「黒い五月」の活動日誌

ティーカップから引っ越してきました。

緊急事態宣言下の生活

2020-05-24 12:09:00 | 日常生活
 この2か月くらい、幸か不幸か家にいる時間が増え、それとともに殊勝にも読書をする時間が増えたので、ちょちょいと読んだのが、「そばですよ」(平松洋子・著)。
 年に一枚程度依頼しているワイシャツ店の店主から譲り受けたものなんですけどね。

 ほんと、久しくいってないなあ、立ち食いの店。
 若いころはちょいちょい行っていたんだけどね。
 読んでいて思うのは、立ち食いの店を楽しめる人って、本当は心に余裕がある人なのではないか、ということ。
 日々、仕事やら何やらに追われて精神肉体が追い込まれていたら、外食の時くらいは、せめてゆっくりできる店に入りたいものね。
 とはいえ、それなりに思い入れはあるもので、昔入ったことのある店が、経営者が変わるなど紆余曲折を経ながら続いているのを知ると、感慨が深くなったりする。
 
 当該書籍では、チェーン店系には、あまり触れられていないけど、案外バカにできないレベルを保っているのだと思う。

 で、立ち食いで思い浮かべてしまうのは、どういうわけか、押井守監督作品。
 あ、「立喰師列伝」、未だに見てないや(おい)。

 次のTNGパトレイバー(作るのかどーかは知らんが)でも、何らかの形で立ち食い店が出てくんじゃないかな?
 それで、経営者が実は、後藤さんとしのぶさんだったりして。
 押井監督自身は、作品内で、こと男女の関係を描きたがらない(?)、あるいは描いても「あれ?」と思う部分が散見されるのですが、この通称「ごと×しの」は、プラトニック・ラブ的に持っていけばいくほど、端から見れば、結構な「バカップル」というか、結局、ラブラブなんじゃないか、と、思わせてしまうのです(私の一方的な思い込みの可能性が高いですが)。
 時折、壮絶な夫婦喧嘩(だいたい、後藤さんの「悪さ」がバレるのが原因)をしそうな雰囲気もありそうですけどね(苦笑)。

 これで同人誌的な展開になると、二人の間に子ども(多分、容姿は母親似)が居て、成長すると共に父親に性格が似てきて、しかも男子だったらモテそうなもんだから、しのぶさんが悩んだり、時々松井さんが現れて、後藤さんに「面倒なこと」を持ち込んできて、やっぱり後藤さんがそれに首を突っ込んで、しのぶさんが悩んだり、で、ある時、しのぶさんがブチ切れて、必要以上に大暴れした挙句、力業で「状況」を解決に導く――とか。

 店も、だいたい隅田川よりは東側かなあ?
 2階建ての住居込みか、店はボロいビルの1階部分で、別の場所にアパートで暮らしているか?
 客層は、当然のごとく近場の学生やサラリーマンが中心。
 基本的に厨房に立っているのは、後藤さんだろうな。
 特にしのぶさんを天ぷら鍋の前に立たせたら、何となく危険な感じはするし(偏見)。
 そば、うどんは、まあ、たぶん、あまりこだわらずに茹で麺だろーね。
 さすがに、だしくらいは自力で引いてそうだけど。
 むしろ、しのぶさん考案のどこぞの民族料理シリーズのほうが受けてたりして(よ●だそばのカレーみたいなもん)。ついでに天ぷらなどのテイクアウトの方が売り上げがよさそう(天ぷらって、概して利益率は低めらしいけど)。
 もっとも「ハゼの干物」という絶対的な商品があるので、店舗については採算をあまり重視していない可能性すら考えられますけどね。
 
 ついでにいうと、二人ともこのコロナ禍もあらゆる手段で乗り切りそうなバイタリティーはありそうだよな……。
 どこぞからマスクと消毒液くらいは、仕入れてそうだし。

 採算を度外視するならば、特車二課棟の近場に店を置いて、事と次第によっては、キッチンカーで駆けつけるとか。上海亭が開いている昼はともかく、夜食で重宝されそうだな(ある種の「二宮給食」的な)。

 ついでのついでにいうと、子供の教育に関しては、しのぶさんはめちゃくちゃ厳しいだろうな。

 そして、日曜日の昼間に、こんな妄想を繰り広げる自分もいい加減におかしい。