現在、豊島区の介護認定委員をやっている。ところで最近時々、高齢者が電動カートに乗っているのを街でみかける。せんだって高齢者が運転する電動カートが幼児の列に突っ込みそうになったのを目撃した。そこで認定会議の席上で区の職員に「電動カートの運転には何か免許か許可証は必要なのですか?」と聞いたら、よくは分からないが特に何も必要ないのでは?とのことであった。もちろん、そのほうが自転車代わりに気軽に自分の足として使えるので、それに越したことはない。しかし・・・。
4月1日というのは世の中の組織では異動がつきものである。うちの隣の消防署でも、人事異動はあったであろう・・・と思っていたら、消防署から懐かしい来客があった。F救急救命士が隣の消防署に配属になったと尋ねてこられた。彼とは、日本医大の救命センターに救命士の卒後研修として来ていた時からであるから、もう数年以上も前からの付き合いになる。研修後、彼が消防に帰ってからも研修医の救急車同乗実習ではいろいろご指導いただいた。 ところで毎年、救急車出場件数は右肩上がりに増えている。現場の隊長・隊員さんには本当にご苦労様といいたい。都民の皆さんには救急車の適正利用をお願いしたいものである。うちの近所にも「救急通報の常連さん」はいるそうである。
さて次にゴールデンウイークの休診の件を考慮しないといけません。学会出席みたいに午前中のみの休診というわけではなく、暦どおりなので最大4連休になります。年末年始は患者さん方は「年末年始は休みだろう」と最初から思われており、ご自分で薬の切れる日を調整されるので心配ないのですが、夏休みやゴールデンウイークの連休時では必ず薬切れなどでお電話をいただく事があります。しかしながらきちんと先を見越してお一人ずつ長期処方しないといけませんね。
一ヶ月前ごろより、学会出席のため本日の午前中は休診の予定としておりました。貼紙などもしておいたのですが、月1回来院の患者さんの中には、「せっかく来院したのに休診だったんですよぉ~」とお叱りを受けました。やはり2ヶ月前から貼り出しておかないと周知いただくのは難しいかもしれません。どうもすみませんでした。今後、何かいい方法も考慮いたしますので・・・、といってもなかなか思いつかないのですが・・・。
近隣の医院さんでケガの縫合術を常時おこなっているのは、あまりないと思っています(もし近隣でうちもやっているぞ!という医院さんあったらすみません)。先日かなり遠くの公園でお子さんが指を切ってこられました。お母さん曰く「すぐに縫ってくれる所はA医院さんかB医院さんしかないのでそこに行くよう」に近所のお母さん方に言われたそうです。ところがどちらの医院さんも昔から縫合処置はやっておらず、そちらへ行ったら当院に行くよう言われて来院されたようでした。このようなことは過去数回あります。縫合処置をしていない医院さんが縫合で有名であり、逆に縫合処置をおこなう当院のほうが知られていない・・・とういうのは、まだまだ自分の努力不足なのでしょうか? あと半年で開業して「石の上にも3年」になりますが、まだまだ、はぁ~・・・。
4月からHibワクチンの区からの補助がはじまります。まあ、あくまでもワクチンと言うのは任意のものがほとんどなので、打たなければそれでもいいし、打とうとすればお金がかかります。ところが自治体によって補助の有無に差があり、またその補助もいつ始まるか一定しておらず、それは当該年度で予算がつくかどうかで決まります。Hibワクチンをすでに受けられた方の中で、3月以前は自費でしたが、もう少し待って4月になれば補助がついたのに・・・と地団駄踏んだ人も多いかもしれません。すみませんこちらにもなんにも「前情報」はなかったもので・・・。
後日、この頻尿改善薬を服用されている患者さんは「どうもこの薬(A)は効き目が悪いので、薬を替えてくれ」とおっしゃる。そこで別の薬(B)に替えたところ数日してまた「やっぱり効かないのでK病院の泌尿器科を紹介してくれ」と言う。紹介状には「薬(B)を処方中」と投薬状況をかいた。数週してその患者さんが来院、「いやぁ~尿の症状は大分よくなりましたよ」と嬉しそう。K病院からの手紙を持参したので見てみると「薬(A)投与し、経過観察中です」と・・・。え? この薬は確か効かないんじゃなかったっけ?? う~ん、医療とは、かくも難しい・・・。
どうも「ひどく口が渇く、喉が渇く」という割には、あまり身体所見でも病歴でも原因がはっきりしない。このような場合は今一度、内服薬を見直してみる必要がある。そこで一つ一つ薬の内服状況を確認した。ここで頻尿改善薬を処方していたので「これは1日1回1錠の服用ですが、どうされていますか?」と聞いたところ、「あぁ、これですかね、これは効き目がいま一つなので、1回に3~4錠飲んでいますよ」と・・・。ああ、これだ、これの副作用には口渇(抗コリン作用といいます)がある。まあ通常の使用量でも出現するかもしれないが3錠以上の服用ならばこれによる副作用だろう。それにしても、う~ん用法、用量はこちらの指示通りに飲んでいただかないと、よからぬ作用が出現して時には怖いこともあるのですが・・・。ところがご本人は「柳に風」のようなのでご理解いただけたかどうか・・・? ちゃんと飲んでほしいなぁ~・・・(泣)。