リクガメの気持ち

ペットの星ガメも飼い主もマイペースでのんびり・ゆっくり

日々を綴っていきます。

黄檗宗・萬福寺 文化財観賞と朝がゆ体験

2015-08-29 | 神社・仏閣
公益財団法人京都文化財団の主催で

「文化財鑑賞と朝がゆ体験」が全4回の日程で開催されました。

私は最終回(今日)の宇治市・萬福寺へ行ってきました。

萬福寺へは以前にも訪れていますが、

今回は僧侶の方のご説明なども伺う事が出来るので、楽しみにしていました。

ただし、朝めっちゃ早い

7:15に萬福寺・三門に集合! なので、まだ薄暗いうちから家を出て



本日の参加者は80名。

建物内部は撮影不可なので、画像無し

江戸時代に中国から来られた隠元禅師が約350年前に開創された寺院で

中国の様式を そのまま再現した伽藍(左右対称の造り)となっている。

隠元(いんげん)禅師は、いんげん豆を伝えたお坊様だそうです。


まずは「天王殿」布袋様をお祀りしています。

弥勒菩薩様は釈迦が入滅された5億7千萬年後に現れるとされてますが

その間、弥勒菩薩の化身として人々を導いて下さるのが布袋様

布袋様は七福神の中で唯一実在した方だと云われていて、

いつも大きな布の袋を持っておられて、貧しい人には食べ物を

病気の人には薬を、袋の中から出して与えておられた方だったとか。

中国では一番初めに布袋さんをお参りするスタイルだという事です。


その裏には走るのが早い「韋駄天」様。

「大雄宝殿」にいらっしゃるお釈迦様の方へ すぐ走っていける様に、そちらに向いておられます。

その周りを「四天王」が守りを固め、萬福寺は大きな災害や火事に見舞われた事が無いそうです。


そして「法堂」(はっとう)

通常、非公開で(ここで授戒もされる)本日の座禅体験の場です。

座禅の作法・心得の説明を受け、約20分の体験。

座布団を貸して下さるとは言え、本格的な座禅は初めてで緊張しました。

そして「斉堂」(食堂)

萬福寺と言えば、「普茶料理」が有名ですが、本日は朝がゆを頂きます。



内部は撮影禁止なので、入口の写真を

こちらも作法を守り 米粒・粥の糊・梅干しや昆布の汁まで

何ひとつ残す事なく綺麗に「有難く」頂きます。

食べ終えたら椀にお茶を注ぎ、1枚残した たくあんで綺麗に拭き上げます。

これ、以外と難しい。

そして最後はカードタイプのお守りをお土産に頂いて解散。

なかなか、貴重な体験でした。 座禅は もう一度やってみたいな~と思いました。




回廊が張り巡らされているので、雨天時にも参拝し易いですよ~とおっしゃってました。



開版(かいぱん) 





木魚の原型とされていて、時を知らせる為に今でも使われているそうです。

現在の物は3代目でそうで、開創350年なので、100年強使われるのですね~

口から出ているのは「煩悩」。お腹(丹田)を叩いて悪い物を外に出します。




伽藍自体に龍が現されていて、菱形に並んだ敷石は龍の背中

位の高いお坊様しか通れません。

「逆鱗に触れる」という言葉が有る様に、踏んではいけない鱗は

位の高いお坊様にしか見分けがつきません。

「皆様方は気にせず、どうぞ!」と言われましたが・・・

イヤ! そんな話のあとでは踏みにくいって!





蓮も そろそろ終わりですね



そして、黄檗といえば パンの「たま木亭」

以前は小さな小さなお店でしたが、今は京大前に移転して少し店舗も広くなってました。







相変わらず、行列が出来てました。

美味しい!何を食べても美味しいけど、私は、黒豆のクリームパンが一番!
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琵琶湖疎水とインクライン

2015-08-27 | 京都方面
京都・東山 



「インクライン」と呼ばれる傾斜鉄道。

運河や山腹など、傾斜となった路面で貨物を運搬するためのレールや機械。

この京都・東山のインクラインも、水力発電を利用した、舟を運ぶための鉄道であった。

琵琶湖の水を京都に引き込む疏水工事(明治18~23年)の一環としてつくられた。

インクラインの全長は587m。



「南禅寺」横  レンガ造りの水路橋「水路閣」





外国の遺跡の様です



上には、今も現役 水が流れています



当時は南禅寺の雰囲気を損なうとして、大きな反対もあったそうです

今は この水路橋を見る為に多くの観光客が南禅寺に訪れているそうです。



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南禅寺・大寧軒 特別公開

2015-08-26 | 京都方面
南禅寺・大寧軒 特別公開  9/30(水)まで



「大寧軒」は元は南禅寺の塔頭寺院であった「大寧院」の跡に

明治末期に作られた池泉回遊式庭園だと云う事です。



大日山を借景に、470坪の庭内に琵琶湖疏水からの豊かな水が引き込まれ、



飛び石の打ち方や苑路などに趣向が凝らされた庭園です。

清流の中に立つ石造りの「三柱鳥居」は、太秦の古社「蚕の社」の鳥居を模したものといわれており、

ふつうの鳥居を三基組み合わせた珍しい形で、印象的な眺めを作り出しています。



三柱の足元、中央からも水が湧き出ているそうです。

庭園内には、春日型・雪見型・織部型などの様々な形の灯篭が配され

自然石を利用した手水鉢など、珍しい石造物が 点在しています。



特に庭石の一つ「玄武岩」は兵庫県・城崎温泉の近く玄武洞(天然記念物)の柱状列石を運び込み

現在では天然記念物なので搬出不可能な非常に珍しい石だと云う事です。



明治初期の廃仏毀釈により 廃寺となり

茶道の家元・藪内の11代目に買い取られ、造られた庭なので

入口が2つあるという、藪内特有の茶室があります。



長い間、薮内の下にありましたが、近年 南禅寺が買い直したとの事です。

ただ、お寺として機能する物は何も無いそうで、

南禅寺のお坊様がお住まいになっているらしいです。云わば「社宅」ですね。

滅多に公開される事は無いらしく、前回から4年ぶりの公開という事です。

お庭の中に一歩入ると、外界との気温は3~4℃違う様な涼しさでした。



お庭の中には、花はほとんど無かったです。

こちらは大寧軒近くで見つけました。





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京都市美術館 「ルーヴル美術館展」

2015-08-25 | 美術館・博物館
懸賞でゲットした券で「ルーヴル美術館展」へ



台風15号の影響で、時折 風が強く吹いたり 空が薄暗いですが、雨は降っていませんでした。



入口で並ぶ事なく、すんなり入館できました。

いわゆる「風俗画」と呼ばれる、庶民の生活を描写し 日常生活を描いた作品中心でした。

見たままを忠実に描写した物もあれば、警告的な意味合いを持つ物など

それぞれに「物語」を感じとる事ができます。


お昼は近くにある有名なうどん屋さんへ



今朝、たまたまテレビ番組で紹介されてたようで、いつも以上にたくさん並んでたみたい。

紹介されていたのは、ごぼうの天ぷらのうどん



添えられていた、カレー粉みたいのをつけて食べるとスナック菓子みたいでした。

私は「牛とささがきごぼうのうどん」



みんな、並んででも食べたがるのが解かりました。たしかに美味しかった。


最近、京都市動物園が人気と聞いて「何で?」と思っていたら

リニューアルして、すごく綺麗になってました!

 

良く知らないけど

「地下鉄に 乗るっ」を合言葉に 地下鉄・市バス応援キャラクター「太秦萌」とその幼なじみの

「松賀咲」「小野ミサ」の三人が 京都市営地下鉄を応援するシリーズがあるらしく





京都市動物園にて、当日の日付が入った地下鉄一日乗車券を提示すると、

先着800名にポスターがプレゼントされるというコラボ企画もやってたようです。

奈良・燈花会もアニメとコラボしてたし、今はこういうのが必要なんですね~

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奈良市写真美術館 と 奈良県立美術館

2015-08-18 | 美術館・博物館
懸賞で当選した美術館の招待券を使って美術館2軒廻って来ました。



奈良市写真美術館 「モノクロスナップ写真の魅力」


入江泰吉さんの「昭和大和のこども」・・・昭和30年代の写真なので

50代後半より上の人にとっては とても懐かしい風景だと思います。


安部淳さん「市民」・・・知り合いが写ってるかも?と思う様な、良く見る日常


近藤斉さん「民の町」・・・写真なのにアートです



暑い 暑すぎる

雲が綺麗なので奈良県庁の屋上で写真に収めてみた。






飛火野から



男前の鹿さん




そして、奈良県立美術館「中国リアリズムの煌めき」



近くで見ると絵画ですが、距離を取って眺めると 写真の様です。



すごすぎます。


風景画なんかは

眺めていると自分がその風景の中に入って行く錯覚さえ感じます。

西洋の遠近法とは少し違う手法です。


後半になって気が付いたのですが、フラッシュさえ焚かなければ写真撮影 OK でした。



スナップ写真に見えますが、絵です。近づくと絵だと解かります。






こんな中国らしい絵も






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