですが、これ、原作であれば相当に読み応えがあったような気がしてならないんです。


というのも、一切、説明がないから。


どうしてこうなった? 何で世界の終末? 何が原因?


ということがまるでわからない。


そのまま物語が進んでいく。








「善き者」「悪しき者」の概念を描きたいというのはわかったんですけどね。


そして、アメリカで秩序が崩壊してしまったら、ああいう風になるんだという見本にもなってましたけど。


世界でもそうなるとは思いますが、銃社会のアメリカでは当然としてそうなるということなんでしょうね。


ただし、人間性が崩壊していく様子などは結構観るに耐えないシーンの連続でね。。








そのなかでも、魂を失わない人々もいるのは素晴らしいことなのですが。


善き者が、あの世の中をこれから生き抜いていける保証もない訳で。


救いようのないストーリー展開で、あのラストは確かに希望があるように見えますが、


それは継続する保証がない。 見ている方もしんどくなってきてしまいます。


それが現実なんだから直視しなさい! と言われればそれまでなのですけどね。。。








個人的には、シャーリーがどうしてその道を選択したのかか知りたかったです。 単なる絶望なのか、それとも夫への失望もあったのか。


とにかく何も説明がない中、それを類推しなさいという展開は、クイズ出されているようで、


それはそれでどうなんだろうかと。


そういう、「まるっきり観客に委ねてしまっている」映画が大好きな方や、


キリスト教の概念に通じている方には、この映画いいと思うんですが、


自分にはあまりにも委ね過ぎのように感じました。














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今日の評価 : ★★ 2/5点











 





























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