Rinto Label

リント レーベル  
日々のこと
親業のこと

【事例紹介】私の心配、の伝え方

2016年06月29日 | 親業のこと

親業(ゴードンメソッド)の効果として大きなものの一つは、
スキルを使って自己表現することで、
自分がスッキリする、
ということがあげられます。
このスッキリ感、
ぜひとも皆さんにも感じていただきたいものの一つです。

【事例紹介】
友人(30歳代)が家に遊びに来ることになっていた。
友人は数日前から胃腸風邪で熱や嘔吐がひどかったが、
「今朝、熱が下がったので、明日は行けそうです。
何とか頑張ります」と前日に連絡がきた。



                   (電話での会話)
                         私  :  今、不安を感じています。(わたしメッセージ)
                               症状は治まっても
                               まだ身体は完全には回復していないと思うの。
                               遊びに来ていただくと、
                               感染するのではないかとハラハラしながら一緒に過ごすことになり、
                               心から楽しめないような気がして不安なの・・・・ 
(わたしメッセージ)

                         友人 :  せっかく約束していたから、
                               何とか治して行こうと思っていたけど、
                               体調が万全になってからの方がいいね

                         私  :  ゆっくり休んで、早く元気になってね

   

【感想】
「感染するかもしれないから、一緒に過ごすのが心配」という
正直な思いを伝えることは失礼で、相手を傷つけるのではないかと不安もありました。
でも、正直な自分の気持ちを「わたしメッセージ」で伝えることができたことで、
私の心がスッキリしました。
「ゆっくり休んで」と言う前に
「せっかく約束してたから、無理してでも来ようとしてくれていたんだね」(能動的な聞き方)
と、友人の気持ちをくむこともできれば、
良かったなと思いました。
 
 今までの自分なら、我慢して遊びに来てもらっていたと思います。
そして、後から夫に「あの人は常識がない」と愚痴を言ったり、もしも感染してしまったら、
その友人を恨んだりしたように思います。
 
 親業を学んでから、私は人の悪口を言わなくなりました。
 率直な自己表現ができるようになったから だと思います。

 このあとも友人とは良好な関係が築けています。



HRN2016夏号より

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宮崎ぷち旅行 | トップ | 【事例紹介】 能動的な聞き方 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

親業のこと」カテゴリの最新記事