この前、dc7900SFに1TBのHDDを2つ取り付けて、ハード的にRAID1を組む方法をご紹介しましたが、その後、欲が出てしまい、3TBのHDD2つを取り付けて、同様のことができないかと試してみました。
いろいろ設定変更をしてみましたが、結論から述べると、3TBのHDDでは、ハード的にRAIDを組むことはできず、Windows7の機能で、ソフト的にRAIDを組むことしかできませんでした。
■試行1
3TBHDD2つを取り付けて、電源投入後「Cntl+I」でハードRAIDを組むモードにして、いろいろいじってみました。
先ず、BIOS設定で、DISKオプションで、RAIDを選択しておきます。その後、Cntl+IでRAID設定モード(下記写真参照)にして、DISKの状態を見てみると、3TBのHDDが、497GのHDDとしてしか認識されていませんでした。

#上記の画面は、1TBのHDDの場合の場合です。
RAID1を組む際にDISK容量を指定するパラメータの画面(下記参照)で強制的に大きな数値をいれても、元々認識できているHDDサイズが高々497GB程度なので、エラー表示がされて、どのRAIDも組むことができませんでした。

■試行2
上記のようにHDDのサイズが497GBと認識される原因は、BIOS設定画面のディスクのオプションのところで、「RAID」を指定するとこのようになることが分かった。そこで、オプションを「AHIC」に設定変更するとどうなるかを調べたところ、「Cntl+I」を押せる画面(ハードRAIDを組む設定画面)が出てこなくなり、ハードRAID自体が組めなくなることが判明。
上記が判明し、2TBのHDDにしとけば良かった、と少々後悔。
■試行3
気を取り直して、ハードRAIDがだめなら、Windowsの機能でソフト的にRAIDを組む方法を検討。
BIOS設定は、「AHIC」を設定して、Windows7 Prof. 64bitをインストール。
OSインストール後に、コントロールパネル→管理ツール→コンピュータの管理→記憶域:ディスクの管理を選択すると、下記のような画面になっている。

上図では、ドライブ1、2に3TBのHDDが取り付けられているが、未だ、DISKを利用できるような状態にはなっていない。
そこで、ドライブ1(もしくはドライブ2)を選択した状態で、右クリックをして、「新しいミラーボリューム」を選択する。

すると、ソフトRAIDを構築するためのウィザードが開始される。

まず、ミラーリングするためのHDDを追加します。下記図では、ディスク2を選択して、「追加」を選択します。

すると、ディスク2が右側に移動し、2つのHDDからRAID1を組む準備ができました。

ドライブ文字を設定し、

ファイルシステム(NTFSしか選択でない)、アロケーションユニットサイズ(規定値=4096)を設定すると、

ベーシックディスク(最初取り付けた状態)から、ダイナミックディスクへ変換する為、HDDの中身が消えてしまうという警告が出ますが、無視して続行します。

フォーマットが完了すると、新しいミラーボリュームができています。
ダイナミックミラーなので、ディスクの管理画面でも、該当HDDがエンジ色に変わっています。


これでミラーリングの設定は完了です。
いろいろ設定変更をしてみましたが、結論から述べると、3TBのHDDでは、ハード的にRAIDを組むことはできず、Windows7の機能で、ソフト的にRAIDを組むことしかできませんでした。
■試行1
3TBHDD2つを取り付けて、電源投入後「Cntl+I」でハードRAIDを組むモードにして、いろいろいじってみました。
先ず、BIOS設定で、DISKオプションで、RAIDを選択しておきます。その後、Cntl+IでRAID設定モード(下記写真参照)にして、DISKの状態を見てみると、3TBのHDDが、497GのHDDとしてしか認識されていませんでした。

#上記の画面は、1TBのHDDの場合の場合です。
RAID1を組む際にDISK容量を指定するパラメータの画面(下記参照)で強制的に大きな数値をいれても、元々認識できているHDDサイズが高々497GB程度なので、エラー表示がされて、どのRAIDも組むことができませんでした。

■試行2
上記のようにHDDのサイズが497GBと認識される原因は、BIOS設定画面のディスクのオプションのところで、「RAID」を指定するとこのようになることが分かった。そこで、オプションを「AHIC」に設定変更するとどうなるかを調べたところ、「Cntl+I」を押せる画面(ハードRAIDを組む設定画面)が出てこなくなり、ハードRAID自体が組めなくなることが判明。
上記が判明し、2TBのHDDにしとけば良かった、と少々後悔。
■試行3
気を取り直して、ハードRAIDがだめなら、Windowsの機能でソフト的にRAIDを組む方法を検討。
BIOS設定は、「AHIC」を設定して、Windows7 Prof. 64bitをインストール。
OSインストール後に、コントロールパネル→管理ツール→コンピュータの管理→記憶域:ディスクの管理を選択すると、下記のような画面になっている。

上図では、ドライブ1、2に3TBのHDDが取り付けられているが、未だ、DISKを利用できるような状態にはなっていない。
そこで、ドライブ1(もしくはドライブ2)を選択した状態で、右クリックをして、「新しいミラーボリューム」を選択する。

すると、ソフトRAIDを構築するためのウィザードが開始される。

まず、ミラーリングするためのHDDを追加します。下記図では、ディスク2を選択して、「追加」を選択します。

すると、ディスク2が右側に移動し、2つのHDDからRAID1を組む準備ができました。

ドライブ文字を設定し、

ファイルシステム(NTFSしか選択でない)、アロケーションユニットサイズ(規定値=4096)を設定すると、

ベーシックディスク(最初取り付けた状態)から、ダイナミックディスクへ変換する為、HDDの中身が消えてしまうという警告が出ますが、無視して続行します。

フォーマットが完了すると、新しいミラーボリュームができています。
ダイナミックミラーなので、ディスクの管理画面でも、該当HDDがエンジ色に変わっています。


これでミラーリングの設定は完了です。