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観たい映画だけしか観てません。今忙しいんでいろいろ放置

『I'M FLASH!』(2012) / 日本

2012-08-07 | 邦画(あ行)


監督・脚本: 豊田利晃
出演: 藤原竜也 、松田龍平 、水原希子 、仲野茂 、永山絢斗 、板尾創路 、原田麻由 、北村有起哉 、柄本佑 、中村達也 、大楠道代
試写会場: ニッショーホール

公式サイトはこちら。(2012年9月1日公開)


完成披露試写会に行って来ました。
並んでる時からもういつもの試写会と雰囲気が全然違うんですね。 まず顔ぶれが違う。 女だらけ(笑)
舞台挨拶があるので、いつもよりも早く行ったのですがそれでもかなり並んでた。 おばちゃまたちが車座になって床にダンボール敷いて、大声で笑いながら弁当食べてたのには参りました。。。
列を横切るのにも「すみません」の声をかける人も少ないんですね。 皆さんずんずん押し気味に人の前を横切るので、それって人としてどう?(苦笑) まあいいけど。


上映前舞台挨拶。 登壇者は藤原竜也、松田龍平、水原希子、仲野茂、豊田監督の5名。
舞台挨拶の詳しい様子はこちらでどうぞ。



豊田監督のトークショーは、4月に『モンスターズクラブ』を観た時に偶然参加していて、結構面白い感じだったんで今回もそうかなと。
藤原くんが「豊田監督とずっと一緒に撮りたかった、いい映画になった」と感慨深げにしゃべっている横から監督が茶々を入れ、っそして板尾さんがフォローし、松田くんがぼそっと別のことを言う、みたいな繰り返しでした(笑)
なんつーか、ここの撮影現場の不思議なテンションというのだろうか。そういうのは伝わりました。
水原さんは細い!真っ赤なドレスで可愛かったです。
藤原くんは映画にちなんで教祖様風白の上下だったんだけど、これがまた非常に暑そうで、彼自身舞台に3回くらい引っこんで汗拭いてました。大変だねー。


前作『モンスターズクラブ』を観た時にも感じたんですが、前作は爆弾魔、そして本作は教祖にインスパイアされて脚本を書いたと思うが、元ネタのどの部分がどう映画として反映されているのか、そこがクリアではない。
従って本作も物語自体は至って淡々と進んで行き、教祖様のボディガードとして雇われた3人が、いつの間にか違う役割になっていく・・・ ということしかわからない。
せっかく教祖という題材があるのだから、そこから何かしらの哲学のようなものを出してこないと、ルイがどうして自分の方向転換をしたくなったかが弱くなってしまう。それが流美との出会いだとしたら少々弱すぎないだろうか。少なくとも流美からはルイをそこまで翻らせるようなオーラは感じ取れなかったし、2人のドライブ中の行動も成り行き任せのように思える(そう考えると柄本くんはとっても気の毒な使われ方なのです)。
91分という枠で終わらせているのはいいんだけど、ここまで背景をカットしてしまうとセリフのみでしか判別ができないので何とももったいなく思う。書きこんだら恐らく120分に近くはなっただろうし、話が膨らんで展開もあったのではないだろうか。
例えばこれが『愛のむきだし』ほどではなくても、教団のポリシーなどももっとあればとも思う。
大楠さん、板尾さんの思惑もわかるけど、そこに単に乗せられて流れるがままの松田くんたちの役どころになってしまい、せっかく今勢いがあったり個性派の役者を揃えているのに、そこももったいなく感じる。
走り抜けるように、熱情的に生きることと、沖縄というロケ地とを組み合わせたのはわかるが、そんな理由で勢いだけが前のめりになってしまったような印象でした。


★★ 2/5点





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