「黒い五月」の活動日誌

ティーカップから引っ越してきました。

2023日本生命交流戦をセ・リーグ目線で展望してみる(2)

2023-05-29 07:29:57 | NPB

    しつこく日程を再掲。

      5/30       ~       6/18
    燕 歪歪歪毛毛毛―咀咀咀斃斃斃―鷹鷹鷹檻檻檻
    ☆ 毛毛毛猫猫猫予病病病凶凶凶―公公公鴎鴎鴎
    虎 斃斃斃鴎鴎鴎予烙烙烙歪歪歪―檻檻檻鷹鷹鷹
    虚 咀咀咀公公公―凶凶凶病病病―猫猫猫毛毛毛
    鯉 凶凶凶鷹鷹鷹―歪歪歪咀咀咀予毛毛毛猫猫猫
    竜 病病病檻檻檻―大斃斃烙烙烙―鴎鴎鴎公公公

    球団名蔑称はホームゲーム、球場名蔑称はビジターゲーム。
    凡例 凶=凶セラド 病=病ド 斃=斃牢哭ド 大=県営大宮 烙=烙天モバパー 咀=咀々魔鱗 歪=歪主恨フィ 

 とりあえず、各チームの勝敗予想をば。

燕 11-7 「緻密なセ・リーグ野球」を最も完成させて、2020年代最強にノミネートされる可能性があるのが、ここ。
 厳しい状況なのは確かだが、自力を考えれば、これくらいはやるのではないか。ただ、セ・リーグ野球を追求した故に、全試合が日本シリーズ並みの壮絶な試合に巻き込まれるのは必至。

☆ 11-7 ここ数年の交流戦での戦い方を見ていると、自分たちがパ・リーグ所属と思い込んでいる謎の集団としか思えん(苦笑)。燕とはベクトルが違う(日常のパ・リーグ的な)壮絶な試合が続くのは必至。バウアーさんが、パ・リーグ各チームのカット攻撃にブチ切れないかも心配。

虎 9-9 あの岡田監督の性格上、そんなにガツガツは仕掛けないだろうが、投手は強力だし、目下首位だし勝ち越しも十分あるんだろうけど、最大の問題はホームが甲子園であることか。そして、どういうわけか毎年のように相手の表ローテとぶつかるという(苦笑)。さらに、こと甲子園では、どのカードも死闘に持ち込まれることが多いので、まずはvs猫で勢いに乗りたい。

虚 9-9 なんのかんので交流戦通算で勝ち越しているのは、セ・リーグではココだけ。東京ドームでの試合ともなると鬼と化すし、原監督は、どういう事情なのか交流戦となると捨て身の総力戦を仕掛けてくる傾向もあるので、ハマれば優勝争いまでありそう。

鯉 7-11 基本的に、この球団は交流戦が鬼門。移動の負担を考えて無理はしないという方針なのかも知れないが。新井さん的には、公と鷹にはきっちりリベンジしたいはずなので、そこで力を使い果たすことが無ければ、9-9くらいまではありそう。

竜 6-12  志向する野球を考えると、打てないのは仕方がないにしても、さすがに諸々ミスが多すぎる。根尾をどのように使うかくらいは、注目したい。

――で合計53勝かあ……これくらいであれば、すぐに引っ繰り返せそうね。なんつーか、燕や竜と、公と毛のどっちが本当に弱くて暗黒なのか次第だろーね。


2023日本生命交流戦をセ・リーグ目線で展望してみる(1)

2023-05-28 22:14:49 | NPB

 今年もそんな季節がやってきました。
 というわけで、誰に頼まれたわけでもなく、まずは日程から――

  5/30       ~       6/18
燕 歪歪歪毛毛毛―咀咀咀斃斃斃―鷹鷹鷹檻檻檻
☆ 毛毛毛猫猫猫予病病病凶凶凶―公公公鴎鴎鴎
虎 斃斃斃鴎鴎鴎予烙烙烙歪歪歪―檻檻檻鷹鷹鷹
虚 咀咀咀公公公―凶凶凶病病病―猫猫猫毛毛毛
鯉 凶凶凶鷹鷹鷹―歪歪歪咀咀咀予毛毛毛猫猫猫
竜 病病病檻檻檻―大斃斃烙烙烙―鴎鴎鴎公公公

球団名蔑称はホームゲーム、球場名蔑称はビジターゲーム。
凡例 凶=凶セラド 病=病ド 斃=斃牢哭ド 大=県営大宮 烙=烙天モバパー 咀=咀々魔鱗 歪=歪主恨フィ

 続いて、パ・リーグ各チームの現状やら何やらを分析してみる(特例抹消の可能性も考慮して、人数多めにしてます)。


予想される先発ローテーション
山下→田嶋→山本(コットン)→山岡→山﨑福→宮城
主な勝ちパターン継投
比嘉、ワゲスパック、漆原、村西、山崎颯、阿部、宇田川、小木田、近藤、本田のうちの何人か→(平野佳)
注意しておきたい選手
山下=パ・リーグは、また新たな怪物を生み出してしまったらしい
茶野=育成4位で入ってきたルーキー

寸評
 昨年の日本一。シリーズでは「戦いは数だ」と言わんばかりに、特にブルペン陣の物量作戦で半ば無理やり相手をねじ切った感じ。
 目下、投打ともに調子が上がらず。とはいえ、誰かが抜けても、取り敢えず応急措置できるくらいの頭数は揃っているので、なんだかんだで上位戦線に食い込んでいるあたり、なかなかしぶとい。ただ、ゴンザレスまで抜けてしまったので、打撃戦に持ち込まれるといかにも苦しそう。



予想される先発ローテーション
大関→和田→ガンケル(森)→東浜→石川→藤井
主な勝ちパターン継投
津森、田浦、松本裕、嘉弥真、板東、大津、(甲斐野)、(高橋礼)のうちの何人か→モイネロ→オスナ
注意しておきたい選手
柳町=経歴的には超エリート

寸評
 見事なまでに世代交代に苦しんでいる感じ。しかも事実上、デスパイネ、グラシアルをリリースしてまで獲得したメジャーリーガーのうち、野手2人が殆ど役に立っていないのが、苦しい。それでも、首位争いしているのが、このチームの恐ろしさなわけだが。さすが、極悪レベルの補強をしただけのことはある。
 少なくとも一昨年、去年よりは、手ごわい相手にはなっていると思う。


予想される先発ローテーション
エンス(隅田)→今井→隅田(エンス)→松本→高橋光成→平良
主な勝ちパターン継投
増田、平井、佐藤隼、森脇、青山、ティノコのうちの何人か

寸評
 源田がWBCでの負傷により離脱中。ついでに4番打者も諸々あって離脱中(なんならことと次第によっては――)。
 それでも中村がよみがえり、マキノンがなんのかんので打ってるし、投手陣も以前に比べれば可燃性が低くなってきているので、噛み合ってくればAクラス争いはするんだろうけど、なんとも苦しい。
 ただ、何かの弾みで打撃戦になると、互いに無事では済まなそう。

 


予想される先発ローテーション
田中将(松井友or則本)→早川→瀧中→藤平→松井友(岸)→荘司(則本)
主な勝ちパターン継投
内、鈴木翔、宮森、酒居、安樂、西口、宋のうちの何人か→松井裕
注意すべき選手
宮森=昨年、ひそかに支配下登録されて、ひそかに無失点記録を続けていた人

寸評
 まるで、ミスターの時代のどっかの球団みたいな事態に陥ってるな、このチーム。
 田中将と岸の離脱が長引くと、派手にヤバいことになる。ローテーションも組み直してきそう。
 さすがに主力野手全員が不振なままで終わるとは思えないので、帳尻は合わせてくるのだろうが……。

 


予想される先発ローテーション
西野→小島→メルセデス(美馬)→廣畑(メルセデスor美馬)→種市→佐々木朗
主な勝ちパターン継投
岩下、東妻、西村、坂本、ペルドモのうちの2人くらい→澤村→益田
注意すべき選手
茶谷=ソフトバンクでくすぶっていたはずなのに……
種市=ジェネリック千賀
友杉=足が結構速いルーキー

寸評
 目下、リーグ首位。
 前年比で、投手陣も野手陣も安定したから、ということなんでしょうね。
 交流戦では、ローテーション組み直しがありそう。とにかく、投手戦に持ち込んでいくのがベターだろう。



予想される先発ローテーション
伊藤(上原or鈴木)→上沢(杉浦or鈴木)→加藤貴(鈴木)→北山(鈴木)→メネズ(鈴木or矢澤)
主な勝ちパターン継投
玉井、河野、池田、宮西、ロドリゲスのうちからまともに投げられそうな人→田中正
注意すべき選手
アルカンタラ=ジェネリック杉谷
矢澤=取り敢えず二刀流が出来そうなルーキー

 オフも補強どころ補充すら怪しかった上に、開幕以降も投手野手ともに負傷離脱者続出、鈴木を中5日で回して常にスライドを続ける変則ローテーションを始めてるし、スタメンには打率1割台の選手が並ぶ始末で、勝敗以前にプロ球団としてのレベルを維持できるのかどうかというレベルなのにも関わらず、最下位から何とか抜け出している状態。この時点で奇跡に近い。
 基本的に打てない、守れないので、普通に勝ち越せないと正直、レギュラーシーズンの闘いも厳しくなると思う。

 

全体的な傾向予測

 リーグ間の闘いになると、過去2年同様、セ・リーグがちょっと有利な感じはする。
 東京の2チームの移動が比較的ラクな分(特に燕)というのが、実に安直な理由。
 とはいえ、コロナの制限が徐々に解除されていることで、パ・リーグ各球団のスコアラーも動きやすくなっていることや、遠征先でのトレーニングもやりやすくなることで、差が埋まってくるのではないか、と。


今更ながらWBC2023を振り返る

2023-05-04 17:59:45 | NPB

 いや、ま、ホントに今更ながらだけど、さ。

 日本中を熱狂の渦に巻き込んだWBCから、早1カ月半が経過したんだなあ。

 前回、前々回は、それほど熱心に見ていた記憶が無いんですよねえ。

 あ、初回は結構見てたかな?

 いわゆる「代表戦」も1回だけ、東京ドームに行ったわ(プレミア12のメキシコ戦)。

 意外と私自身、野球もサッカーも代表戦って、あまり興味がわかない方なんでしょうね。理由は知らん。

 それでも、今回は壮行試合のvs阪神以降は、熱心に見てしまったわ。

 ホントは、チェコ戦くらいは行きたかったんだけどねえ、何せ仕事の都合で、行けるかどうか分からん状態なもんで(苦笑)。

 それはともかくとして、取り敢えず、私自身が今回は結構、燃えてた理由を振り返ってみる。

 

 なんといっても「オオタニサン」だよな。

 なんせ、ベーブ・ルースをリアルタイムでやってるというか、人の領域を超え始めてるもんな。

 元々、「WBCに大谷を」という野球界+それを取り巻く業界の強い期待から、栗山監督が起用されたのは明白なわけで、そのいわゆる「師弟物語」の中で、二人が同じユニフォームを着るなんてことは、恐らく今回が最後になるだろうという物語性は、私に限らず多くの人をひきつけたのではないかと思う。

 ついでに物語という意味では、ファイターズの暗黒化とともに名声も地に落ちかかっていた上に、負け方次第では球界の表舞台に立つこともできなくなる可能性もあった栗山監督。気が付いたら、チームを追われ、ついでに野球界からも離れていた白井ヘッドコーチ、チームを追われるとともにプライベートで色々あった城石コーチ、やっぱりチームを追われた厚澤コーチ、これまたチームを(以下略、マリーンズの監督として捲土重来という形になっている吉井コーチ、すっかり解体されてしまったファイターズ日本一当時の、そして前人未踏の道を目指す大谷翔平の育成に携わったベストスタッフの再生の物語ともいえたのではないか。

 こと、オオタニサンの育成に関しては、とにかく相当な葛藤やら苦悩やら衝突といったものもあったと思う(いわゆるスター選手候補生に関しては。ありがちではあるが)。

 実際、犠牲も大きかったし(中田とか中田とか中田とか。あと大野、西川、陽なんかも入りそう)、2017年以降は指導者としても燃え尽きていた感じが漂っていたし。

 さて、栗山英樹という方は、勝負がかかると意外と手段を選ばないというか、時としては故野村克也氏よりもよっぽど陰湿な戦い方をするしね(誉め言葉)。

 で、異様なプレッシャーがかかる中で、ダルビッシュを招聘。そして、大会前までは「ルールでOKらしいんで、せっかくなんで呼んでみました」的な存在だったヌートバーまで布陣に加えるんだから尋常ではない執念を感じる。

 社会情勢的にも閉塞感あったし、あとは個人的な感覚だけど、日本が集団競技(特に球技)で世界一になれるチャンスというのが、今回を逃すと今後しばらくは無いのではないか、という漠然とした予感があって、それが熱狂を後押しした気がする。

 さて、これからのことも考えてみよう。

 この先、とにかく、日本が世界一を、常勝軍団を、ただひたすらに勝利を――というのであれば、「それでいいや」で済むのだろうけど、もうちょい世界的にメジャーな競技として認知させたいとかそういう思いがあるのならば、色々と考え方も変えなきゃならんと思うのだ。

 現状、WBCって結局のところ実質的にMLBによる、MLBのプロモーションのための意味合いが強い大会なわけで(実際、大会途中にトーナメント表が入れ替わるとか、ありえんし)、そういった縛りの中で、どのように立ち回るべきか?

 結局のところ、もし、この場合はNPBとしても(厳密にいえばJABAや各独立リーグ機構も入ってくるとしても)世界戦略を担おうというのなら、16球団に拡大するとか、あるいは3~4部制の全国リーグに大幅な再編をするのか、定期的に海外のクラブチームとの公式戦を開催するとか、また外国選手の受け入れも拡大する一方で、日本の選手を諸々研修など施した上で当面は斡旋の形で送り出すとか、それくらいことをしていかないと、国内の野球人口の維持もおぼつかんだろうね。

 台湾とかイタリア、オランダあたりと交流戦やったら、スタジアムがかなり熱くなりそうだな。

 ただ、これからの日本の社会を考えた時、戦力外になった野球選手がクリケットに転身して大成功というパターンも、有り得そう。インド人、増えたし……。