「黒い五月」の活動日誌

ティーカップから引っ越してきました。

2022交流戦と日本シリーズをまとめて感想戦

2022-11-06 11:10:07 | NPB

 まずは、今更ながら、交流戦を振り返る。

 コロナ禍の情勢下、選手の能力差勝負になると昨年日本一の東京ヤクルトは、やはり強かった。

 そして、ひそかに息を吹き返したトラさんチーム。鬼のように表ローテをぶつけられて、逆に選手が覚醒してしまったか。

 ★は、ここ数年、交流戦になると、自分たちがパ・リーグ所属だと勘違いしているんじゃないかという野球を仕掛けてくるし。

 やはり、この状況下において、スコアラーの動きを封じられている上に、移動距離がモロにハンデになってしまった気がする。

 飛行機利用もある長距離移動+滞在、しかも外出にも制限。とにかくパの野手とブルペン陣にとっては、精神的なストレスは相当なモノだったと思う。

 先発投手だけど、佐々木朗希あたりにも、梅雨以降で影響はあったと思う。

 比較的バランスの取れたスターアスリートが多いセ・リーグに比べると、アホみたいなというかバグった出力を発揮するモンスター系が多いパ・リーグにおいては、お姉ちゃんのいる夜のお店に行くことも含めて、ストレスの解消、発散と休息が重要なのだろうな。

 その辺りに理由を求めないと2年続けて、スラッガータイプの打者の不振が続出してしまったパの打低ぶりは、ちょっと尋常じゃないし、説明もしきれない。

 で、そんな中で例の狐踊りが異様に流行したのも、踊りの振り付け自体が覚えやすい&アレンジも効きやすいというのもそうだけど、選手関係者のリフレッシュ(この場合、あくまでも体を動かすという意味)の一環にもなっていたのではないか、と邪推すらしてみる。

 

 で、日本シリーズ。

 正直、ツバメさんのスイープかな?と思ってて、檻が一つ返したので、「神宮で胴上げできるじゃん」くらいに思ってて、で、気が付いたら檻が4連勝していたという謎の流れ。

 そりゃ、初戦で山本負傷、2戦目で逃げ切り失敗&勝ち越したかと思ったらルールにより無効で結局引き分け、3戦目はボコボコときたら、「一つは勝てれば――」ってムードになりがちですって。

 ただ、3戦目を終えた時点で、ようやくデータがそろったのか、まともに檻のスコアラーが機能してきたようで、そっからは水が流れるように(さすがに第7戦は危ない雰囲気もあったが)――。

 先発投手の権利やらプライドやらを半ば無視して、とにかく速い球を投げるやつを次々投入して、そのまま4試合押し切っていった形に。

 うん、本当に「戦いは数だよ」を地で行ってたな。若月ぴょんぴょんが(以下略

 まさに、5年くらい前の「名前も知らないやつが、いきなり150キロ超えのストレートを投げ込んでくる」という恐怖心の植え付けというか、初期交流戦におけるパ・リーグサイドの個々の能力の高さでは勝てない相手に対して、束になってかかって引きずり落とす――世界観が再現されてましたな。

 近年、勝ちパターン継投は最低で左腕(変則ならなお可)一人入れての3枚+αというのが定跡だったのだが、とにかく宇田川を筆頭に山崎颯、阿部、本田、近藤、ワゲスパックにやっとこさ復調気配の平野佳を次々と突っ込んで――気が付いたら、とんでもない極悪レベルの投手陣に。来季も短期決戦色の強い交流戦なら、セ・リーグのホームでブルペンデーを仕掛けてきた場合、かなりの脅威になりそう。

 とはいえ、厄燕隊も再来年位までは勢力を維持し、恐らく2020年代最強チームとして名を残していくのだろうけど、こないだのドラフト、ちょっとヤバくね?

 それはそうとして、あの杉谷が引退したということで、2005年の球界再編騒動から続いたパ・リーグがセ・リーグをボコボコにする時代は終わりなのかなあ、という気もする。

 ならば、これからセ・リーグの緻密な野球が主流になり、パ・リーグが追随していくのかというのと、それも違うと思う。

 パ・リーグは、過剰なまでの化け物を世に出すことで、命脈を保ってきたのだから。

 佐々木朗が170キロ投げて、それを照明にブチ当てる奴が来年あたり出てきたりして――


2022NPB日本生命交流戦をセ・リーグ目線で展望してみる(2)

2022-05-24 07:58:00 | NPB
 というわけで、諸々書き殴りましたけど、とりあえずまとめということで、各チームの勝敗予想をしてみましょーか?

厄 11-7
 目下、リーグ首位。そして、交流戦の優勝候補。
 現状、昨年後半からの勢いが未だ持続している感じでもある。それ以上、主力選手のピークと超緻密な高津采配にガッチリと嚙み合っているんだろうな。しかも、鷹を除けば、ほぼ裏ローテに当たる形になりそうなのも有利な材料。
 ただ、とにかく怖いのがケガ人を出すこと。ついでに雨でゲームを流して日程が詰まってくると若干不安。

虎 7-11
 目下、悲惨な勝率。まさかハムに追い抜かれるとは(汗)。
 とにかく打てない。
 そして、トドメを刺さんばかりにエース級を次々とぶつけるパ・リーグ各球団。
 のっけから、マーくん(人類)→もえ夫→岸→怪物と続いて、最終週も東浜、田嶋(or竹安)、山本、宮城が待ち構えてて、さらに場合によっては千賀まで来そうって、もう、阪急阪神HDに恨みでもあるのか、というレベル。こんなんソラカラちゃん(の中の人)や●川い●みさんの立場だったら、既に半泣きだわ。

虚 10-8
 中田翔は、案外、このチームの方が水が合ってるのかね?
 何せ常に頭数だけは揃っているので、それなりに成績は残すはず。
 しかし、あの監督とエースは、ことパ・リーグ相手になると鬼気迫るものがあるよな(汗)。少なくとも茅ヶ崎の老人は、毎試合生きた心地がしなさそう。

鯉 10-8
 プロレス業界にファンが多いからというわけではなく、普通にやってりゃ、これくらいの成績には持ち込めるでしょ、ということ。
 ただ、どうしても編成の傾向として、パ・リーグに関するスカウティングに難がありそうなので、場外弾連発とか三塁打祭りのような悪夢のような負け方をすることもありそうなので、それをいかに素早くリカバリーするかがカギ。
 
竜 9-9
 とにかく投手陣は揃っているのが強み。
 交流戦に関しても、平均して力を発揮してきているので、大負けはしないだろう、と。
 ただ、鯉さんのところと同様に、内野へのファールフライで何故か三塁走者が生還してりとか、とんでもない負け方(点の取られ方)をする日もあるはずなので、根尾がガチ二刀流でも始めたら、案外覚醒するんじゃない?

★ 8-10
 以前ほどアレルギーはないと思う。
 三浦監督もパ・リーグとの戦い方を覚えたはず。
 とはいえ、離脱者がちょいちょい出てしまっているのが痛い。


◎全体の雑感
 計算通りにいけば、55-53でセの勝ち越しかあ……。

 なんのかんの言って、ここ10年来のパ・リーグの強みは、スカウティング能力とデータ分析能力によるところが大きかったと思うんですよね。
 で、コロナ禍によって、選手以上にスコアラーも動きが制限され、選手も選手で相変わらずの長距離移動&行動制限でむしろ精神面の疲労がたまってきて、昨年はそのほころびが明らかになったのではなか、と推測しているわけですわ。で、パ・リーグのレギュラーシーズンは、とんでもない投高打低と化している、と。
 少なくとも来年くらいまでは、セ・リーグ優位の傾向が続くのではないか、と予想しております(しかも、こっから上沢とか田中将とか千賀とか山本のうち誰かが抜けてく可能性があるんだよな……)。
 試合そのものも、非常に細かいというか細い攻めの繋ぎ合いが多くなるのではないかと予想しております。
 となると、ますます継投のタイミングが重要になってくるので、特にセ・リーグの監督はホームゲームでの采配の腕の見せ所になりますね。
 あとは、ファンも含めて、諸々の異常なプレーにも心を動かされない強さというか気合も出していきたいところ。

 まあ、とにかく、交流戦が始まって15年以上経過すると、あの騒動を経験していないor記憶していない選手が大半なわけでして、パ・リーグサイドにもコンプレックスのようなものは薄れているでしょう。
 これは4年前から口走っていることですけど、いわゆる裏方サイドに関しても、良くも悪くもそういう部分は無くなってきているな、実名出しちゃうけど、ハリー(鳥類)とか谷保女史とか鈴木女史とかマーくん(鳥類)とか、昔みたいにギラギラしているものが無くなったなあ、良くも悪くも。本当に良くも悪くも、ですけど。で、まあ、昨年の結果になったと。
 それはそれで健全なんでしょうけど、やっぱりねえ、こじらしちゃっているパ・リーグ球団ファンとしては、レギュラーシーズンはともかく、交流戦は勝ち越してほしいわけですよ。社会の中で上を向いて歩くための闘いとでもいうべきか。
 監督・選手・コーチはともかくとしても、営業の人とか広報の人とかスカウトの人とかにとっては、交流戦は、明日を生きるための闘いのハズなんですよね。
 
 とにかく、スーパーストライクマシン、自称ラオウ、人類版トウケイニセイ、ツーシームを投げる悪魔、球界のマッスルモンスター、ジェネリック牧田、ゴースト、スコアボードクラッシャー、1塁を得点圏に変える男、YABAIWAYO、カイキャノン――

 どきどき怪物ランドへようこそ――

2022NPB日本生命交流戦をセ・リーグ目線で展望してみる(1)

2022-05-22 18:19:00 | NPB
 まずは、今季の日程から。

厄 公公公烙烙烙予鴎鴎鴎猫猫猫-凶凶凶病病病
虎 毛毛毛咀咀咀予猫猫猫公公公予病病病凶凶凶
虚 檻檻檻殺殺殺-鷹鷹鷹鴎鴎鴎-辺辺辺烙烙烙
鯉 鴎鴎鴎病病病-公公公檻檻檻予烙烙烙辺辺辺
竜 猫猫猫凶凶凶-毛毛毛鷹鷹鷹-咀咀咀殺殺殺
★ 鷹鷹鷹辺辺辺-檻檻檻毛毛毛予殺殺殺咀咀咀

※ 球団名蔑称はホームゲーム、球場名蔑称はビジターゲーム
凡例 凶=凶セラド、咀=咀咀魔輪 烙=烙天絶命、病=病ド、殺=殺ド、辺=辺流哭ド

 ほんじゃ、ま、具体的にパ・リーグ各球団の戦力分析と対策を考えてみましょうか。


◎予想されるローテーション
山岡→ワゲスパック(山崎颯)→山崎福(山崎颯)→田嶋(竹安)→ツーシームを投げる悪魔山本→人生21年目の大ベテラン宮城
◎想定される勝ちパターン継投
本田(ノウミサン能見)、阿部、村西、黒木、ビドル→平野佳
◎警戒すべき選手
佐野皓=足が速いだけかと思ったら、意外に長打もある。
中川圭=ここ2シーズンほど目立ってないが、交流戦は妙に強い。突如、調子を上げてきました。
ビドル=やたらエグいストレートを投げてくる。

寸評
 昨年のリーグ優勝チーム。
 とはいえ、戦力が薄いチームが、パ・リーグで優勝争いをすると翌年はボロボロになるという典型例。攻撃面については、吉田正、トカダが返ってこないとかなり厳しい。
 とはいえ、先発だけは極悪レベルなので、継投に入ってからの勝負になりそう。


◎予想されるローテーション
石川→小島→河村(二木or中村稔)→岩手の怪物佐々木朗→破壊神美馬→ロメロ(二木or中村稔)
◎想定される勝ちパターン継投
佐々木千、東條、西野、ゲレーロ→益田
◎警戒すべき選手
佐々木朗=説明不要の怪物。
和田=問答無用の俊足。
高部=ひそかにリードオフマンに定着。

寸評
 今季は、なかなか攻守がかみ合わず借金生活。ただ、接戦になると一定の力は発揮し出す傾向があるのと本拠地が本拠地なので、やはり交流戦になるとそれなりの成績を残すので、セ・リーグのチームとしてはかなり厄介に感じるのでは?



◎予想されるローテーション
マーくん(人類の方)田中将→もえ夫涌井→岸→瀧中→早川→スーパーストライクマシン則本
◎想定される勝ちパターン継投
宋(西口)、プセニッツ、安樂→松井
◎警戒すべき選手
西川=昨年の盗塁王。ひそかに今年は目下、捕殺王。
田中和=忘れられがちだけど、元新人王。
炭谷=あのFA移籍はなんだったのか?

寸評
 オーナーがサッカーに夢中なのとは裏腹に、補強補強で気が付くと、巨大戦力の集団と化していた。もうほとんど、オールパシフィック状態(苦笑)。さすがに(チーム的に)Bクラスはもう許されない状況だけに監督兼GMのモチベーションは高そう。
 


◎予想されるローテーション
東浜→杉山(レイ)→和田(千賀)→千賀(レイ)→大関→石川
◎想定される勝ちパターン継投
嘉弥真、津森(森)、藤井(又吉)→モイネロ
◎警戒すべき選手
藤井=突如として、恐怖のセットアッパーとして定着。
野村勇=俊足が売りだと思ったら、とんでもないホームランも打ってしまうルーキー。
柳町=直近、下降気味だが、打率3割越え。栗原、上林がいなくてもこういう選手がすぐ出てくるのが恐ろしいところ。

寸評
 栗原、森、上林と次々離脱しても、周東が復帰してこなくても、しっかり上位争い。
 やはり昨年は、12月まで野球をやってた一昨年の反動なのか?
 打撃陣がまだまだ本調子とはいえ、昨年よりは強いはずなので、要警戒といったところか?
 


◎予想されるローテーション
加藤→生田目(上原)→杉浦(上原orポンセ)→粗品の呪いを砕いた男伊藤→上沢→金子(上原orポンセ)
◎想定される勝ちパターン継投
宮西(石川直or玉井)、堀→北山
◎警戒すべき選手
万波=身体能力が高いのは分かっていたが……。打率と打点のバランスが、昨年までいた某選手みたいなことになっている。
今川=ファイターズクラブ会員代表。悲惨極まりなかった守備もウソのように改善。ムチャクチャなスイングでとんでもない打球を飛ばす。
北山=ドラ8で入ってきたと思ったら開幕投手。で、今はクローザー。で、本当に定着すとは思わなかった。

寸評
 今季に関しては、もはや何勝できるか、というレベルの悲惨な戦力。
 なぜか、主に三遊間に立っているのが、不動のレギュラーになってるし(私情入ってます)。
 さらに近藤が長期離脱して、すでに今季終了な雰囲気。
 BIGBOSSの三味線にだけ気をつけておけば、比較的ラクに戦えるんじゃない?
 

◎予想されるローテーション
ジェネリック牧田與座→隅田→松本→高橋光→内海(スミスor佐藤)→エンス
◎想定される勝ちパターン継投
宮川(水上)、森脇(タカハシ)、平良→増田
◎警戒すべき選手
與座=ジェネリック牧田。
高木渉=当然だが声優とは同姓同名の別人。典型的な当たれば飛ぶタイプ。なお、肩も強い。
中村=例年、交流戦の時期になると異様に打ちまくる。

寸評
 昨季は、本当に最後の最後で交わされて、42年振りの最下位。
 ただでさえ投手陣が崩壊してたのに、中軸が軒並み不振じゃあなあ……。
 今季も打線が調子上がらない状況が続いているが、山川だけはやたら元気なので、そこさえ気を付ければ、優位に試合が運べそう。

2021日本生命セ・パ交流戦をセ・リーグ目線で展望してみる(2)

2021-05-23 20:58:00 | NPB
 前のエントリを踏まえて、各チームの勝敗を予想。
 なお、鷹戦については、ノーカウントということで(おい)。

 虚 8-7
 菅野と坂本勇人(1998年生の内野手)の離脱、ブルペン陣のしっちゃかめっちゃかがあるとはいえ、今年も優勝争いをしていくんだろうなというのもあるし、現状のパ・リーグ(鷹除く)相手なら、それでも勝ち越せそうな気がする。
 取り敢えず投げる方は高梨、打つ方はウィーラー、中島、香月に警戒しておきたい。

 獄 9-6
 シーズン当初は、かなり(交流戦に限っては)厳しい予想をしていたが、ルーキーの佐藤と中野がバケモノ級だったことが判明。元々強力な投手陣を擁しているので、10勝はしておきたいが、ただし今季もことごとく相手の表ローテと当たる可能性(しかも天候次第では、ラストにマー君(人類)→千賀→山本とかいう恐ろしいことに)があるだけに、あまり強気にはなれない。
 甲子園で満塁にした時は、気を付けて!

 怒 7-8
 現在、記録的な貧打にあるとはいえ、バンドでは何とか勝ち越しておきたい。
 とにかく、パ・リーグの情報は一番持ってそうなチームなんだけどな(アップデートされているかは知らん)
 5点リードでラストイニングでも油断をしてはいけない!

 ★ 7-8
 一時期の悲惨な状態からは脱しつつあるとはいえ、公より酷い成績とは何とも厳しい。
 このチームが、5、6勝してくれれば、セ・リーグの勝ち越しも見えてくるのだが、先発があっさりと燃やされるようだと苦しい。
 開き直って、乱打戦に持ち込むのも手か?
 
 鯉 6-9
 本来なら、このチームが常に交流戦上位にきそうなイメージなのだが、実際は……。
 ここに来て、コロナ離脱者が大量に出てしまったのは痛い。
 「鍛えて強い野球選手を作る」のをチームのモットーとしている割に、崩れる時は意外とアッサリしているのが気になる。

 燕 7-8
 ホント、このチームは、やってみないと分からない部分が多すぎる。
 とにかく、村上と山田次第じゃないですか?
 あとは怪我人を出さないことが重要。

 ――ソフトバンク戦を除外の上で、全体の勝敗を予想すると44勝46敗……あれ?
 うん、みんなで頑張って鷹に勝ち越せば、良いんだ!

 ◎全体の雑感
 リーグ全体ベースで見れば、有原も居なくなっていることだし、レベルは落ちているハズなんですけどねえ。
 もはや論外のハム以外は、戦力が整っているとはいえ、どこもブルペン陣に爆弾を抱えているため、付け込む余地は多々あるでしょう。
 さすがにあの再編騒動から15年以上経過していて、パ・リーグの選手やスタッフにもコンプレックスみたいなものは殆ど無いでしょうし、いい勝負以上のことはしておかないとまずいでしょ、実際。

2021日本生命セ・パ交流戦をセ・リーグ目線で展望してみる(1)

2021-05-23 19:48:00 | NPB
 さて、気が付けば、火曜日から交流戦なので、さくっと展望しておきます。

 日程はこんな感じ(ただし、鯉がどーなるかは未定)。

虚 毛毛毛病病病―猫猫猫公公公―凶凶凶咀咀咀
獄 鴎鴎鴎滅滅滅―檻檻檻鷹鷹鷹予殺殺殺烙烙烙
怒 鷹鷹鷹殺殺殺―鴎鴎鴎檻檻檻―烙烙烙滅滅滅
★ 檻檻檻烙烙烙予鷹鷹鷹鴎鴎鴎予滅滅滅殺殺殺
赤 猫猫猫咀咀咀予公公公毛毛毛予病病病凶凶凶
厄 公公公凶凶凶―毛毛毛猫猫猫―咀咀咀病病病
 ※チーム名蔑称はホームゲーム、球場名蔑称はビジターゲーム。
 凡例 病=病ド、咀=咀咀魔、滅=滅ド、烙=烙転絶命、殺=殺ド、凶=凶ド


◎予想されるローテーション
武田→東浜→松本or二保▲→石川→マルティネスor二保▲or高橋礼→和田or(間に合えば最終戦で)千賀▲
◎想定される勝ちパターン継投
嘉弥真→岩嵜→津森or(間に合えば)森▲
◎警戒すべき選手
柳田="The Crusher”。昨年は何を思ったか、自宅を素振りで破壊。案の定、調子を上げてきました。
杉山=取り敢えず、球は滅法速いです。
津森=気が付けば、守護神代理候補。
真砂=”Migiita”。基本的には守備固め要員。ただし、愛称が愛称だけに……。
田浦=最近、売り出し中の左腕投手。

寸評……春から夏にかけて主力が離脱しまくるのが、もはやデフォルトとなりつつある。それでも首位争いをしているのだから、強いっちゃ強い。ただ、キューバ勢が居ない+森も居ない+とにかく暑苦しい松田が不振なので、例年よりは戦い易いんじゃないですか?



◎予想されるローテーション
二木→生姜男岩下→鈴木or中村稔▲or佐々木朗▲→石川→破壊神美馬→小島
◎想定される勝ちパターン継投
ハーマンor小野→唐川→益田
◎警戒すべき選手
和田=彼が出塁すると、1塁も得点圏になります。
マーティン="Alice's laser”。広瀬アリスに似ている強肩強打の外野手。
井上=”AJA”。交流戦に向けて、調子を上げてきてます。
レアード="Sushi Slugger”。同上。
佐々木朗="100miles boy“。ようやくベールを脱いだ期待の豪速球投手。

寸評……安田はアレ(それでも打点王争いしてたりする)でも、その代わりのメンバーが打っていたり、ハーマンや益田がやや怪しくても、その代わりのメンバーがしっかり抑えたりで、首位争いを展開中。鳥谷さんも元気にしてます。色々な意味で、このチームに関しては、レギュラーシーズンの傾向が当てにならんのがなあ……。



◎予想されるローテーション
ダーモティ→今井→ニール→こうな→松本→平井
◎想定される勝ちパターン継投
ギャレットor森脇or武隈→平良→ギャレットor増田▲
◎警戒すべき選手
中村=今季好調。
山川=交流戦に合わせているかの如く、調子を上げてきました。
栗山=2000安打が見えてきました。
平良=鬼のように速い球を投げてくるセットアッパー。
スパンジェンバーグ=選球眼がイマイチな割に、今季は良く打ってます。

寸評……数年前に比べればスケールダウンは否めないが山賊打線は健在。ただし、中継ぎの可燃性が高まっているので、どの試合も激しい内容になりそう。セ・リーグの球団的には、(ソを除けば)一番イヤな相手かも。


毛 
◎予想されるローテーション
岸→則本兄→瀧中or弓削▲→もえの夫涌井→マーくん(人類)→早川
◎想定される勝ちパターン継投
ブセニッツor酒居or福山or森原or宋or牧田▲のうち2人→松井
◎警戒すべき選手
早川=今年の新人王候補。こないだ初完封を記録。
浅村=今季は出塁率も尋常でないことになっている。
鈴木大地(野球)=最近は、ファーストで定着。
松井=高校野球マニア。
小深田=2年目のリードオフマン。

寸評……とにかく、今年は最低でも2位以内に入らなければならないので、あの監督は必死。それに選手が応える形で首位争いを展開中。ただ、主力の平均年齢が高めなので、これから梅雨~夏を迎えてどうなるのか?意外とあっさりと負けるパターンもあるので、特に優勝争いをしているチームにとっては落としたくないカード。


◎予想されるローテーション
ちひろorアーリン→加藤→池田先生→伊藤or上沢→バーヘイゲン→上沢orアーリンor杉浦
◎想定される勝ちパターン継投
堀or宮西→Bロドリゲス→杉浦orBロドリゲス
◎警戒すべき選手
王=漸く蘇ってきた台湾の至宝。ただ、彼さえ抑えてしまえば……。
五十幡=伊達にサニブラウンには勝ってない。
淺間=とにかく肩は強い。
杉谷="Baseball Comedian”。数字だけ見れば、戦力外候補なのだが(汗)。なお、昨季のシーズンシートのウリは「杉谷拳士が見放題」だった。
杉浦=3連投ができないクローザー。ただし、調子が良い時のストレートはエグい。

寸評……キャンプの時点、いや、昨年オフ時点で最下位争いは予見できたが、なお、それを下回る惨状。先発ローテーションが組めている分、それなりの試合になるとはいえ。采配がアレにしても、それ以前の段階。打てない守れない抑えられない上に、中田がゴミ状態+近藤が離脱しそう。ここに楽に勝ち越せないとプロ球団としての能力を疑われることになりそう。


檻 
◎予想されるローテーション
宮城→山本→山岡or竹安→憎井▲or山岡→田嶋→山崎福
◎想定される勝ちパターン継投
富山、漆原、村西、K-鈴木、比嘉のうち2人→ノウミサン
◎警戒すべき選手
富山=奪三振かプチ炎上かが、割と極端なロマン砲的左腕。
ジョーンズ=たぶん、代打の切り札。
杉本=当たれば飛ぶ。
宗=最近になって、まじめに野球に取り組み始めたらしい。
宮城=高卒2年目のピッチャー。

寸評……まあ、結局はオリックスはオリックスで、現状借金生活なわけですが、こと交流戦、それもタテジマのユニフォームを見ると異常なまでの強さを発揮してくる。取り敢えず甲子園の3連戦は必要以上に全力を尽くしてくるはずなので、その後に当たるチームは比較的楽にはなるかも。ブルペン陣に不安があるので接戦に持ち込んでおきたい。


▲=現在、2軍で調整中。

【全体的な傾向】
 今季は、ハムが大崩壊しているのも手伝って、大混戦状態で進行中。
 基本的に5割をクリアしないとCS進出も厳しいと考えなくてはならないという状況。
 ただ、どのチームも継投に不安を抱えているので、終盤まで競り合いに持ち込めば十分以上に勝負になりそう。
 一方で、ごく一部の(自称)ゴミを除いて、開幕直後から不振気味だった各チームの大砲が、まるで交流戦に照準を合わせていたかように復調してきたのが厄介なところ。特に神宮やハマスタにホームラン賞を提供しているスポンサーは、気が気じゃないでしょうねえ。
 とにかく、この流れで、例年通りに無様に負け越すようだと、交流戦の存在意義という何とも微妙な問題が浮上しそうな悪寒がする。