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タッカの夢 ~VOICE~ 2013

シンガーソングライター タッカ の夢路日記
ユメこえショップ オーナーの日記
ユメこえ農園 オーナーの日記

指を切っちゃった なみへ タッカより

2009-06-04 16:09:55 | 高次脳機能障害と向き合う なみ
その、左手で本当によく頑張っていると思うよ。
左手で、野菜の押さえ、右手に包丁。

ヌルヌルの里芋なんて、かなり苦労するだろうね。
厨房の機材の陰の奥には、なみの手から逃れた野菜達が仲間を増やしていっているだろうね。

俺も、料理するから、ほんの少しでも指を切った時の悔しさや不自由を理解する事が出来るよ。

なみが働く厨房は、時間との勝負だしね。段取り最優先。量もシビアだしね。

でも、心配はしていない。大丈夫と思っているよ。

なみが、縦笛吹きだったら、土曜日のライブやばいと焦っていたけど、今のなみなら、足でも、ハープが吹けるさ。信頼しているよ。

冗談は置いておいて。

それより、厨房の業務の方が心配だ。

傷、浅くてよかったね。

反応が鈍い左手だけど、必死になって反応したんだよ。

でも

痛ーい。

指切っちゃった高次脳機能障害と戦え3

2009-06-04 14:43:41 | 高次脳機能障害と向き合う なみ
自分の割り当て分が
終わって安心して
気を抜いてしまったんだろうなー
馬鹿だ 馬鹿だ
あれほど気をつけてきたのに
こんな不注意で
最後まで集中できなかった自分が
情けなくて悔しくて悔しくて
集中力が続かない これも高次脳機能障害の一部
でもある 泣くな泣くな
左手が鈍いのはおまえのせいじゃない
しかたないんだ ただショックで悔しくて泣きそうになる
何もかも障害のせいになんてしない
そのほとんどは努力でなんとかなるということを
この4年間で学んできた
他人のせいじゃない甘えたりしたくない
普通に皆と同じに扱ってくれている
職場のスタッフやぼくの仲間たちの気持ちを
大切にするためにも
たっか ハープは吹けるから大丈夫心配ない
傷は浅いんだ

高次脳機能障害と闘う日々2

2009-06-01 19:54:35 | 高次脳機能障害と向き合う なみ
ある日のこと 朝起きて眠い目をこすり朝の空気を吸おうと
ベランダの扉の鍵を開けた
扉を開くと朝の少し冷えた風と太陽が心地よい
ベランダに出ようとサンダルをつっかけたのだが
何かがおかしい 左足がサンダルをうまく履けないのだ
あせって何度もやり直す
そこでようやく気がついた
診断にあった左足の軽微な麻痺って
このことだったんだ
ショックだった 初めての自覚である
日常生活ではなんの支障もなかったので
気づくのが遅れた
その日からいろいろな場面で
気にかけるようになった
階段を駆け上がれない・・・
昔やっていたバスケットボールの
速いステップが踏めない・・
できないことを見つけては
肩を落とす日々・・つらかった
涙もたくさん出た
私の場合は脳挫傷などによる
左半身の軽い麻痺が残ってしまっていました
でもこれは始まりでした
この先いろいろなことに気付き始め

私の自分との戦いが始まってゆくのでした


高次脳機能障害と戦う日々1

2009-05-28 19:31:32 | 高次脳機能障害と向き合う なみ
そういえば 振り返ると
後ろには4年という月日が
横たわっている
ずいぶん走ったんだ
見えない何かを目指しながら
ここまでの道のりは 
つらくなかったなんて言わない
自分を受け入れられないことに
戸惑い いくつもの 小さな希望を
失い 
悲しみに打ちひしがれて
一晩中泣いた日もあった
それは悲しみよりも
今おもえば
悔しさだった
遠い空の果てにばかり
思いを馳せ
ただ毎日を
やり過ごそうと
していた
涙が枯れないことも
知った
空の色で季節を知ることができる
どこまでだって歩いて行ける
道端の花の名前をたくさん覚えた
たくさんのとてもたくさんの出会いに
支えられた たくさん切ない別れだってあった
できないこともまだたくさんある
できるようになったこともある
そんな中でまだ 飛ぶことを
あきらめていない
明日からもまた青空に両腕を伸ばし
雲に触れようとするだろう
歩く道のつつじの花やムスカリに
目を奪われながら
ゴールは見えないけどいつも 楽しく歩いて行ける 自分と戦い続けた4年間 絶対負けない....なみ