友達に誘われ「タンゴ」のライブを見に行きました
「タンゴ」と言ったら『黒猫の~~』…ってなレベルで参加した訳ですから
そりゃ ビーーーーーックリの連続
普通に食事の出来るお店で 舞台と言う物がある訳でもないので
演奏する人・歌う人の目の前のテーブルで 正にカブリツキ
マジ被り付こうと思ったら出来ちゃう近さです
この年まで知らない事ってのは山ほど・・・と言うより
知らない事の方が多いんだろうけど
「タンゴ」についてはこの度ちょっと勉強してしまいました
まずオバドル・ムー的に一番たまげた物は 『バンドネオン』と言う楽器
この楽器の存在は知ってはいたけれど
こんな真近で弾くところを見たのは初めて
アコーディオンより小型で同じくジャバラが付いていて 形は四角い箱形
ひざの上に置いてそのジャバラを常に上下左右伸ばしたり縮めたり~~と忙しい
そして何と 鍵盤がない
両脇に小さなボタンが密集して並んでいて 更にそのボタンが見えてないと言うのに
右手も左手も正にピアノの鍵盤を弾くが如く
メロディーも和音も音の強弱も・・・・・
正に人間てこんな事まで出来るんだぁ~~~と思わせる楽器ですねぇ
元々は携帯用オルガンとしてドイツで作られた楽器だそうです
もう1つの驚きは 何たって力強い2拍子のタンゴのリズムはいかにも情熱的で
きっと燃え盛る恋の炎 みたいなんだろうと思っていた私は
歌手の方がおっしゃる歌の意味を聞いて 正にからウ・ロ・コ・・・・・
まったく180度違っていました
「タンゴ」の歌のほとんどは猛烈に悲しい失恋の歌 それも思いっきりふられて・・・
その理由は歌手の方からも伺いましたが更にネットで調べてみました
100年ほど前の「タンゴ」発祥の地南米アルゼンチン・ブエノスアイレスは
ヨーロッパ・アフリカなどから沢山の移民が移住して来て
それに伴い音楽もいろいろ入り交じっていました
ブエノスアイレスは南米では最も大きな都会で国際貿易港でしたから
きらびやかな豊かさの影には いつの世にも付き物の
いかがわし系のお店や裏社会が蔓延り 世界で最も危険な地帯とも言われ
貧富の差もどんどん広がっていきました
そんな裏町の貧しい移民の生活の中からこの「タンゴ」は生まれたそうです
貧しい暮らしの中では恋人を作る事は大変難しく 出来てもすぐふられてしまう・・・・・
だから失恋の歌ばかり・・・と言う悲しいお話でした
「タンゴ」のあのキビキビした踊りの動きも
常に恋人の行き先を見ている動作から生まれたって話もありました
ど~~~ですこれ 実に奥が深いですねぇ~
しかし国民性と言うか その表現の仕方の違いが面白いと思いません
曲名は忘れましたけどその歌詞の内容はビックリして忘れられません
「こんなにひどい失恋をしてもう生きていけないから明日死のう
だから今夜はそこら中の人を呼んで思い切り騒いで 思い切り歌おう」。。。。。
って言われても何かピンとこないっちゅうか・・・・・
明日死のう・・・ってくらい落ち込んでる人が前日の夜に
大宴会を計画して歌い捲る・・・ってかぁ~~~
大失恋の名曲美空ひばりさんの『悲しい酒』の世界とは 何と言う大違い
この辺がネアカかネクラの国民性ですよねぇ~
まっそれで本当にそうかどうか知りたくなって「自殺者の国際比較」
(人口10万人当たりの死亡者数)を調べてみました
するとまずビックリするのは日本の自殺者数の多さ
何と国際比較では9位だけど欧米先進国の中では1位だよ
嬉しくない1位だねぇ~ どーーーしてくれるんだ まったく
と怒りつつ 調べた目的で見てみると
やはり思った通りネアカ国民と思われるアルゼンチンなど
南米・ラテンアメリカはド~~~ンと順位は低い
しか~し これまた発見したところによると
これらの国々は自殺者数順位は低いけど他殺者数順位は高い
つまり 意図的な死の比率は地域によって
「自殺」に向う傾向と「他殺」に向う傾向の国にわかれるそうだ
日本は自殺者は多いけど他殺者は非常に少ないって書いてあった
テーマが暗いけど思った通りの面白い結果だよね 「フカヨミ・ムー」も納得です
そこで「言わせてチョ」ですが 世は正にグローバル
これからの世界はもっと国際結婚が増えていろんな国同士のMIX人が増えていけば
DNAレベルのネアカネクラの国民性もいつの日か
「演歌スピリッツ」と「タンゴスピリッツ」を足して2で割るように
丁度良い加減の人類が増えるかも知れないじゃないですか
まっその前に人類が住んでいられる地球かどうかが先問題ですけどね・・・・・