The Serenity Prayer

支離滅裂メモblog

文部科学大臣の失言

2006-03-07 11:26:28 | Weblog
3日前だったか、テレビをつけていたら、フィギュアスケートの荒川選手について報道しており(っていうかそればっかりだね)、荒川選手が訪れた文部科学省でのやり取りが映っていた。
そこでの、文部省職員のにこにこ顔での台詞。
「ロシアの選手が転んだ時は喜んだね~」

開いた口がふさがらない。
スルツカヤ選手はもちろん、目の前の荒川選手に対しても大変失礼な発言なのは明らかだろうに。

今日(3/7)の朝日新聞の朝刊38面を見て再度びっくり。
なんと、発言したのはよりにもよって小坂文部科学大臣だという。

記事の内容は、小坂大臣がその発言を謝罪するという談話を文部科学省HPに掲載したというもの。
その文部科学省のページはこちら。談話は3月6日付。
荒川静香選手の文部科学省訪問時における発言について

以下、該当部分のみ引用。

その後の懇談で、荒川選手の金メダル獲得が大変うれしいとはいえ、一部配慮に欠けた発言をしたことについては、深く反省しており、荒川選手及びスルツカヤ選手に対してお詫びを申し上げます。

元のニュースを見ていない人には、何があったのかわからないようになっているあたりがいかにもお役所。


ところで、今回のこれで(ようやく)気づいたんだけど、国はHPやメールなどの電子メディアをどのように捉えているのだろうか?

選挙では、張り紙や演説とは違って、宣伝手段には認められていなかったはず。
なのに今回の場合は、新聞記事を見ている限り、ほかのメディアを通じての謝罪はないらしい。ということは、HPに談話を載せることは他メディアを通じての謝罪と同等の意味を持つと考えているということ?

まあ多分、テレビの前で謝罪するより、ひっそりとHPに出しておいて「公式に謝罪しましたよ」っていうことにしたいんだろうけどね!
こういうインターネットの使い方はなんか腹が立つ。