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セイネンキレジェンド5話

2024-01-12 07:19:10 | 小説セイネンキレジェンド


水泳部には自由形のクロールと平泳ぎと背泳ぎの3種目があった。直也は入部したての頃はクロールの選手であった。これがまた学年上の選手でも追いつく事は出来なかった。本来なら直也はクロールの選手として大会に出るところだろう。しかし水泳部では背泳ぎが出来る選手がいなかった。背泳ぎの選手に手を長く挙げたのが直也だった。そして直也はクロールの選手でも追いつく事が出来ないスピードで間もない背泳ぎの選手となった。なぜ直也は水泳部に入部させられたのか、それは父と母の希望でもあった。駆け足が出来る頃には家族同士で海や川で遊んでいた。そして父のサーフィンボードの上に乗っていた。直也にとって興味津々の景色がそこにあったのだ。直也は自然と海や川での泳ぎ方を学んでいた。それだけではない幼いながらに自然の中から浮力というものを漠然と身体で感じていた。海は川よりも浮力があり海と川には流れというものがある。しかし流れは海と川では浮力に違いがあった。川は普通に流れるが海では海上は海岸に流れるが海の下で水平線に向かって動いているという事も直也は気づいていたのかもしれない。どうしたら波の中で泳げる事が出来るのか好奇心によって直也は学習していたようだ。直也素質というものが目覚めたのは努力をして身につけたものであり努力の末に身につけた力を父や母は認めていた。本来なら素質とは言えないだろうが創られた努力しての素質だったのだろう。この3種目の選手がいなければ市町村の水泳大会に参加する事は出来なかった。この直也が背泳ぎの選手になった事で通う小学校は市町村の大会に参加する事が出来るようになる。それだけではない直也の存在は他の選手へも影響を及ぼし「ライバル」という観点で他の選手も泳ぐスピードを上げて行く。市町村小学生水泳大会で初出場で優勝を果たすのだ。この時をもって直也の存在感が教師達の中で見直される事になったばかりでなかった。特別学級の生徒へのいじめもなくなり直也は喧嘩をする事が無くなったという。直也の素質を知り気付いたのは久美子だった。次には両親、優子、真一、仲間達、教師達の順番だろう。


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