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第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー7話

2020-12-12 10:41:43 | 第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー


天候は晴天、風もなくいくらか涼しい感じの日、幼少期を卒業して桜並木を通り青少年期の学校の入学式には和服や私服を着た姿の母親と向かうスーツ姿や私服の姿の生徒達と直也の姿や幼少期と同じように見たことのある遊んだ事のある友達の学生とその母親の姿もあります。幼少期からの仲間と呼べるのは気持ちを伝えあえる友達は数人ですが、青少年期の学校の入学式で真一の姿もあり再会もありました。そして真一はスーツ姿で真一の母親はドレス姿で体育館での入学式に来ていましたが、言葉を掛ける事もなく会話もしませんでした。青少年期の学校の入学式では、まだ顔つきは変わりませんが友達の誰もが成長し身長も伸びていました。あとは友と呼べる知ってる友達、遊んだり遊ばなかったり家族の事情で遊ばなくなったりと色々様々です。青少年期の学校に入学式では、少しずつですが新たな保育園や幼稚園に通っていた生徒達が集まると、まずスーツ姿や私服の姿の生徒達の会話から名前を聞いたり教室は何処かとか様々な会話で盛り上がります。直也や友達の幼少期では幼稚園に通っていましたが、幼稚園の近くにある保育園に通っていて近くの駄菓子屋で遊び知り会った友達もいたようです。入学式では新たに付き添う母親同士の会話もはずみます。
この頃の母親達は、群れをなして日頃からお互いの子供の事を電話で話し合ったり母親同士の個別の集まりやPTA等で子供の事を相談しあったりしていました。父親の言う事よりも母親の言う事は、間違いなしという感じです。教育には父親よりも母親同士で話し合い、各地区の子ども会と連携をとりながら教育方針等を決めていました。むしろ、子供の事には父親はあまり関わらず、母親に叱られれば、父親は優しく接していた家族が多かったのかもしれません。でも最終的決断は父親だった様で、その決断は母親がなんと言おうと絶対的なものでした。母親ではわからない部分があり、それを父親が補う役割だったようです。入学式前に体育館でが、椅子に座り青少年期の学生になった友達が集まれば集まるほど活気ついていきます。
「クラス別々じゃん、クラス一緒だね」
「端と端じゃねぇか、先生にどうにかしてもらうか?」
「それは無理だよ」
クラスが一緒か別々かの話等が、生達は体育館の中で飛び交います。入学式は最初は周囲を見回しながら誰がいるか興味津々でしたが、時間的にはずっと座ったまま、入学式は静かなもので、うとうとしながら入学式を迎えました。壇上で話をする校長先生、壇上に上がって答辞をする生徒、どれもこれも眠くなりパイプ椅子に座りっぱなしでお尻がいたくなります。直也達が通う青少年期の学校は、何とまぁ1クラス45人で10組まであった青少年期の学校はマンモス学校と呼ばれていました。直也の仲間と呼べる学生はと言えば、8組と10組の2クラスにおさまっていました。友達とか知り合いは10クラスの教室にばらばらです。
「ラッキー、みんな一緒とかわりないじゃんか、なぁ、直也」
直也は、何人かの友達に声をかけられました。学校の先輩達は入学式後の1年生にらみをきかせています。それに気づいた友達は、静かに顔を合わせないようにしていました。その雰囲気を見てか直也はメモをまわします。入学式が終わると直也は友達みんなに声をかけました。
「そうだなー、みんなで助け合おうぜ!」
直也のメモと声かけに、静かにしていた生徒達は笑顔で直也を見つめていました。そのことで直也は先輩達から標的の一人になりますが直也にとっては全く関係ない事であったのです。幼少期の幼稚園とは違い青少年期の学校では先輩後輩の上下関係がハッキリしていて、その事を考えると直也は気のない返事をします。この頃の青少年期の学校では、喧嘩の絶えない、かつあげ上等の先輩達は何人かのグループで、いじめたりする標的にする相手を探しているのです。転校生の生徒、目立つ生徒、おとなしい生徒、付き合いのできなそうな生徒は、まず標的にされる様でした。そんな事は誰もが知ってるはず、でも自分というものを持っていない生徒は、何もできず言いなりになるしかなかったのです。青少年期の学校の教師達は入学式からしばらくの間、生徒達を見守りを強化しますが、一部の生徒は何がしらの標的にされてしまうのです。直也には、そんな事は関係なく自由な言動と行動、先輩後輩の上下関係は全く気にしない、いつまでも自分の意志を変えられない生徒でした。
「今年の夏も、波乗り行こうぜ、なぁみんなー」
直也の一言が友達らの心に響いていたのです。
直也は友達らを勇気づけたあと、直也は久美子と離れた環境に慣れなくて、珍しく沈んだ顔をしながら久美子の事を考えます。
「どうしたんだろう」と久美子を気にする直也でした。
友達らは、そんな直也の事など気にせず、手を組んだり、おんぶに抱っこ、幼少期の頃の様に今まで通りの様子です。
「いつもどうりで行こうぜ!オレたちは自由なんだ、何も気にすることはねぇよ!」
久美子のことを一瞬忘れた直也のこの自然な一言の叫びが、まわりの生徒達に更に「勇気」を与える事になっていきます。もうすでに直也達は先輩の標的になるのは、まず間違いありませんでした。標的にされるとわかっていながらも、あえて「自由と勇気」というものを表に出していたのです、それは他の友達を守るためにでした。直也もいじめの標的になっていたのですが、しかしそれを克服していく強気な直也の性格でした。青少年期の学校の1年生になると国語や算数や美術や体育の授業を受ける事になり、自宅で学習ドリルで復習予習をします。国語では50音のひらがなとカタカナや漢字を書く授業で漢字は最初に自分の名前を何度も書きます。算数では九九の掛け算や足し算引き算を学んでいきます。美術では絵画や粘土で自分が思う事を表現する事を学びます。体育では鉄棒では逆上がり前回り跳び箱では何段まで飛べるかラジオ体操は毎日続けます。そして学校のグランドでは50メートルを何秒で走れるのかを競い合います。
「幼稚園よりも授業が多いよ、復習予習もあるし」
幼稚園からの友達の生徒達は誰もが思った事でしょうが、しかし直也と優子は幼少期の幼稚園の年長時期で学んだ事があり、そして真一も何処かで学んだようで何も問題はなく授業を受けていました。青少年期の学校の義務教育で小学校は6年間では、幼少期の頃の幼稚園より3倍の通学路を歩って約20分、親には時間通り帰って来るんだよと言われ、直也が自宅を出ると会えないと思っていた久美子が立っていて直也に声をかけていました。
「行ってらっしゃい。直兄ちゃん」
「なんか呪われてるのか?乗り移られてんじゃねぇの・・・オレ」
「直兄ちゃんのバーカ!早く、行きなさいよ、遅刻するわよ」
「あれ?幼稚園に行ってないのに、今どうしてんの?」
「うん、自宅じゃなくて、今は叔母さんの家にいるからね」
「そうだったのか?知らなかったよ、そうか元気そうだな、もう会えないと思ってた」
笑顔が消えた久美子を見て不思議な出来事だなと直也は思っていました。直也は気になっていた久美子に声をかけられながら、指定された通学路を通り青少年期の学校へ向かいます。幼少期の頃の時に行動範囲が広くなっていた友達らは20分が面倒くさくて近道を見つけていました。幅が狭い遮断機のない踏み切りをわたり県道バイパス下を通り青少年期の学校へ向かう裏道を通り通学する事ができます。友達のみんなにその話をすると、横から青少年期の学校で同じクラスになった子が、こんな事を言っていました。幼少期の幼稚園の頃から一緒で直也を気にしていた小幡優子から声を掛けられます。
「ねえ直也、気をつけた方がいいよ、あそこの踏み切りで、何人も事故起こしてるみたいだから」
「え?そうなのか?まあいいや、オレ達には関係ないからな」
「でもよ直也、オレラはいつも一緒に登校しょうよ」と直也に言います。
ちょっと友達たちは、少しびびったようで、直也は電車が来なきゃわたればいいさくらいに思っていたようです。
青少年期の学校1年生なった友達は遮断機のない踏み切りを通る前には、自宅が近い子達がいて、毎朝、直也が来るのを待っててくれました。
「お、待っててくれたのか?赤信号みんなで歩けば怖くないよな」と友達に直也は声を掛けます。
「ハハハ、そうだよな、直也の言う通りだね」と友達は直也の一言で安堵したようです。
そして、青少年期の学校に辿り着いた後で教室内では、クラスの担当の教師が教室に入ってきてホームルームで生徒達に挨拶などの声を掛けた後から授業が始まります。
「何でだろう、真一の姿が見つからない」と直也には気になっていた事がありました。
それは青少年期の学校の入学式にはスーツ姿の真一の姿はありましたが15分の休憩時間に直也は全ての教室内を見ても真一の姿はなかった事でした。今日の日や次の日もこんまでと毎日同じ朝を迎え、母親の一言、久美子の一言、1メートルほどの遮断機のない踏み切りをわたり友達と共に学校へ登校します。青少年期の学校へ通いはじめて数日後、しばらくすると転校生が来るらしいと全ての授業が終わるとクラス担当の先生は生徒達に言いながら帰り際に話していきました。
「転校生って誰だろう?男性か女性か?どんな生徒か?」と興味津々のクラスメイト達は思っていたようです。
そして1週間が経つと授業前のホームルームで先生が入ってきて、転校生の話を紹介しはじめます。
「これから、転校生を紹介しますね、さあドアを開けて入ってきなさい」
「はいわかりました」という言葉の後に教室のドアを開けて転校生は入ってきました。
「加藤真一君です、皆さん宜しくお願いしますね」
「ボクの名前は、加藤真一です、今後とも宜しくお願いします」と真一は生徒達を見ながら頭を下げ言います。
「なにー、アイツ、この組に入るのか」
一人の友達が、ビックリした顔で叫びます。
「転校生って、真一かよ」
直也も驚きを隠せなかったのでしょう思わず立ち上がってしまいました。教室の窓際の席に座る直也の席は後ろから2番目、直也の後ろの席は開いています。
「よぉっ、お前らのクラスに入るとは思わなかったぜ」
真一は、直也だけでなくクラスメイトを見回し、黒板に自分の名前を書きます。
「席は、開いてるあそこだ、お前らなんだ知り合いだったのか?いいか問題は起こすなよ」
先生は、直也の顔を見ながら、直也の席の後ろを指で刺して、真一の席を教えます。
「よろしくな、みんなー」と真一は直也の顔を見ながら笑って言います。
おそらくクラスメイトの殆どが生意気なヤツって余計な事件を起こさなければいいとも思っていたのでしょう。
「直也よ、今年の夏も波乗り行こうぜ、なぁ」
後ろの空いた席に座った真一は直也の耳元でささやきました。
「うるせいなぁ、オレとおまえを一緒にするなよ、事件起こすなよ」
直也は真一に一言忠告をして、窓の外のグラウンドを見ていると後ろの席では、真一も直也と同じ様に窓の外のグラウンドを見ていました。
「おい真一、オレと同じ行動すんなよ、くそったれが」と直也は真一の姿を見ながら言いました。
「お前もよ、オレと同じ行動すんなよ、バーカ」と真一は直也に言葉を返していました。
「真一、おまえ転校生だから先輩には気をつけろな」と直也は真一に忠告します。
「オレ、気にしてねえよ、喧嘩上等だから」と真一は直也に答えます。
転校生の真一は強気な性格で直也と同じような強気な性格でした。


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