出典:「平成22(2 0 1 0)年度私立大学・短期大学等入学志願動向調査」
▼
日本私立学校振興・共済事業団の「平成22(2 0 1 0)年度私立大学・短期大学等入学志願
動向調査」(全国のほぼ全校にあたる569校が対象で,総定員は前年度比0.2%上昇の約
45万人。)によると,今春の入試で定員割れを起こした4年制の私立大の割合が38.1%とな
り、前年度に比べて8.4ポイント改善した。
不況で受験生が地元志向を強め、地方大学で入学者が回復した影響が大きい。だが少子化
が進む中で,私大経営は依然厳しい。
▼
入学者が定員を割り込んだのは、前年度より48校少ない217校だった。定員に占める入学
者の割合を示す「定員充足率」が50%に満たなかった大学は13校で18校減った。
地域別の充足率では,大阪、兵庫で微減となった以外は軒並み改善。関東(茨城・栃木・
群馬)が前年度比10.6ポイント上昇、中国(鳥取・島根・岡山・山口)が同9.9ポイント上
昇、福岡が同9.7ポイント上昇など地方で大幅に上昇した。東京や京都など都市部は横ばい
だった。
同事業団は「不景気のため地方出身の受験生が仕送りなどの経済的負担が少ない地元大学
を選ぶケースが増えた」と指摘している。
学部別の志願倍率をみると、医学部が最高で22.3倍。教育学部や保健学部などでも倍率が
伸びており、不況や就職難を反映して資格を取得しやすい学部の人気が強まっている。
私大の11歯学部が定員割れ
私立大歯学部の17学部のうち11学部で、今春の入学者が定員を下回ったことが、日本私立歯科
大学協会のまとめで分かった。17学部全体の定員充足率も昨春より10.7ポイント低下の
78.7%で、2学部は充足率が50%を割った。
協会は定員割れが進んだ原因について「不況で高額な学費負担ができないことや、歯科医
の過剰などのイメージが広がったため」と分析している。
▼JR九州 なのはなDXキハ220 & キハ47, 鹿児島中央駅