前回までは、どちらか一方が既婚者の場合という前提でお話を進めてきました。
今回はお互いが既婚者の場合、俗にいうW不倫ってやつですね。
この場合についてお話したいと思います。
といっても、特に大きな違いはないような感じがします。
違いと言えば、成就率でしょうか?
不倫の場合はただでさえ、成就する可能性は低いのですが、それがお互い既婚者となると・・・・。
滅多にゴールインする(もしくは、お互い晴れてシングルになって公明正大なお付き合いに漕ぎつける)カップルをみることはありません。
私が知っている限りでも十数年のうちに2組ほどでしょうか?
その理由はさまざまです。
1.どちらか一方は離婚が成立しても、一方が成立せずに時間だけが過ぎた
2.お互い離婚せずに(できずに)不倫関係が継続している
3.お互いの気持ちの温度に違いが出て上手くいかなくなった
4.周りにバレて関係を続けていけなくなった
などなどです。
1番は離婚した側の方が本気だったというべきかもしれません。
もう一方は、前からお話しているように「今はまだ離婚ができない・・・」という「いつかは離婚したい」パターンなのかもしれませんね。
W不倫に関して一番多いのは実は2番なんですよ。
お互いが離婚せずに関係性が継続しているパターン。
双方ともに離婚するつもりはないけど、恋愛はしていたいというケースが多いです。
どちらもお互いの家庭を壊すつもりがないので案外うまくいくんですよね。
3番目は自分、もしくは相手が他の異性に心移りしていくときに多いようです。
結婚は結婚、恋愛は恋愛と分けて考える人にとっては、恋愛対象を変えてその時々に恋を楽しむ人だっているんです。
そういう場合、必ずしも恋人が一人とは限りません。
恋は自由だ!という感じで、次から次へというケースもありますし何股もかけている人います。
4番目はどの不倫にもありえるパターンですね。
バレて大騒ぎになって別れるケースです。
こんな風に、W不倫にも様々なケースがありますが、最も多いパターンを考えるとある意味においては納得できます。
なぜなら、どちらかが既婚者であるパターンとは違って、明らかに不倫カップル間においては「平等」だからです。
どちらか一方が既婚者である場合、必ず「不平等」が生じるんです。
独身者からすると、自分の存在を隠されてしまったり、コソコソしなくちゃいけません。
当然人に自分の恋人を紹介することも難しいし、相手に家庭があるため連絡する時間や会う時間やタイミングに大きな制限があります。
既婚者側にしてみると、自分は離婚しないと誰かと結婚することはできませんが、相手は自由に恋愛ができる立場です。
また、自分のことを棚に上げて、相手の恋愛関係に口を出すことに躊躇いを感じる人も多いようです。
相手が別の誰かと結婚してしまうんじゃないか・・・と考えて不安になることもあります。
このように、どちらか一方が既婚者である場合はどうしても双方ともに「越えられない壁」があり、「不平等」を承知で付き合うことになります。
でも、お互いが既婚者である場合「そこんとこ、分かるよね」という暗黙の了解のような部分があります。
家庭用スイッチと、恋愛用スイッチをお互いがきっちりと入れ替えられるというイメージがあります。
そのため、不倫関係でも周りにバレない限りは長続きしやすいのも特徴的です。
ただし、この場合はお互いが今すぐ離婚しないケースが多く、遊びの要素が強いのも特徴と言えます。
お互いが「非日常」で息抜きをしている感じでしょうか?
W不倫の場合は、お互いの感覚が一致している場合においては安定的に長続きします。
(もちろんバレない限りは・・・という意味ですが)
そして、意外かもしれませんが別れる時はとても早いとも言えます。
一方が家庭を壊すつもりがなく、一方が本気の場合・・・、家庭を壊すつもりがない側にとっては本気の相手はリスクが高すぎるのです。
この場合、いったんは相手と深い仲になったとしても「それは困る!」と言わんばかりに相手が逃げていきます。
家庭を壊すつもりがない既婚者にとって、本気になって迫ってくる相手ほど怖いものはないのですね。
また、その相手が既婚者となると、相手の家族からの恨みも当然かいます。
その辺りを知っているので、不倫をしている既婚者で家庭を壊すつもりがない人の場合は、相手選びは慎重なのです。
そのうえで、W不倫が継続しているという場合は、やっぱり「お互い深入りせずに付き合う」術をわきまえているように見えます。
このようにW不倫の場合、早く終わってしまうか長く続く関係になるかハッキリ分れる傾向があります。
次は、それぞれのパターンにおけるアドバイス(?!)的なお話を書いてみたいと思います。
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