
今回ご紹介するのは、お馴染みN・E・S・Tカテゴリーより“ブローン”。
ラチェットと違い、今回が初登場となった新人オートボットです。太くて長い腕に短い脚と、マッシブなゴリラ体型が特徴です。そして、背中に背負ったガワも。

ご尊顔拝見…世間ではブタと呼ばれていますが大納得。
しかし、目の下の角ばった部分をへの字口だと思えばそれなりにかっこいいと思うんですがねぇ?
ブローンと言う名前のキャラは過去にもいまして、まず初代TFに登場した日本名ゴング、そしてトランスフォーマーカー
ロボットに登場した日本名ワイルドライド、彼らが海外市場では同名キャラクターでした。ただし、ワイルドライドは正しく
はXブローンでしたが。
で、今回のブローンのキャラ設定はと言うと、司令官の招集により地球へやってきた補充要員で、元々好戦的な性格
だったので今回のN・E・S・T部隊配属を心から喜んでおり、実戦の為に訓練に明け暮れる日々だそうです。そんな彼
に初の任務が与えられ、ターゲットはディセプティコン兵士ランページだそうです。ランページと言えばデバステーター
の左足になるブルドーザーですが、あいつマークされるほど強力な兵士だったのか…。

ふと思い立ち、画像加工でブタっ鼻に見える最大の原因である中央下のスリット二本を消してみました…
するとめっさ男前になりました。

可動は意外にも優秀でして、基本的な関節はもちろんのこと肘と膝が変型ギミックの恩恵で二重関節、腰と手首も回転、脇は
ボールジョイントかつギミックの恩恵でジョイント根元が可動するので、派手なポージングが可能です。本当、よく動きますわ…。
ただし、ガワが干渉しやすいですけどね。それと腕のロール軸が上腕部では無く、肩にあるのが珍しいですね。

武器は両手に持ったハンドガン。バックカードにはデュアルピストルズとありますが、直訳すると二丁拳銃ってトコでしょうか?ラチェットの
EMPブラスターの様な名称は無さそうです。ハンドガンがメイン武器のTFって珍しい。

二丁なので両手持ちがデフォ、単色成型では無くクリアパーツも使っているので、見た目も安っぽさが無く良い感じです。
大きさはヘケヘケの武器よりもやや大きめなので、サイズはそんなに気になりません。

ブローンの特筆すべき点は腕で、太く良く動く事もありハンドガンを使わない格闘アクションなんかもバッチリ決まります。それに、元々
ブローンって筋肉の事ですから。画像のパンチアクションなんか、我ながらかっこいいのが撮れたと自画自賛。ただ、ブローンの体にハ
ンドガンをマウントするホルスターが無いので、これをやる時はハンドガンはどっかに置いておくしか無いのが残念。

ガンナータイプですから、リーコンアイアンハイドから拝借してきた銃器も装備可能。元々大型火器を備えていないブローンですから、こういうのが
とてもよく似合います。

さて話をブローン単体に戻りまして、右肩に三連機関砲も備えております。根元から斜め上に向けることも出来ますが、根元が若干
堅くて融通が利かない感じ。それと欲を言うなら、銃身に回転ギミックが欲しかったなぁ。

ブローンのメックアライブ、もうウンザリ気味ですが穴空き方式…。グレーの肩基部を上にあげると、それに連動して胸部内にある丸いディスク状
ディテールが動きます。ダージで漸くデラックスクラスのメックアライブもこなれてきたと思っていたのですが、この期に及んでまだこの手抜きメック
アライブでお茶を濁しますか。まぁラチェットの太股よりは内部メカが大きいので、そっちよりはまだ楽しめる要素が有りますけどね。

ビークルモードは軍用車、ルーフ部に先の三連機関砲が移動してきているのが特徴です。このブローンもガワ変型ですから、
纏まりの良さは流石。各部にリーコンアイアンハイド同様のパイプ状ディテールが有りますが…?

実はこれ、リーコンアイアンハイドの武器パーツに有ったジョイントと径が同じなので、その武器を取り付ける事が出来ます。
同カテゴリー製品ですから、それを見越して設計されたのは間違いないでしょうね。

変型シークエンス。
車体両側のガワを開き、続いてルーフを斜め後ろに移動させ、ボンネットを真っ二つにわりグリル部を内側に90度回転させます。

斜め後ろに移動させたルーフをそのまま真っ直ぐに伸ばすと、それがブローンの両腕になります。変型させたボンネットを伸ばすと、そこがブローンの
両足となります。この時、三連機関砲を銃口が真後ろに向く様に180度折り曲げます。

足が出来たので直立させると、このような状態になります。

その状態から、腰を180度回転させます。これで殆どロボットの形になっています。

最後に、真上に上がっていた両腕を真下に下げて変型完了です。よく見ると、ハンドガンは手に持ったまま変形しているのが分かります。他のTFは手持ち武器は
一度外して内部に収納するのがデフォですが、ブローンの場合は外す事無く変型出来るのは加点要素です。変形するときも手放さないとは、どれだけハンドガン
が好きなんだブローン。

久々のミクロマンとの比較…ここ最近はミクロマンでは再現できない変型ばかりでしたけど、ブローンは大体再現可能です。
かなり苦しいですけど、こんな感じに変形しています。

てめぇがランページとか言うディセプティコン野郎かッ!怪力ブローンさまは全身が武器なんだぜ?覚えとけッ!
総評としては、ラチェットのついでに買ったのですが大当たりでした。N・E・S・Tカテゴリーは全般的に軍との共同戦線、つまりミリタリー色の強いシリーズです。そんな
中でもブローンは特にミリタリーテイストが濃く、見ているだけで硝煙の匂いがしそうなかっこよさ。特にリーコンアイアンハイドと絡めたら三倍は楽しめます。ただ、言い
訳がましい穴空きメックアライブは流石に飽き飽き。出荷数は極端に少ないですけど、お勧めですー。
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