旅をするrommy

山も旅も私が私でいられるためのもの。
そんな嬉しい気持ちがいっぱい詰まったrommyのブログです。

御嶽山ぐるりっぷVol.3~御神水を胸に下山編~

2011年08月21日 | その他の山歩き

 

週末はあいにくのお天気ですね。お菓子を作ったり、読書をしたり・・・こんな休日もたまには良いものではないでしょうか。

クマ五郎家は相変わらず元気です 

7月の御嶽山のレポが途中だったことを思い出し、PCを立ち上げました。たった1ヶ月近く前のことなのに、もう随分と時が過ぎてしまったように思います。

それでは、続きをどうぞお読みください。

 

 

7月30日(土)/31(日)長野県・御嶽山(3067m)】

Vol.1月の門、日の門編はこちら 

Vol.2桃色のコマクサ編はこちら をどうぞ♪

 

 

五池小屋の夜は更けていき・・・みなさんお疲れだったのか、カモシカ永井さんと山画新内太夫さん以外は早々に寝てしまい、

2人からいろいろな山歩きのお話をお聞きした。

お二人に比べたらrommyなんてちよちよ歩きのひよこも同然!

話を聞きながら想像力を働かせるも、

幸いなことにこれだけ一人で出歩いているにもかかわらずそれほど怖い目にあったことはなく、

(あ、でも富士山の落雷事件は死ぬかと思った!)

(あ、初めての山歩きで意識が飛んだことがある。その時rommyがオバケにとりつかれた説が流れ大変だった。うわごとのように何かをしゃべりながら歩いていたらしいが本人は全く記憶ナシ。)

お二人の話をドキドキしながら聞いていたけど

布団に入っているおばちゃんににらまれ、すごすご寝床へ。

 

翌朝、ご来光を見ようと目覚ましを4時にセット。

 

寒い中根気強く待ったけど・・・

 

 

不発

 

だけど、朝食を済ませ出発の準備をしていると、朝日が眩しく顔にあたり、

 

サンダルのまま  ダッシュ

 

 

晴れゲット~

 

 

その後、継子岳を目指す。

 

そして昨日に引き続き、ライチョウくんもゲット~

 

やっぱり

「食ぅ~」(←北欧じゃ食べちゃうらしいけど

あ、いや違った。

「くぅ~」

ってかわいらしく鳴いていた。

 

今にも閻魔様が出てきそうな地獄の針の山を通り抜け・・・

 

 

継子岳に到着

 

 

どうにかこうにかもっていた天気も急に雨が降り始め、急いで雨具を着る。

と、何故か止む。

おかしい。。。

そして着ると止む。

「マーフィーの法則」ですねっ

 

 ここから高天原を通り、お花畑が広がる四の池へ。

そういえば高天原っていろんなところにあるんだね。

一番有名どころは、雲ノ平の高天原だけど、あの温泉サイコーだったな。

またいつか行けるだろうか。

 

途中、開田中学校の道標があった。

なぜ?こんなところに?

不思議に思い、後でネットで調べたら、

開田中学校でコマクサの保護観察をしていて、毎年登っているんだって。

今年、登ったときコマクサの盗掘を見つけて悲しかった、というような記事が。

 

盗んだ登山者に聞かせてやりたいわ!!

 

ままそんなrommyの怒りは置いといて

 

 

四の池からは大滝が見れるということなので、ちょっと覗き込んでみた。

 

幻の大滝と地図には書かれ、

4段80mあるのだそう。ロープウェイからは見えるんだって。

 

 

 

クロユリを探したけれど残念ながら見つからず・・・

 そのかわり、ちびまる子ちゃんに出てくる花輪君みたいな髪型のチンクルマがいっぱい。

みんなおんなじ方向に毛が流れてるのが、なんとも可笑しい。

ダイコンソウも満開。

 

三の池では白装束の方たちが水を汲んでいた。

Satoさんに聞くと、ここの池の水は「御神水」と言われなにやら体に良いらしい。

水を汲んで上がってきた信者の方にお話を聞くと、

「ここの水は絶対腐らない。」

「体の悪いところが治る。」 らしい。

だけど、悪い心(たとえばたくさん汲んでいって一儲けしようとか、よこしまな思い)があると、

不思議なことに汲んだ水が下に着くころには空っぽになってしまうんだって。

 

ははあ。わかりました。

腹黒rommyは封印して、クマ五郎さんのために水を1リットル汲んでいく。

信じる、信じないは自由だけれど

だけれど、心の拠り所にはなる、と思う。

 

 

前日、何も見えなかった賽の河原をまた通り、今回は二の池に寄る。

まだ雪が残っていて、白くたちこめる霧とエメラルドグリンがなんとも神秘的。

日本最高所の高山湖なんだって。

 

 

さあ。今回の山旅も終盤。

なつかしの場所にまたやって来た。

前日見えなかった山頂も今日はくっきり。

 

 

 

 

 

 

 次はいつ来れるかな。

何度も来ている御嶽山だけど、今回は隅々まで見て回り、新しい魅力をたくさん発見することができた。

一緒に行ってくださったみなさん、本当にありがとうございました。

 

 

 

     今日も読んでいただき、ありがとうございます。

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6 コメント

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お礼 (カモシカ永井)
2011-08-23 10:48:38
御嶽山お付き合い頂き有難うございました。
お父さんと同じ歳の、山画新内(蕎麦)太夫さんも私もrommyさんとの登山がこんなに楽しいものとは・・・。
年中行事にしたいと思いますので、又来年宜しくお願いいたします。
夏山もあっという間でしたね。高い山はもう秋色に変わりつつあります。
返信する
あっという間ですね (さと)
2011-08-23 21:36:00
rommyさんともいっぱいお話でき、楽しかった山歩きからもう一ヶ月も経つんですね、まったく早い早い
前々回の記事を拝見して、ご神水を汲んでいたrommyさんのご主人の為にと言っていらした言葉の重みを今更ながら思います。
気持ちに一区切りつくまで、つらかったでしょうね。
「山は逃げない」そして人生も山道を歩くようなものですね。
でも苦しいときは無理しないでね、ちょっと立ち止まって息を整えればまた進むこともできるし。
rommyさん、応援しています。

返信する
Unknown (ai)
2011-08-24 00:10:22
違うコースから登れば、同じ山でも新たな発見がありますよね! rommyさん達が登られた御嶽山は、私の知らない世界に溢れていました☆
このコース巡ってみたい ^^

どんな時も、お互いを思いやる気持ちに溢れた
rommyさんご夫妻を心から応援しています。
返信する
カモシカ永井さんへ☆ (rommy)
2011-08-27 20:53:51
こちらこそ。
御嶽山は本当に楽しかったです!
今日は久しぶりに夏空が戻り、
まだ8月だったんだ、ということに改めて気がつきました。
夏が終わるのは早いですね。
年中行事とは嬉しいです。是非!

先日、小さな決断をしました。
実は引率でで3日間沖縄に行く予定だったのですが、
クマ五郎さんのことを同僚にきちんと話し、
引率を変えてもらいました。
仕事に家庭のことを持ち出したら、
甘えになってしまうような気がして悩んでいたのですが、
留守中になにかあったら一生後悔すると思い、思い切って上司に相談したんです。

こうやって一つ一つ鎧を脱いで、肩の力を抜いていくとちょっとずつですが、ラクになったように思います。(でも、これってやっぱり甘えなんでしょうか・・・)


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さとさんへ☆ (rommy)
2011-08-27 20:59:47
さとさん、ありがとうございます。
病気のこと、ずっと友達や職場の人に言えなかったり、
両親にはもちろん心配かけると思い、悩みを打ち明けたこともなかったので、なかなか受け入れることができずにいました。
だけど、人に話すことで私たち夫婦のことを客観的にも見れたし、
話すことで気持ちが整理されてきたように思います。
クマ五郎さんはいつでも前向きで、私を気遣ってくれて・・・それに対して私は嘆いてばかりでそんな自分がすごく嫌いでどうしようもなかったんです。
それを周りの人が助けてくれました。
温かい言葉、本当に嬉しいです。

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aiさんへ☆ (rommy)
2011-08-27 21:06:14
aiさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
御嶽山には何度か登っていたのですが、
本当に今まで知らなかった御嶽山の魅力を味わい尽くすことができました。

ピークを踏むだけが山の楽しさじゃないってこと、いろんな山の楽しみ方を知ることができました。
私もこれからはガツガツ登るのはしばらくお休みして、
のんびり近くの山やお散歩を楽しもうと思います。

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