四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

濃厚ミルクの街

2010-12-24 | Weblog
濃霧、 この冬初めての濃霧、 薄暗い町全体がぼかされてぼんやり浮かび上がっている。 灯りが瓦斯灯のように淡く、仄々と燃ええるように辺りをぼんやり照らし、 霧の多い異国の街風景を描いている。 町全体を優しく抱擁する濃霧・・・ ひと時の暖かさが深入り珈琲を濃厚ミルクで溶かしている。 濃霧の街 いつもの町が一枚の絵になる 濃霧の世界 描かれるのは幻灯の風景 町は霞み 深い霧に覆われたピンぼけの一枚 . . . 本文を読む
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白と黒で構成された模様

2010-12-22 | Weblog
トーン、 昨日の晴天が嘘のようにかき消された今日の空、 消し炭色いや鉛色、モノトーンの空が天空一面を覆っている。 そのせいか辺りは暗く、明るさが一向に見えて来ない、支配するのは荒涼とした色彩に彩られた風景。 彩がこの闇を解れるのを静かに待っている。 その待ち時間は長く、少しの時しか経っていないのに寒く、冷たく感じるのはやはりこの空色のせいか。 白&黒 私の好きなモノトーンの世界 構成の白 無垢 . . . 本文を読む
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この冬初めての霜

2010-12-21 | Weblog
霜、 外に出ると寒い。 夜半からの冷え込みが霜を降らせ、セピアの枯れ草を白く蔽っている。 寒さの中に痛みを感じるのはこの冷え込みのせいか、そう思いながら歩いていても意外と寒くない。 風が吹かないと街の中は暖かく寒さもそう苦にならないが、それでもしばらく歩くと素足の指先が痛い。 この痛さ、どう表現したらいいかな・・・旬の柊が刺さる痛さ。 霜 雪の変わりに霜か・・・ どうりで寒い筈である 私が触れ . . . 本文を読む
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鉛空の中に最後の12枚目を読む

2010-12-20 | Weblog
消されて。 青空が、津波となって押し寄せた寒気に消され、空一面が消し炭の空になっている。 そのせいか天空が暗い、重い、寒い・・・ 部屋の中に居ても、隙間から見えない寒さの族が忍び込んで来て、 前後左右から私の体と心を甚振る。 暖かくならない体、崩れるように失われる温もり、 空をみつめるだけでも寒い、そう思う冬の鉛色、 この色、この重さ、雪が舞いそうな空かな・・・「ああ・・・寒い」冷めかけの珈琲を口 . . . 本文を読む
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この季節ほど温もりが愛おしく感じるものはない。

2010-12-17 | Weblog
寒い朝である。 東の空がオレンジに染まって美しい夜明けを見せている。 寒い、でもその割には風も強くなく、いつものあのグイ・・押してくる強さが感じられない。 そう何かが足りない、何だろう・・・そうかあの締め付けるような冷たさが感じられない。 吐く息も白い煙となって昇る事もなく、素足の指を締め付ける冷えも感じない、 穏やかな晴れの一日になりそう。 温もり この季節ほどこの言葉が魅力的に感じることは . . . 本文を読む
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