広告を見てたらウイルス感染？

去年の夏頃から、不正広告と呼ばれるサイバー攻撃が増えてきているらしい。
不正広告というのは、何の変哲もない広告が表示された瞬間、攻撃サイトにつながっているという新手のサイバー攻撃方法のこと。
最近はニュースサイトやブログなどあらゆるところでインターネット広告が表示されているけど、こいう広告は「広告配信ネットワーク」というシステムを通じて配信されているんだよね。
ウイルス攻撃を仕掛ける犯人はこのシステムを悪用して、正規の広告を装って不正広告を広告配信ネットワークに出したり、あるいは広告配信ネットワークそのものにサイバー攻撃をかけて正規の広告にウイルスを埋め込んだりと、あの手この手でサイバー攻撃の罠を仕掛けていくんだとか。
どちらのケースも、見た目は普通の広告サイトにしか見えないから、ユーザーはまったく気づかないことが多いみたい。
でもトレンドマイクロが行ったデモンストレーションによると、こういった不正広告が表示されたサイトを閲覧していたら、ウイルスに感染してしまったんだとか。
閲覧を始めてから実際に感染するまでの時間はなんとわずか1分弱Σ(゜Д゜)
広告なんて流し読みをしたとしても1分弱なんてあっと言う間に経ってしまうから、知らないうちにウイルスに感染してしまった・・・というケースは意外と多いのかも。
ちなみに攻撃サイトに転送されると、インターネットバンキングの不正送金に利用されたり、パソコン内部の記録が勝手に暗号化されたりして、後者の場合は元に戻すためのお金を請求されたりすることもあるんだとか。
今は一家に一台パソコンがある時代で、さらに一人が一台以上の携帯やスマホを利用しているのが当たり前。
でも中にはインターネットの知識がないままに利用している人も多いから、こういうサイバー攻撃には注意しないとね（汗）