オペラ座にあるという、
「La Danse」
この彫刻を見てこよう!
今年オペラ座のホテルに泊まったのだけど、
この辺りは日本人の目当てのスリとかうじゃうじゃとかいう
報道をいっぱいきいてたから、
オペラの前はなるべくそそくさと通りすぎたし、
シャガールの天井画とかゆっくり中を見学したのは何年前か?
で、正面にあるというのがこの彫刻。
Jean Baptiste Carpeax (1827-1875)の作。
このカルポーという人の彫刻はなかなかすごい。
特に有名なのは、このオペラ座の 「La Danse」と
「Pêcheur à la coquille」(貝を手にする少年) と、
この 「Ugolin」。
(ウゴラン、日本語ではウゴリーノの表記)
子どもたちと牢に幽閉され、
餓死していく子どもたちから
死んだら自分たちの肉を食べてくれと懇願され
肉を食べたというダンテの地獄篇の話からとった題材。
怖いでしょう?!
イッてる目と口だよね・・。
後に続くロダンが大絶賛して、自分も同じテーマで彫った。
カルポー自身も精神の病に侵されたようで
フローベル (「ボヴァリー夫人」の)
自分と相通じる感情や狂気を敏感に察知したのだと思う。
一枚目の 「La Danse」も、
楽しいだけでなく、実はなかなか手強い作品らしい。。
完成当時は、スキャンダルの渦!
裸の女性が踊り狂っているということで
激しい批判を浴び、
インクを浴びせられたということ。
でも、コンポジションも秀逸なら
内なる感情の表現という点でも
新しい時代の先駆者なんだろうな。
こういう作品が、人ごみいっぱいの場所にあるなんて、
教えてもらわなければ
やっぱりわからなかった@
もし興味があったら、探してみてください。
で、
いつまでたっても進めないのだわ、
「カルポーの 『La Danse』を語れ」 という
今週の宿題。。
パリでは大事な作品が人混みと混じって置いているの?
次回はお財布しっかりガードしてじっくり堪能してきてね。
大気汚染による劣化を避けるため
オルセー美術館にあるようです。
パリの街では、見逃していることが
きっといっぱいあるんだと思います。
それにしても、「作品を語れ」とは、酷な宿題だ、、、!
このところ記述の宿題いっぱい。
でも今回、まるまる一枚!?
ひょっとして、フランスのリセの哲学の授業みたいかも。。
明日のミュリエルのほうの宿題これから
(量は少ないけれど)。。
この頃ブルジョワさん以外の宿題は、
出されたことも忘れていて、
その場になって焦ります。
こんなんで。。