鹿児島・桜島 爆発的噴火400回超える

爆発的噴火400回超える＝鹿児島・桜島，24年ぶり



　鹿児島・桜島の今年の爆発的噴火回数が6日未明，400回を超えた。鹿児島地方気象台によると，年間400回を超えたのは，474回を記録した1985年以来の出来事。昨年は29回だった。
　桜島は5日夜，今年400回目となる爆発的噴火を観測。6日未明以降も立て続けにあった。

　桜島は６月下旬から爆発的噴火の発生回数が増加しており，７月には５段階ある噴火警戒レベルが「３」の入山規制に引き上げられている。



▼噴火予測に向け桜島の地下構造探査へ
　気象庁は、噴火のより正確な予測を目的に，京都大学など全国９大学と合同で，１２月９日夜から１０日未明にかけ、鹿児島・桜島の地下構造探査を実施する。
　探査は、桜島の北東部１５カ所で爆破による人工的な地震を起こし、臨時に設置した約２２０台の地震計で地震波を観測。解析し、マグマが移動してくると推定される桜島北東部の地下構造を推定する。
　火山の構造探査はこれまでに雲仙岳、有珠山、浅間山など１２カ所で実施されている。