皆様、こんにちは。当ブログの管理人
AKI です。
8月9日(金)、10日(土)と合宿形式でKFしてきましたので
第9回+第10回 KF釣行記としてご報告いたします。(ブログ上は第1回目!)
第1回~第8回については、後日ダイジェスト版としてお送りする予定です。
●第一日目 ~ 真鯛はマダイルカ編
「では浜で(笑)。」 の言葉の真相を確かめるべく私は一刻も早く神聖なるかの地へ
旅立ちたく誰が名付けたか作戦SDIを秘密裏に進めておりました。
問題は木曜日に行われる超重要会議。
しがない中年サラリーマンである私はこの日だけは
サボる絶対外すことが出来ないのです。
万が一間違って外そうものなら非常にヤバイのです。真鯛どころではありません。
ヤバイ真鯛…。冗談抜きに私自身がヤイバ真鯛12号欠品中になりかねないのです。
(いずれにせよ某釣具店さん、早期の補充よろしくです。それまで11号で対応。)
そんな私の気持ちとは裏腹に風速5メートルを軽~く超えるような荒れまくりの某重要会議。
一体いつになったら終わるというのだ?
やはり定石どおり風速5メートル超えは出艇を控えるのが懸命なのか?
先が見えない会議に苛立ちを隠せないでいると、
釣りではグンソクよりもイケてる痴人
知人男性から幸せメールが…。ほほう、おぬしやりよんな~。若干のジェラスを感じる
私であったが、なんとこのメール受信を境に荒れ荒れ会議は和平交渉がどんどん進み、
そしてめでたく終了のゴング!ありがとう、ycosさん。
私は海上の人になるべく先を急ぎます。心の中で
“真鯛はまだ残っているのか?”
ガソリン残量を見ると往復分の量は十分ありそうだが精神的余裕が欲しいなと考えて、
ちょい補充のためM○石油のセルフスタンドへちょい寄り。
KF、ボーターの皆様は寝てから行くか、はてまた行ってから寝るかで悩みませんか?
私は基本枕が変わると寝れない繊細な心(チキンハート)の持ち主なので、出来る限り
寝てから行くパターンを選択するようにしています。 焦る気持ち…。
釣りの準備が全く出来ていない状態だったので、ブツを適当に車に放り込んでさっさと
就寝。起床!うーんダルい。もうちょっとええがな。どうせおっさんは昨日から合宿やし、
全身筋肉痛で起床は5時起きに違いないさ!とゆるーく分析を行いぎりぎりの時間に出発!
あっちゅーまに最寄りのコンビニに到着。さてさて氷を買って~、あれ半額弁当ないの?
がっくし。しゃーないし定価で購入するイナリずし。この酸味が疲れた身体に優しいん
だよね~とお金を払おうとしてびっくり仰天!それも日頃は至極平和の生活を営む私に
めったに訪れない超ド級の悲劇!最上(級)悲劇!!
おっ、お金ないじゃん。 (汗)
はっ、あの時だ。前日、先を急いで焦っていた私は○K石油セルフスタンドで珍しく諭吉を
投入するもあろうことかお釣りの8野口、もしくは1樋口と3野口を受け取るための権利で
あるレシートの存在を完全に忘却の彼方へ押しやってバイバイキ~ン…。ぴゅ~っとね。
機械と言う魔物に釣られてしまい出鼻を挫かれた私はお金がどうのこうの言う以前の問題
として自己嫌悪に陥り、うなだれながらヨタレ目で午前4時30分に現地到着。気分的には
真鯛どころではありません。
今日はまじヤバイ真鯛…。 (まっ、レンコの連呼はいけそうですが。しょーもなっ!)
浜の上には…、おりますがな。えっ、何かいつもと感じが違うやん。頭のあたりが…。
ガーン。
彼に何が起こったと言うのだ。私の
冷たい熱い視線の先には、おニューなヘアスタイル
で閻魔さんのように立ち尽くす
全身筋肉痛予定の師の姿が…。圧倒的な存在感です。
髪型には全く興味がないと踏んでいたが、その様は
フーリガン デービッドべっかむ風
ソフトモヒカンと言えるでしょう。若干目がつりあがっているようです。
発情期なの?
究極のモヒカン男はそんな私の気持ちを知ってか知らずか
たった 30分の遅刻を責め立て、
その後挨拶がわりのかかと落としをお見舞いされ腕ひしぎ十字固めで軽く締め上げられたあと伝家の宝刀
パイルドライバーを決められ昇天、1、2、3、カンカン、あカ~ン。
浜の上で良かった…、妙に納得する私でした。
一応カクカクしかじか事の顛末を伝えたのですが、心優しき彼から一言。
「真鯛を10匹釣って元を取ったらええがなっ!(怒)」
イエっさー、敬礼っ!(怯)
さて前置きが長すぎましたね。(反省)このままではまた長文になってしまうので緩んだ
ドレインプラグを締めなおしてOK!午前6時頃出艇!、目指すはUMP70mライン。
精神的肉体的にもはや廃人と化した私は漕ぐ漕ぐそしてそんな私の心を察知して優しく
迎えてくれる朝日さん。
暗雲立ちこめ気味ですが気にしない気にしない。
ycosさんとは若干行き先が違うようです。海の上に出れば行き先自由ですが、お互いが
視界に入っている事の確認は必須です。
相手が見えない場合は念のため携帯で互いの状況を確認し合えばより安全だと思ってます。
漕ぐ漕ぐ、おっ、今日はパドリングの調子がいいですね~と自意識過剰に思った瞬間、突然最近
その存在のありたがみを感じ始めた魚探、まだ使い方を把握しきれず主に水深を把握するため
だけの存在に成り下がっている私にはオーバースペックな魚探がピーピーと雄叫びを奏ではじめ
たではないですか!
ふと目をやると、おおナイスベイト反応!
50mライン。すかさず鯛ラバ投下!この日のために面倒くさかったけど渋々自作したフックと
J州屋鯛ラバ大好き店員さんのおすすめのデュエル赤ネクタイに付け替えた鯛カブラはその実力を
如何なく発揮できるのか? 息を飲みます。
着底っ、まきマキMAKI、すぐにガツガツっと衝撃が伝わります。
おおっ!早速来たな、何かデカい魚がネクタイをカジカジしているのが初心者でも分かりました。
この下に例のヤツがおるなと確信。しかしフッキングには至らず再度投下の2投目。
まきまき、カジカジっ、ギュイーンっと来たキター(喜)。ドラグ出る出る、今度こそ間違いない!
真鯛だっ!鯛の3段引きだ~! ベテランの皆様はもう当然その感触を把握されている事だと
思いますが、私もデカい鯛がかかった時の感じ、つかめてきたような気がします。
はっきり言ってこの引きを一度でも経験してしまうと
真鯛の虜になってしまいすね。やめられません。
一度まぐれでデカい根魚を釣りましたが、やはり感じが違いますね。
極上の三段引きを全身で受け止め何とも言えない幸せを感じながらやりとりする事5分くらい(笑)、
ぷっか~ん
ヤッター。出艇間もない午前6時10分に登場されたお魚さんは、
真鯛60cm。今の私には十分すぎるサイズです。
もったいない →
MOTTAINAI → もっとタイいない?
今日はスタートから蹴躓いてしまい意気消沈での釣行となりましたが、この1匹で立ち直るどころか
元気いっぱい勇気百倍になりました!(笑) 真鯛さん、ありがとう。
1匹釣ったらじゃんじゃん釣れる症候群は存在するのでしょうか?不思議ですね。
横を見ればあくまでもマイペースに70mライン目指して漕ぎ続けるycos氏の姿が…。
私は股の間に鯛を挟みながら絞めている状態だったのでメール出来ません。
声は届きそうもない距離だったので、おーい、今ここに来たらベイト反応抜群で、あと何匹か
釣れるで~っとあくまでもマイペースな彼に念を送りますが届かないようで、代わりに別の
プレジャーボートが私のポイントに。念を送る相手を間違えたようです。まっ、仕方がない。
その後 午前6時40分
大好物のアマダイ34cm
午前7時30分
レンコ22cm。リリースするも上手くいかずキープ
午前8時
ちょっと控えめサイズの真鯛。リリース。
午前8時30分
アオハタ43cm。根魚美味しいので大好きです。
引きは強いながらも鯛とは違う事をしっかりと確認。キープ。
さてここでふとアノ忌まわしき出来事を思い出します。
そこでM○石油に電話してみることに…。昨日の何時頃、おたくにお邪魔した中年釣り好き男子ですが、
お釣りを取り忘れましたと直球勝負!すると監視カメラで確認、車種などを聞かれて待つ事たった1分、
無事○K石油スタンドスタッフが忘れものとしてレシートを回収していることが判明!
良かった~と胸を撫で下ろす私。今後このような事がないように深く反省するとともに
○○石油セルフスタント、グッジョブ!エクセレント!!
午前9時20分
レンコ25cm。お土産用にキープ。
しばらくの間凪に近い状態だったと記憶しておりますが、いつの間にやらヤバイ状態に…。
漕いでも漕いでも岸を見たら景色が変わってないので、余裕残しのパドリングから一気に本気(マジ)
モードに変更!ポイントを変えるだけの横移動のつもりでしたが、目的のポイントに着くと釣りに
ならない状態。安全第一、出艇場所に戻り休むこと1時間。そろそろ大丈夫?かな~っと再出艇。
今日は何だか分かりませんが、個人的に鯛が釣れる感いっぱいだったので、いそいそと例の50m
ラインに到着。鯛ラバ投下。はいっ、来ました。ギュイーン!ドラグ出まくりで、真鯛を確信しますが、
半分くらい巻いたところで痛恨のバラシ。バラシって悔しいですね。私もこれからフックの事を
研究したいと思います。ロッドとリールは安物ですが、何とか対応出来ているような気がします。
しかしロッドはもう少しあれこれ経験したら、上級種に買い変えるかもしれません。
(先立つものがあればの話ですが。笑)
ロッドはやはり柔らかくて吸収力のあるものが定石なのでしょうか。メタルウィッチ、気になります。
そして午後2時
まきマキMAKI、ギュイーン。
ドラグが出るもののそこまで大きくないと思いました。
真鯛33cm。塩焼きに最高のサイズですね。キープ。
この時点で帰っても良かったのですが、
粘る師に迂闊に帰るとは言えず、もじもじしながら釣行続行。
隙あらばすぐにでも帰れそうな40mラインを渋々探ります。(笑)
鯛ラバ投下。まきまき、ギュイーン、って本日最強の引きがキタ~!!しかも結構浅い場所。
でも何となく頭をよぎる嫌な感じ。バレタリして。そんなアホな事を一瞬でも考えた私を戒めるか
のごとく、はいっと某元マラソン選手風に一言、“バレちゃいました~!”
しかし不純な動機で選んだこの場所、思いの他ベイトの反応良好です。
そこでycosさんを呼んで、
ココ掘れワンワン ここに鯛ラバ落としたらすぐにでも釣れます
ことよ、オホホホ~と助言。二人で鯛ラバ投入します。
しばらく鯛ラバ作業に集中していると、ycosさんから悲痛な叫びが聞こえて来ます。うん?上手く
聞き取れませんが、
イルカがどうのこうのって…、えっ、イルカって…。
はいはい、本日もご登場のイルカ様ご一行。いつもよりたくさんですね。ありがとうございます。
てか、おいおい、うじゃうじゃですやん。ちょっと遠めに居たはずのイルカさん達を呑気に眺めて
おりましたが、どんどんこちらの方に近付いてきます。
うむむ、ヤバイかも。
近くをちょっと数えただけも20~30頭位いるし、沖にも相当の数のイルカが確認出来ます。
イルカウォッチングツアーであれば大成功でしょう。
有給休暇を取得し、つかの間のフィッシングライフを満喫する中年男性2名をあざ笑うかのように
イルカさん達からビッグなプレゼントです。イルカ隊は瞬く間に我々の艇の回りを縦横無尽に
泳ぎ回り、ちょい沖を見れば何頭かのイルカ大ジャンプ。これ、水族達の館なんかのショーで
見る分には最高!エクセレント!ですが、近くでやられたら恐怖以外の何物でもありません。
冗談抜きに私はビビりました。空中1回転とかこの状況で決められてもね~、困るよ、きみ~。
彼ら、もしくは彼女らをあれほどまでに興奮させる要素が一体どこにあるというのでしょうか。
まあしかし、イルカさん達はとっても楽しそうで良かった良かった。(笑)
グラン・ブルーの世界
一方ycosさんは私よりも位置取りが良かったらしく、イルカの大群に囲まれていました。(笑)
どうもイルカさん達は私よりも彼に興味があるようです。(笑)
ヘアースタイルに注目しているのでしょうか?
中年男性2名は、こえ~、ヒエ~、など声にならない雄叫びをあげながら、どうにかイルカが
艇にぶつかってこない事を祈り“”イルカって何か知らんけど頭から光線を出して相手との距離
を測ったりしてるんちゃうの?”とか、“”イルカだってぶつかって痛い思いをするのは嫌なんちゃうの?”
と非科学的な議論を交わしながらしばしイルカ撮影などを試みますが、浮いては消え、浮いては消えを
繰り返す連中の写真撮影はことごとく失敗。そんな中での
奇跡の一枚 はこちら。
ひょっとすると私の知らない間に ycos氏 はイルカに乗っていたのかもしれません。(笑)
幻想的とも言えるこの1枚。しかしイルカさん、近すぎます。僕たちそんなに若くないので、
心臓に悪いです。 次回からはお手柔らかに。
さて、今回も無駄に長くなってしまいましたのでそろそろ締めたいと思います。
あまりにも内容が濃すぎて、第二日目の釣行記録は後日アップいたします。
第一日目の釣果は
初心者としては上出来ではないでしょうか。
イルカウォッチング付きの合宿第一日目のKFガサ活動、スタート時の絶望感はどこへやら、
最終的に満足を得られる事が出来ました。
ゆったりと後片付けをしてKF2日目の釣行準備を簡単に済ませてから、再び別の浜へと旅立つ
ycos氏をとても軽く見送り一人虚しくお風呂に入ります。
明日は晴れるかな?
コンビニで半額弁当を購入し、浜に戻り一人寂しく寝る私であった。(つづく)
それでは皆様、またビーチにてお会いいたしましょう!
Chris Rea : On The Beach