ある時、川の向こう岸に渡りたいと思っている サソリくん がいました。
でもサソリくんは泳ぐことが出来ません。
そこでサソリくんはたまたまそこにいた カエルさん に、
『私を君の背中の上に乗せて向こう岸まで運んでほしいんだけど・・・』
と頼みます。
カエルさん 『そんな事をしたら君は僕の背中を刺すだろう?』
サソリくん 『そんなことするものか。だって君が途中で死んだら僕も溺れてしまうじゃないか。』
カエルさんはその言葉を信じて親切にもサソリくんを背中に乗せて向こう岸へ渡り始めました。
しかし川の真ん中あたりでカエルさんは背中に激痛を感じました。。。
カエルさん 『サソリくん、ひどいじゃないか。君は絶対刺さないって言ったじゃないか。』
すると サソリくん はこう言いました。
『仕方がないんだ。それがサソリの性(さが)だから・・・』
Aki です。
GW前半の二日間を利用して ycos氏 と一緒に性懲りもなく合宿して来ました。
だって仕方がないのです 。。。 それが釣り人の性(さが)だから ・・・ (ちょっと強引でしたね。汗)
★ 【GW合宿1日目】
何だか薄ら寒い海況の中、午前5時過ぎに ・・・
Take Off !


前回に続いて madtaka さんにお会いいたしました。
madtaka さん、画像を撮っていただきありがとうございました !
少しの間 madtaka さんとマッタリお話します。
(お互い年齢が近い事もあり、話がしっくりきます。)
それとやっと ヤマモ さんにお会いする事が出来ました~。万歳

皆さん、己の性に忠実に行動されています。(笑)
madtakaさんとの話の最中、ビンビン玉60号 フォールの途中で、ガガガガ・・・
うっ、チーハマ6段引きか!?

へい、はまーち。 とにかくこの 青いブツ は浅場で感度良好でした。
たくさん釣れますが、 1.直に帰省しなければならない事 2.朝一番の 真鯛王 の時合いを逃したくない事・・・
などを理由に今回はさっさと リリース します。
私は今回に限っては帰省のお土産用に 真鯛王 が欲しかったのです。 鯛への情熱が大きければ大きいほど・・・
なんて考える余裕もないほど父に真鯛を食べさせて上げたかったのです。
うちの父は釣りの腕は今ひとつですが、魚は毎日食べないと気が済まない(最近はそうでもないが)男でして、
父が今まであまり口にした事のない真鯛を是非食べさせたかったのです。
父が食べる鯛は 黒鯛(チヌ) もしくは キビレ というのが定番でしたから。
そんな思いが通じたかどうか分かりませんが、私の目の前に素晴らしい潮目が急遽出現しました。
潮目は私にこう呟いているようでした。
「ココ落とせ、わんわん 。。。

すかさず私は失敗なぞ許されない場面でベンチの扇風機を平手でぶっ壊すほど怖い鬼監督

の非情の宣告によりスクイズを敢行するマイナーリーグプレイヤー

スローピッチ専用ジグ スロースキップVib 95gをセレクトし、そして適当に落とし込むのであった 。。。
失敗したら即2軍どころか3軍行き間違いないこの場面 ・・・
すると ・・・
フォール → 着底 → ドーン
それは見事な 三段引き でした。
海中から水泡が ぼこぼこボコ~っ とわき上がってくるとフィニッシュが近いサインです。
このサインを見逃すと鬼監督に罰金を支払わなければならない、そんな気持で必死のランディング


せっ、成功しました。(ゼーハー)
真鯛王 77cm (一応私の自己新記録ですぅ~。)
で、でも失敗しました。画像を見てもらったら分かると思いますが、メタルウィッチ 申し分のない入魂と
同時に ・・・

ポキっとな。

真鯛を股の間に置いてどうしようかとモタモタしていると、リーダーが魚探にひっかかり、強引に取ろうとした
瞬間、事件は起こりました。



失敗は成功の元 。 はい次イッテミヨー

あ、このような状況を冗談で ヘブン&ヘル とも言います ・・・

大きいです。 良いお土産が出来ました。 満足





青いブツ はたくさん釣れますが、メジロワラサ、大ハマチ、サイズは問わない 平政 の類はなかなか釣れないようです。
思い切って20mラインでビンビン玉をフォールさせると、ガツンっ ! と一発。
え、ここに鯛いたの? なんて一瞬思いますが三段引きとは少し違うようです。
イッツのドラグがたまに出ますが、騙されません。
その風貌から受ける印象に反して意外にファイトするので、不覚にも鯛と間違える事があるのですが

比較的素直に上がってくるのでもう分かりますよ~。

親父は子供の頃、亡くなった祖母に作ってもらったホウボウの煮付けが最高のごちそうだったそうです。
お土産決定


〈本日というか合宿1日目の釣果〉

もちろん大満足です。
親父の喜んだ顔が目に浮かびます。
さて釣果大満足の1日目は終了、翌日に備えて ycos 氏 と全裸で温泉

展望風呂から眺める夕日は史上最高なもので、中年二人が眺めるシチュエーションとしては、
史上最○と若干揶揄される可能性も決して否定出来ませんが、そんな事お構いなしに温泉を
比較的堪能する中年二人であった 。。。

訳あって温泉のオネーサンに叩き起こされ

いつの間にか 満点の星空

★★ 【GW合宿2日目】
朝~

チチチチ チチチチ

前日、 真鯛王 をゲットした私に天から御声が降って来た事を思い出します。
「朝一番、午前5時から1時間程度入れ食いな~のだ。水深は35mな~のだっ!」
御声という割には若干下衆かつリアルな感じもしますが、その教えを信じて午前5時過ぎに
Take Off !

実家のお土産は何とか確保出来た。
しかし、実家の前に住んでおられて昔からとてもお世話になっている○○さん一家に真鯛を渡したい気持がありました。
その一家のおじさんは超釣り好きで、昔から密かに憧れというか尊敬していました。
趣味が高じて大きな船を持たれて、自由気ままに三河湾で釣りを楽しんでおられたのですが、
最近ご病気となり暫く闘病生活を余儀なくされていましたが無事退院されたのです。
私の父母が病に伏した時も色々と面倒を見ていただいたご一家なので、岩にかじりついても真鯛を渡したい

すると ・・・

チーハマ

入れ食い

へい、おまーち と言わんばかりに御声のとおり早朝入れ食いタイム

でも何かが違う。何が違うのかを悟るのため、私に時間はそんなに必要ありませんでした 。。。 (えらそうな感じで)
私は 青いブツ というよりも 赤いブツ を狙っているのだ

私は 真鯛嬢 が欲しいのだ ・・・ と。
青いブツ はフォールの途中で釣れてしまうほどたくさん
いるようで、これでは肝心の真鯛が釣れません。 (もちろん嬉しい悲鳴です。)
するとそんな私の気持ちを察してか、デスペラード

ここまで先端の折れたメタルウィッチでスローピッチをしていましたが、ハマチが入れ食いしてしまうため
少し目先を変える意味で 鯛には鯛ラバ ビンビン玉60gをこっそり落としてみます。
すると ・・・
フォール → 着底 → まきまき水深37mのところ17mほど巻いたところで → 少し品の良い感じで ドーン
よっしゃ 三段引き しかも残すところ20m 楽ち~ん

いささか強引に巻きとるも、直ぐに真鯛決定を知らせる 水泡が ボコボコ と浮きあがって来ます。

綺麗な 真鯛嬢 63cm

ありがとう 久しぶりの 真鯛嬢 ありがとう 合宿につきあってくれた ycos氏
その後もチーハマは浅場を中心に釣れ続きましたが、2匹のみキープ
最後に不思議な魚が釣れましたが、見るからにややこしそうなのでリリース
(オニオコゼですかね?)

〈合宿2日目の釣果〉

もちろんもちろん大満足です。

1日目は 真鯛王 2日目は 真鯛嬢
申し分のない釣果だと思っています。

その後実家に帰省して親父に 真鯛王 、ご近所一家に 真鯛嬢 を渡しましたが、
皆とても喜んでくれて私もとても嬉しかったです。
David Bowie - Starman (1972) HD
始動後間もない合宿という事で不安なところもありましたが、何とか乗り越える事が
出来てほっとしています。
多少ですが合宿にも慣れて来たので、次回合宿時には色々と対策を練りたいと思っています。
やはりもう少しだけ 鯛 が釣りたいです。
ではそろそろ浜はどうなの? って事で。(笑)