大きな世界の小さな部屋

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残りオートボット 後編

2008年03月12日 08時43分30秒 | ムービーTF
前篇

最後にご紹介するのは、オートボット“ランドマイン”。


新カテゴリー“オールスパークパワー”商品として開発されたランドマインは、オールスパークの力で劇中に登場した
ビークルから誕生したTFという設定になっており、TFサイズのオールスパークが付属しています。ロングアームは
まだこのカテゴリーが誕生する前の製品&“地球の機械がオールスパークの力でTF化した”のでは無く、他のTF
同様に地球の機械に擬態しているという設定なので、オールスパークパワーには含まれていないのです多分。
それはさておき、全身に配置されたフレーム状パーツが特徴のこのランドマイン、実はかなりハイクオリティな出来栄え
なのです。ただ、膝パーツが外れやすいのが困りもの。


ご尊顔拝見。オートボットなのに、この野球のキャッチャーマスクみたいな強面は流石にどうかと…。
一応、マスクの下に顔があるんですが、なんと目が四つあります!人を見かけで判断しちゃいけない
ですが、流石にこの顔でフレンドリーに接してきてもすんなり受け入れるのは難しいんじゃないかと。
箱裏の英文キャラ設定を斜め読みした私の大雑把な和訳が正しければ、彼はTFとして生まれ変わった後
でも自分はセクター7に所属する身と融通が利かない反面、常に極上の興奮を求め戦いに身を投じる。
目的がそれなので人間を守ろうとはしないが、しかし仲間のオートボットは身を呈して守る頼もしい戦士
なのだそうです。しかし、もしこれで英訳が間違ってたら、ランドマインに取っちゃ名誉毀損もいいトコですな。


可動は非常に良好、ロングアームは恐らくベスト3に入ると言いましたが、ランドマインはそれ以上です。
普通のTFではまず動かない手首と腰は問題なく動きますし、変形ギミックの恩恵で腕関節はなんと5ヶ所もあります!


しかも手の指まで可動する為、合計すると腕だけで9箇所も関節があるってんだから
もう驚く他ありません…。従来のジョイント式手首と違い、物を指で挟み込んで保持
する方式となっていますので、サイズと保持重量さえ合っていれば大抵の物は問題なく
保持できます。


で、その特徴的な手で持たせる武器がこのサブマシンガン。ビークルモード時に装備されている銃器をそのまま手に持っているのでサイズはやや小さめですが、そのディテールは
武器としての説得力に溢れています…ってそりゃそうだ、実在する武器だもの。側面からは弾装が垂れ下がっていますが、これは軟質パーツなので手に持つ際に邪魔になりません。
グリップは二段階に可動し、それを駆使すればビークルモードの定位置に取り付けショルダーキャノンっぽくする事も出来ます。


もう一つ手に持たせるのがコレ。先ほどお話ししたオールスパーク、手の構造からランドマインが持つのに最も
向いていると思います。っつーか、基本的に握り拳がデフォであるTFでは、せいぜい拳の上に載せるのが関の山
で、持っているように見せるのは難しいのではないかと。あとは手が平手のキャラの手に乗せるしか…。でも
置いているだけなので、掴んでいるランドマインとはその安定性は比較になりません。


このランドマインには少し変わったギミックがあり、爪先と踵のタイヤを使うと直立状態
でコロ走行が可能です。ただし、爪先パーツにタイヤが常に接触した状態なので、摩擦に
より期待しているほど早く移動してはくれません。


ビークルモードはセクター7所属の軍用デューンバギー。
劇中後半でレノックス大尉たちが市街地を乗り回していたアレですね。ロボットモードであれだけ
素晴らしい出来栄えだったのに、ビークルモードもロングアームよろしく実にハイクオリティ。
さり気なくタイヤはプラ製では無く軟質パーツ、加えて全てのタイヤにサスペンションギミックが
あるし、運転席後部のボンベまで再現してあるのは、開発者の執念を感じます。流石にステアリング
は切れませんが、そこまで望むのはゼータクというもの。


横から見ると、なんと運転席まで完備という凝り様!
もうこれは簡易バイナルテックと言ってもいいんじゃないでしょうか?


変形シークエンスはこんな感じです。
まず車体両脇が座席も一緒に左右に展開し、車体後部が後方へ展開…。
この時、車体両脇が左右に展開するのと同時に二つの前輪がスプリングで車体
中央にスライドするオートモーフがあります。


車体後部をそのまま真っ直ぐに伸ばし足に、この時に先のボンベとタイヤが移動し爪先と踵を形成します。バンパーは、少し角度を変えて膝当てになりますが、
この時にすぐ下の脛パーツが連動してスライドするオートモーフがあります(左右のパーツ位置を見比べてください)。先の前輪といい、ランドマインのオートモーフ
って地味なんですよね。


両脇を真っ直ぐに伸ばすとロボットモードの腕になるのですが、その際に座席を展開するとロボットモードの手になる
のが面白いです。モチーフを徹底的に昇華した、まさに無駄の無い設計です。


あとはボンネット中央にあるハッチを開け、前方に90度倒してロボットモードの胸部を形成すれば変形は完了です。


事情は分かってる、手ぇ貸すぜアレックス!…ってアレ?レセップスだったか?レッドソックス?

総評としては、ロングアームが神と言いましたがそれ以上の神降臨!
まぁ個人的にはロングアームの方が好みですがそれは置いといて、ムービーTFの頂点に近いその超絶クオリティ、
今すぐ2千円ちょい握り締めてショップへGO!


今回紹介した面子はオートボットという繋がり以外は殆ど関連性が無い、完全に過去に紹介しそびれたキャラの纏めですが、劇中未登場
キャラとなるとそれも仕方が無いです。うーむ。アーシーの可動はちと辛いですが、それに目を瞑れば全部お勧めですー。


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