大きな世界の小さな部屋

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キャッチコピーで誤魔化せ! 09

2013年05月01日 09時05分00秒 | TFジェネレーションズ

今回ご紹介するのは、TFジェネレーションズよりオートボット レッカーズ隊長“ウルトラマグナス”。当ブログでは、TFジェネレーションズアイテムで初のオートボット。
初代ウルトラマグナスのイメージ通り四角体型で、メタリックブルー塗装が美しい。背中に背負った大剣が迫力満点ですが、欲を言えば両肩にミサイルポッドが欲し
かったかな。


ご尊顔拝見…小顔ですがこちらもウルトラマグナスの特徴を抑えた造型。

バックカード裏の設定によると、“オートボットとディセプティコン両軍に名を馳せた武人。合体武器コロナグレイブを片手に精鋭部隊レッカーズを引き連れ、ショックウェーブのスペースブリッジ計画を阻止すべく活動を開始する”…要約するとこんな事が書かれていますが、TFジェネレーションズには珍しく初代ウルトラマグナスとは共通点が全くありません。まぁウルトラマグナスってアニメイテッドでもオートボット最高司令官でしたし。



ここで、玩具的な側面について少し触れます。そもそもTFジェネレーションズには当然司令官オプティマス・プライムがいる訳ですが、このウルトラマグナスはその司令官の仕様変更品になっております。つまり一部を変更したもので、基本構造はその司令官と共通です。しかし、デザイン的に司令官よりウルトラマグナスの方が近かったり、ウルトラマグナスには司令官には無い武器が付属していたりと、こちらを選んだ方がお得です。



可動は優秀です。首ボールジョイント、肩ボールジョイント、上腕ロール軸、手首回転、腰回転、股関節ボールジョイン
ト、太腿ロール軸、膝、足首二重関節になっています。ただし、足首は変形に使う為の物なので、ポージングに使える
関節は従来のボールジョイントと変わらないと考えて差し支えないかと。膝の位置が思ったよりも低く、動かす際には
やや不自然に感じるかもしれません。


余談ですが、各方面で聞いた話によるとウルトラマグナスは関節の寸法が微妙に合ってないらしく、特に肩関節が非常にきついそうです(私もそうでした)。ですから、一度外してニッパーで切り取るなり鑢で削るなりして、丁度良い様に微調整する事をお勧めします。ただし、あくまで自己責任で!



脇は普通に開閉しますけど、腕を前に向けた時はそうは行きません。突き出た肩が胴体に干渉し、この状態だと
この画像程度にしか開きません。あと、背中に背負った武器のグリップにも引っかかりますね。


ウルトラマグナスと、ユナイテッド版司令官とで比較してみました。どちらもサイバトロン星時代の姿(ジェネレーション
ズ版も同様らしいですが良く知りません)ですが、やはり形状が全く違う方が見栄えがしますね。こうして見ると、“基本
カラーに蛍光ピンクでアクセントを付けてる”って部分は共通してるんですね。しかし、ウルトラマグナスの見た目に反
して小さい事と言ったら…。普通の同価格帯TFに比べて一回りほど小さいんです。


これは加工画像ですが、デザイン的にこれ位の体格差が欲しかったですね。


腹部には変形の恩恵で後方にも関節が有り、ご覧の通り後方に反る事が出来ます。ブリッジだって出来ます。
そしてブルーティカスと違いクリックも無いので、ポージングに使う事は可能でしょう。


武器は…名称は取説にもバックカードにも記載されていませんが銃です。形状をよく見ると、初代コンボイ司令官の
使っていたライフルに似てます。それもその筈、これウルトラマグナスの元になった司令官にも付属していた武器なん
です。銃身の下の部分が、ショットガンのポンプに見えます。


そして大剣…バックカードに記載されている“合体武器コロナグレイブ”ってこれの事なんでしょうか?これがウルトラ
マグナスで追加された武器で、結構大きいのでこれが付属していない司令官に益々割高感が…。


で、この大剣はご覧の通り三つのパーツに分割する事が出来ます。


グリップパーツを先程の銃に取り付け、残ったパーツを組み合わせるとした画像の形になります。


すると、さっきより大型の更に大剣に!ああなるほど、この状態が“合体武器コロナグレイブ”なのね。一度分解して中に銃を
組み込んだ訳ですが、パッと見だと大剣が割れて“ガシャッ!”と変形した様に見えるのはデザインの妙。


刃を外してもう一方のジョイントを持たせれば、大型の銃剣モードに早変わり。これは取説には無いギミックですが、
これもまた遊びの範囲を広げてくれる好ギミックです。


続いて、今度は各部に有る5ミリジョイントの配置について。まず背中中央、これは大剣の保持に使います。


下腕部と脛側面、こちらに5ミリ穴が一つずつ。


そしてあまり目立ちませんが、足裏にも5ミリ穴が一つずつあります。


ビークルモードはトレーラーっぽい車…四角くかつ平たい車体が特徴です。
コンテナを付けたい所ですが、このサイズに合うコンテナは残念ながら我が家には有りません。


武器を外すとこんな感じに…足側面と足裏の5ミリ穴に接続していたんですね。


再び司令官と比較…全く違います。共通しているのはタイヤの数くらい
でしょうか。しかし…ビークルモードでもウルトラマグナス小さいなぁ。


変形すると背中と腕の5ミリ穴は塞がりますが、足裏と足側面のジョイントが残っているのは上記の通り。そこに武装させるのも一興。


それでは変形シークエンスに入ります。まず武器各種を取り払います。


バンパーのジョイントを外し、前輪と本体を繋いでいたジョイントを外し、後輪を付近パーツごと後方に180度倒します(タイヤ向きに注目)。


後輪部分のアップです。下側に向いたロボット足首を、根元から動かしてロボットモード定位置に合わせます。


直立させ、脛のジョイントを外し足を左右に広げ、ロボット胸部を90度倒し前方に向け、ビークルバンパー
を根元から90度回しロボット定位置に合わせます。


今度は側面から。前輪を根元から前方に動かし、拳が前方を向く様にします。


その状態から、ロール軸に沿って180度回転させロボット腕を形成します。
つまり、前輪が内側を向くわけですね。


今度は、ロボット両腕を真上に上げます。するとオートモーフが働き、中央の蓋が開きロボット頭部が現れます。
尚、この時に動かす両腕根元は肩関節とは別の物で、肩ボールジョイント胴体側の根元ごと移動させる感じです。


開いた蓋を180度倒し背中中央に固定、両腕を真下に下げます。
これはロボットモードの肩ボールジョイントを使うので、オートモーフが働く事は有りません。


そして、背中に最初に外した大剣を取り付けます。


空いてる拳に銃を持たせて変形完了。
特別複雑な所も無く、これまで培った変形パターンを洗練した感じとでも言いましょうか。


総評としては…可動、変形、武器、プレイバリュー、全ての面においてとてもよく纏まった仕上がりです。ロボットモードのパワフルなフォルムがウルトラマグナスと言うモチーフに合致し、この素体は司令官よりもウルトラマグナスにこそ相応しい結果を出しています。追加された武器も迫力満点で、銃との合体ギミックも中々。ビークルモードは平たいトレーラーと言った独特な形状ですが、これはこれで魅力的に見えるし、変形もシンプルながらも肘とか面白い所が見受けられます。変形自体も適度な難易度で、可動も含め非常に扱いやすいですね。

こう書くと隙の全く無い好アイテムと思われますが、最大の問題点は同価格帯製品に比べ小さい事。ウルトラマグナス(及び司令官)の出来自体はとても良いのですが、この事だけで評価を下げざるを得ません。見た目はボリュームのある体躯、頭も小さいのでそこそこ大きく見えるのに、実際は普通より一回り小さいってんだから…。あと肩関節も微妙に融通が利かなくて、ここだけは扱いにくさを感じます。

本当、あと少しで傑作になれたのに惜しい。大きさが気にならない人ならどうぞ…司令官との二択なら、ウルトラマグナス選んだ方がお得です。


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