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観たい映画だけしか観てません。今忙しいんでいろいろ放置

『コンテイジョン』 (2011) / アメリカ

2011-11-27 | 洋画(か行)


原題: CONTAGION
監督: スティーヴン・ソダーバーグ
出演: マット・デイモン 、ケイト・ウィンスレット 、ローレンス・フィッシュバーン 、ジュード・ロウ 、グウィネス・パルトロウ

公式サイトはこちら。


これも暮れに慌てて書いてますが。。。
この豪華キャスト、そしてソダーバーグ監督というのに惹かれて行って来ました。 マリオンとケイト、ジュードが好きなので、それがいっぺんに観れるなんてこと滅多にないじゃないですか。


今みたいに世界が瞬時に繋がる時代、移動が便利な時代、ウイルスや微生物を介して縁のない人と人とが長距離移動を経て接触することも可能となった今、こうした空気感染はいつ起こっても不思議ではない。
近年起こった鳥インフルエンザやSARSなどがいとも簡単に世界中に広がり、人々の間にパニックを起こしたことを思い起こせば、根絶法がないウイルスがある日突然変異で出現して、世界中に蔓延する危険性も十分考えられる。
この事実と、それを取り巻く人間模様を浮き彫りにした作品。


『2012』などのように人間には自分が生き残るためには手段を選ばないとか、『デイブレイカー』のように企業や組織、個人が生き残るために人類を救わず災いを利用するなどのモチーフも当然ながら入っている。 パンデミックが起こったらどのようになるのか、可能な限り予測して表現している。
撲滅しようという姿勢の他に、必ずと言っていいほど脇から世界をパニックに陥れるような現象が起こりうるという予測が、よりリアリティを醸し出す。 ジュード・ロウの役はその典型でしょう。 マスコミの報道も十分その要素を持ち合わせている。


とにかくキャストが豪華というのはこういう時に効果的で、それぞれのエピソードがきっちり描けてる訳なんですね。
特に私がいいなと思ったのはやっぱりケイト。 彼女の献身は捨て石になってしまうのだけど、それでも果敢に尽くす姿勢が切ない。 
人間の責任感や良心の代表が彼女だとしたら、対極の無責任や無自覚はグウィネスの役かもしれない。 帰国したその足で向かう先は本来の所ではない。 そしてその行動も感染拡大を結果的に招くことになる・・・。 無自覚とは恐ろしいことだけど、それが無自覚であることすらも人間は気がつかない。 そもそも自分が原因で知らなければ、その事象に無関心なのが当然であるのだけど。
そして2日目からの始まりもうまい。 さて1日目は? と忘れた頃に取りだすところなんて手品のようだけど、これが事実なのかもしれない。 とんでもないものを観てしまったようで、これも今年の印象に残る1本になった。


★★★★☆ 4.5/5点






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2 Comments

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どこから感染が始まるか、 (ボー)
2013-02-26 22:12:22
…なんて始まってみないと分からないものなのでしょうね。

ケイト・ウィンスレットさんの役は、いいですよねー。
あ、点数が高いのは、好きな俳優が多いせいもある?
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ボーさん (rose_chocolat)
2013-02-27 17:50:29
>どこから感染が始まるか
そして誰しも自分が、もしかしたら感染源とは思ってはいない恐怖なんでしょうね。
そこの所が興味ありました。

>点数が高いのは、好きな俳優が多いせいもある?
ここだけの話、そうかも(小声)
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