『木蘭』
と書いて当然ながら ちゃんと読んでもらった事は
生まれてから一度もない。。。
だから小さい時から学校以外では必ず
「ムーラン」 と振り仮名を付けていたと思う
「ムーランです」と言うと今だって 「はぁ
・・・・・」って言われる事が多いのに
私が小学生になる頃と言ったら50年前(ヒェ~~半世紀前かい・・・)ですよ
考えてみれば そりゃ珍しいなんてもんじゃなかったろうね
自己紹介なんかで私が名前を言うと 前の人は全員振り返り
そこら中の人もみな ザッと注目したそうです
そして私の名前の書いてある下駄箱を
わざわざ見物に来る人もいらしたとか・・・・・
昔 母や当時の先生方から聞いた話です
私の娘の代になると
私達の時代名前の定番だった「○子・○男」はほとんど姿を消し
個性的な名前も多かったけど
それでもそれなりに読む事は出来たと思う
しかし朝日新聞の「響き優先 今時の命名」と言う記事を見てビーーーックリ
まるでクイズだね
「さぁ~~ 読み方を当てて下さ~い」って感じ
名前に使える文字は戸籍法施行規則で決められているけど
読み方のルールには触れていないので
法律には読み仮名の規定はないと言う事だから
問題なし と言えばまったくその通り
なんだけど・・・・・
こうなると一休さんのような『とんち』のセンスや 特別な感覚のある人じゃないと
一生読めないだろうと思われます
だからさぞぶっ飛んでる親だろうと思いきや
子供の名前を決める際特に重視したことは(ベネッセ・たまひよ部)の回答1位は
「縁起のいい画数」と言うから 随分古風じゃないですか
では新聞に紹介されている中からいくつか書いてみますね
1.虹色 2.大空 3.航海 ・・・・・と書かれていたら何と読みますか
1.そら 2.ひろたか 3.わたる・・・・・だそうです
なるほどぉ・・・雰囲気は良くわかりますなぁ~~
1.騎士 2.七音 3.一二三・・・・・と書いてあったら
1.ナイト 2.ドレミ 3.ワルツ ・・・・・だそうです
ワォ~ッこのセンス最高 座布団3枚
こういう感覚だと日常生活も 何か一味違ったハイセンスだろうと期待しますねぇ~
(どなたか追跡調査してみて下さい )
1.輝也 2.美星空 3.心温 ・・・・・だったら
1.だいや 2.うらら 3.ここあ ・・・・・だそうです
う~~~ん これも親の感性がスゴイ
他にもドヒャーーーッと思うものが沢山ありました
国語学者の先生方は
「漢字教育が衰退し 字面のイメージで使おうとする親が増え
日本語全体がカタカナ化・英語化している今の流れの一つだろう」と
いささか ご機嫌が良くなさそうだ
変わった名前と言うのは まず目立つからすぐ覚えてもらえるし
確かに良いことも多いと思う
でも悪いことした時も なかなか忘れてもらえないと言う事も
忘れちゃいけないよ~~~ (目立つ名前の大先輩より)
でもまぁ自分の名前を いわゆる「芸名」や「ペンネーム」感覚でいれば
生まれた時から常に人生 スター気分
で生きられてイイかもね
しかし歴史は繰り返す
今にまた 凝りに凝った名前が当たり前になってくると皆疲れちゃって
「○子・○男がホッとしていいわ」 みたいな事になり
更に つる・かめ・○助・○之進 ・・・・・
これが超カッコイイーーーって時代が来るかもね