大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

菜月クライシス

2006年10月17日 22時14分48秒 | 映像作品
ここはジャリュウ一族アジト、そこでは久々の新作大邪竜が建造されていました。邪機竜グランド、それがそいつの名でした。その姿は、両肩に大型火器、背中に戦艦の艦橋を付けたティラノサウルスとでも言うべき代物でした。どうやら、その艦橋にスーツアクターの頭や上半身が入っていると思われます。両肩に大型火器って言うと、往年の傑作“未来戦隊タイムレンジャー”のブイレックスを彷彿とさせる所ですが、背中に艦橋を付けた恐竜…ゲッターロボのメカザウルス ダイですか?そんな視聴者のツッコミも知らず、有限会社ジャリュウ一族のワンマン社長ことリュウオーン陛下は調整に余念が有りません。なにしろ邪機竜と名づける位ですから特別製の大邪竜、しかもグランドにはゴードムエンジンが搭載されていたのです。それもその筈、グランドはクエスターの技術提供により建造されていたからなんですね。しかしゴードムエンジンを持ってしても、グランドを完全に起動させる事は出来ませんでした。おそらく特別製すぎて、ゴードムエンジンでは出力が足りないのでしょう。“レムリアの太陽さえあれば!”と悔しがる陛下、レムリアの太陽とはズバーンを生み出したレムリア文明のプレシャスで、絶大な力を秘めたエネルギー炉だそうです。しかしレムリア研究ウン百年のリュウオーン陛下でさえも、その在処は掴めていなかったのです。だったらレムリア人に聞けばいいと提案するクエスターですが、彼らは十万年以上前に滅びた筈と吐き捨てる陛下。しかし、ガイはこう言いました。

“なんだよ竜のおっさん、気付いてなかったのかよ?”

所変わってサージェスミュージアム、そこに知人の唐物屋さん宅から菜月ことイエローが帰ってきました。そこでなにやらお土産を貰ってきたみたいですが、いつも陽気なイエローにしては様子が変です。そんな時に高岡からの緊急連絡が入りました、町でクエスターが暴れています。本来の目的から外れますが、取り合えずボウケンジャー出動!

ボウケンジャーとズバーンが現地に到着すると、そこにはクエスターだけでなくリュウオーン陛下までいました。クエスターと手を組んだ事を追及された陛下は、目的の為なら悪魔とでも手を結ぶと言い返します。そこで気を悪くしたガイが、“悪魔じゃなくてクエスター!”と口を尖らせます…どうやらガイ、このクエスターってコンビ名を気に入ってるみたいですね。まぁ、あのネーミングセンス最悪のガジャさまにしては、改心のヒット作ですからね確かに。しかし三人の目的はブラックとイエローの拉致であり、それをあっさり果たすと撤退してしまいました。

二人を確保した陛下は、ブラックにイエローをどこで見つけたかを問い質します。そういえば最近はあまり触れられていなかったのですっかり忘れてましたが、イエローってブラックがボウケンジャー入りする前にとある遺跡で見つけた、過去の記憶を持たない素性の知れない小娘でしたっけ。“その場所にこの小娘の手掛かりがある”という聞き方をし、過去を知りたがっているイエローに真理的揺さぶりを掛ける陛下…実はイエローが普段から身に着けていたリング、それはレムリア文明に縁のある品だとクエスターから聞いていたのです。陛下の目的はあくまでレムリアの太陽ですが、それを隠しイエローの過去を知るチャンスだと教えます。おお、なんか冴えてるぞ今回の陛下…まぁ大方レイの入れ知恵でしょうけどね。これまでイエローの面倒を見てきたブラック、そのイエローが念願の過去を取り戻すチャンスです。相手がネガティブとは言え、承諾するしかないブラックでした。

その頃サージェスミュージアムでは、何故ブラックとイエローが狙われたのか皆目見当が付かないボウケンジャー。しかしピンクがふと思い立ち、イエローが唐物屋さんから貰ってきたお土産を開きました。すると中から出てきたのは一体の像、その像はなんとズバーンこと黄金の剣を手にしていたのです。そして手首には、イエローが付けていたリングと同じ文様が。以前唐物屋さんと会った時、イエローはそれに見覚えがあるといわれました。それがこの像である事を思い出した唐物屋さんから、イエローは手掛かりとしてこの像を譲り受けてきたのでした。その事から、ボウケンジャーはイエローが滅び去ったレムリア文明と関係があると知るのでした。

所変わってここはブラックとイエローが出会った遺跡、そこでイエローは陛下とクエスターから自分がレムリア文明の生き残り、それもレムリア王朝の末裔だと聞かされました。あのリング、それこそ王族の証だったのです。しかしレムリアが滅んだのは十万年以上も前の話です、何故イエローはそれまで生きながらえてきたのか?それはこの遺跡に眠るレムリアの太陽がイエローの延命装置として機能していて、それがイエローの成長及び新陳代謝を超低速にしていたのです。

そしてさらなる手掛かりを求め、イエローが眠っていた遺跡の地下へと降りる一行。そこにあったのはイエローが眠っていた棺、そしてレムリアの太陽でした。しかし…冒頭でお話したとおりそれはレムリア文明のプレシャスです、そんな大事な物がなんで“無造作に地べたに転がっている”んだ!?レムリアの太陽をゲットして大喜びする陛下をよそに、イエローに真実を語りだすレイ…イエローは滅び行くレムリア王(ちなみにこの人、かつて“五星戦隊ダイレンジャー”でキリンレンジャー 天幻星 知を演じた土屋圭介氏でした)が、いつの日か未来で目覚めたイエローにこの世を制しレムリア文明を復興させる為に眠りに付かせた、王の意思を継ぎ世界を支配せよと穏やかな口調でイエローに語りかけました。言ってる事は見え透いた大嘘なんですが、その口調の穏やかさからなんかレイがいい人に思えてきました…がその時レイの眼が怪しく輝きました。それによりレイの術中にはまってしまい操られてしまうイエロー…そーいやレイの能力は精神感応でしたね。いやぁ、最近クエスターロボの整備や探索等の裏方の仕事ばっかりやってた上に、戦闘では相方のガイばっかり目立ってるんですっかり忘れてました(´∀`)アヒャヒャヒャヒャ

そしてイエローは何故かキャストオフし、レムリアのお姫様ルックでノリノリです。その時、レムリア文明の力が蘇った事を感知したズバーンに導かれ、残りのボウケンジャーが現地に到着。したんですが操られたイエローはそれをシカトし、陛下の言うがままにレムリアの太陽に秘められたエネルギーを開放しました。この後、第一話よろしく“レムリア文明の巨神レムリア”とか出てくるかと思ったんですが、流石にそれは無いみたいで出てきたのはやっぱり邪機竜グランドでした。まぁ、そうならなきゃ冒頭のシーンが台無しですしね。

いきなり現れたグランドを前に、アルティメットダイボウケンとサイレンビルダーを呼んで応戦するボウケンジャー(尚、イエローの後を追って行ったブラックを除いた面子です)ですが、その前に何故かズバーンが立ちはだかります。レムリアの太陽の影響を受けて云々と言ってますが、いまいち説得力に欠けるのでもう少しフォローが欲しいです。なんとかズバーンを止めようとする高岡ことシルバーですが、当のズバーンはサイレンビルダーに猛攻を加えます。高岡が嫌いだったんでしょうか?まぁ金と銀が戦いあうというのは、私の知り得る限りではキン肉マンから始まりGAROや金色のガッシュ等に受け継がれている伝統ですし、それになにより金の方が格上ですから、ズバーンにしてみては“やめてよね、本気で喧嘩したらシルバーがボクに敵うはず無いだろ”と言った所でしょうか。そして剣に姿を変えたズバーンは、サイレンビルダーを串刺しにしてしまいました…!六人目は弱体化するのがセオリーです、そして去年のマジレンジャーと一昨年のデカレンジャーでは六人目を除き五人全員が強化変身をしたもんだからそれが余計に如実に現れていました、しかし今年は強化変身はやらないだけに少しは弱体化が緩やかになるかと思っていましたが、それは甘い考えだったみたいです。


一方邪機竜グランドの猛攻は凄まじく、砲撃やパワーだけでなく甲板から量産型小型大邪竜“ゾラド”編隊を発進させてきました。益々メカザウルス染みて来ました…ちなみにこの大邪竜ゾラド、以前にも登場しましたが“爆竜戦隊アバレンジャー”の爆竜トップゲイラーのCGモデルが元となっています。ゾラド単体では大した事は無いんですが、流石に次から次へと向かってきてキリがなく次第に押されていきます。そして駄目押しとばかりに、グランドの全身に施された砲門から一斉発射をまともに喰らい、ついにアルティメットダイボウケンは分解、外に放り出されたボウケンジャーはそのまま海中に沈んでしまいました…!

その時です。ボウケンジャーを救い上げるように、海中から謎の巨大メカが姿を現しました!それこそボウケンジャーの隠し玉、巨大戦艦“ゴーゴーボイジャー”だったのです。全身に施された砲門から一斉発射、それにより次々に撃墜されていくゾラド編隊…重機から始まり大型戦闘機に大型消防車、そして最後は軍用兵器モチーフですか。かっこいいっちゃあかっこいいんですけど、なんか全体的な纏まりが無いですね…それに軍用兵器モチーフって言ったら、クエスターロボと被りませんか?

一方ブラックは、ようやくクエスター達に追いつきました。追いついたは良いんですが、一緒にいたレイに操られたイエローに、手にしたズバーンで切りつけられてしまいます。良く見ると服が切り裂かれ胸が見えます、でも特に切り傷は見当たりませんでした。そういえば以前ズバーンが幻獣ゴードラム戦で不貞腐れた時も、殺傷力が極端に低下したことが有ります。察するに、ズバーンは切れ味を抑えたのではないでしょうか?高岡は散々ボコッた上に串刺しにした癖に…思うに、ズバーンはブラックが割と好きなんじゃないでしょうか?だって、黒と金って配色的に相性が良いですからねー、ガオガイガーとかリュウジンオーとか。そんな推測をよそに、倒れ伏したブラックを尻目にクエスターは姿をくらましてしまいました…崖の上、一人残されたブラックの絶叫がいつまでも木霊していました。

次回に続きます。しかし、新ロボ登場話だといつも深く関わってきますな、ジャリュウ一族ばっかり。


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