6/29 午後から
奈良ひとまち大学
の授業で
「ヘンテコでユカイ、それこそ民俗学!」に参加
民俗学(民族とは異なります)の中でも
特に性崇拝に関心を寄せ、収集された
あやめ池の「東洋民俗博物館」の創設者・初代館長
九十九黄人(つくもおうじん)さんについてのお話を
伺ってきました!
講師は現理事長。 九十九黄人さんの四男
8年前まで お固い職業についておられ
定年を期に生まれ故郷のあやめ池の
ご自宅(博物館の隣)にもどって来られたそう
黄人さんの収集された物は
男性器や女性器を模した置物や
男女の秘事を描いた浮世絵などエッチな物ばかり
子供の頃はご兄弟みな「父のようにはなるまい」 と思っておられたとか・・・
その品々は 「森羅万象窟」(黄人さんの研究室)に
かの有名な「安部サダ事件」の尋問調書の写しや
カリスト雑誌「あまとりあ」の初刊から通し
あまりにだいたんな性描写のために
発禁処分を受けた 官能小説ete
とても貴重な書籍の数々が
所狭しと積まれていました。
もちろん、性以外の貴重な品もたくさん
絵馬の色々(昔は神社に絵士がいて
願い事を告げると 見合った絵を書いてくれる)
現地でも保存数が少ない世界各地の民族資料
中国の纏足や
戦前アメリカから送られた「青い目の人形」ete
昭和3年に建てられたという博物館
展示ケースや
壁にはめられたステンドグラスも
当時の物としては かなりモダンで斬新なデザインです
「森羅万象窟」は
撮影不可なので
興味のある方は
ぜひ あやめ池まで
理事長はパワフルでエロチックなお父様の子供とは思えないほど
やさし~い感じのおじ様でした。(奥様も腰の低いとても やさしい方でした)
「私は民俗学は素人で・・・。ご存じの事は私に教えてください」と
そんな理事長さんだからこそ、いやらし~い感じもなく素人目線で楽しめました。