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『キツツキと雨』 (2011) / 日本

2012-02-22 | 邦画(か行・さ行)


監督: 沖田修一
出演: 役所広司 、小栗旬 、高良健吾 、臼田あさ美 、古舘寛治

第24回東京国際映画祭 審査員特別賞受賞作品

公式サイトはこちら。



昨年TIFFのコンペで来てたのは知ってたんですが、舞台挨拶もあってチケ取りが激戦になると予想、一般公開まで待ちました。
審査員特別賞受賞作品、期待して出かけまして、そして期待通りだったのがうれしい。


役所広司さん。 押しも押されぬ日本を代表する俳優ですが、自然と役が大きい作品が続いてます。
今回の役が木こり(って今も言うんでしょうか)ということで一般人なので、彼の演技がそれに対して大きすぎたら違和感出るかもしれないと思ったんですが、そうではなく自然体だったのがこの映画に非常に合っています。
役所さんに限らず本作を包み込んでいるのはこの「自然体」な雰囲気。 小栗くんも木こりの同僚たちも、さらにロケーションとなった土地も。 雄大な自然のなかでのんびりのんびりと繰り広げられる、映画撮影隊と現地の人々との交流の温かさが沁みる。


妻を亡くしてからは淡々と生活をするだけだった克彦。 そこに現れたのが幸一が監督を務める撮影隊の一行。
なんとなく依頼されたエキストラだったり現場整理だったりするけど、なぜか幸一や周囲に影響を与える存在になっていき、いつの間にかその場になくてはならない人物になっていく。
「自分が人に与える影響」についてはあまり意識しないことが恐らく大多数の人はほとんどなのだろうけど、その人の存在がいつしかなくてはならないものになっていき、いない時に存在感が改めて感じられる人物。 役所さんは克彦を絶妙なバランスで演じ切っていた。
また対する幸一も、克彦との交流の中で、自分の自信のなさを持て余してしまう現状から恐る恐る抜け出していく。
沖田監督曰く、「幸一は自分の投影」ということで、いろいろな俳優さんに囲まれる中で成長したご自身を描きたかったのかもしれません。
「絆を作ろう!」という空気が多い中、自然体で交流することの心の深みを描きだし、悠然とした風景の中でしみじみと感じさせてくれた作品でした。



★★★★☆ 4.5/5点




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高評価! (メイマーム)
2012-03-05 14:51:20
すごい!★4.5つけていただき、ありがとうございます!!役所さん、ああいう演技まで、さすがですよね。小栗君も、全然かっこよくない役を(笑)上手く演じていてよかったです。レンタルになったら、また観てみたいです。
メイマームさん (rose_chocolat)
2012-03-05 23:20:50
すごく自然と調和した雰囲気が良かったですね。
ゾンビ映画も一見安易な感じでいながらも、いろんな効果があってよかったです。
旬くんも面白かったね。
遅くなって・・・ (悠雅)
2012-03-09 16:28:41
ごめんなさい。
役所さんがよかったですねぇ。これくらいの、いい意味で力が抜けた感じが心地よかったです。

きっと監督ご自身か周囲の人の投影または集合体かと思っていたのですが、
もっと都会のスカした奴かと思っていた監督は愛すべき青年で好もしく、
岸さんと徐々に打ち解けてゆく感じも無理なくて、
わざわざ台詞で説明しないけど、いろんなところでとっても嬉しくなってしまう作品でした。
悠雅さん (rose_chocolat)
2012-03-10 21:47:42
役所さん、引き算な演技もよかったですよね。
心が通い合っていくというか、自分の居場所を見つけていく作品でもあったと思うんですよね。
それもうれしくなる要因でした。
役所さん (latifa)
2013-07-20 14:27:44
高得点ですねー!
なんか嬉しいな。
私もこれ、結構好きだったんです。
人によっては、退屈に感じてしまうかもしれないけれど・・・
役所さんは、いつも主役か、脇役でも濃~い役どころが多い中、本作ではアクを消した自然な演技で、林業おじさんになりきっていて、やっぱり上手いんだなぁ~と思いました。
latifaさん (rose_chocolat)
2013-07-20 17:07:30
私もこれ好きです。
爽やかなんですよね。終わり方もそうですし。

>本作ではアクを消した自然な演技で
私も彼は濃くない演技が好きですねえ。

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