(1)サルからヒトへ
地球は46億年前に誕生し、人類の初めである「猿人」が誕生したのは、700万~600万年程前である。
アフリカの「大地溝帯(だいちこうたい)」 で発生した人類は、多数の種類が発生しては、
途絶え、現代人の祖先である「ホモ=サピエンス」のみが残り、世界中に拡大していった。
1、【猿人】
600万~170万年前、新生代第三紀鮮新世
1924年に解剖学者「ダート」がアフリカで
アウストラロピテクス(アファール原人)の骨を発見した。
チンパンジー程度の脳の量だが、直立2足歩行していた。
↓
230万年前頃にいた「ホモ=ハビリス」は、大きな脳を持ち、石器を使用した
↓
2、【原人】
170万~20万年前に「ホモ=エレクトゥス」
1891年ジャワ島で、「ジャワ原人」が発見される
1927年中国北京で、「北京原人」が発見される
↓
3、【旧人】
20万~3万年前に、「古代型ホモ=サピエンス」
1856年ヨーロッパで「ネアンデルタール人」
洞窟に住み、進歩した石器、死体の埋葬をしていた。
↓
4、【新人】
15万年前以降、「現代型ホモ=サピエンス」
1868年南フランスで「クロマニヨン人」
スペインのアルタミラ洞窟の壁画
フランスのラスコー洞窟の壁画などの文化の形跡が残る
(2)氷河期
地質学での、一番最近の時期である第四紀は、
約1万年前を境に「更新世」と「完新世」にわけられる。
「更新世」は、別名「氷河期」ともいわれる時期で、
ギュンツ、ミンデル、リス、ヴェルム氷期という4回の氷河期が知られる。
氷河期と、氷河期の間の比較的温暖な時期を、間氷期という。
氷期は、大量の水が氷になった為、海面の低下がおこり、
現代より100メートルも海面が低かったと考えられる。
「完新世」は、最後の氷河期ヴェルム氷期が終わってから、
地球が温暖化して、人類が進歩発展した現在を含む時期。
更新期からの変換時期は、海面の急激な上昇がみられた。
(3)日本の更新紀
氷河期の日本周辺は、海面が低い為に
宗谷海峡と、間宮海峡が陸橋となっていたので、
ユーラシア大陸ーサハリン(樺太)ー日本が陸続きだった。
日本の南方、対馬ー朝鮮が陸続きであったかどうかは、
はっきりわかっていない。
この頃、北方からマンモス、ヘラジカが日本に入り、
南方からナウマン象、オオツノジカが日本に入り、
それを追って、人類が日本に入ってきたと考えられている。
(4)日本人の形成
酸性の土壌と高温多湿の日本では、化石は溶けて非常に残りにくい。
しかし、沖縄は石灰岩の地質が多く、良い保存状態の人骨が発見
されている。
沖縄県の具志堅で発見された1万8千年前の人骨を「港川人(みなとがわ) 」と呼び、港川人や縄文人の祖先が、氷河期の東南アジアから来た
南方起源説がある。
地球は46億年前に誕生し、人類の初めである「猿人」が誕生したのは、700万~600万年程前である。
アフリカの「大地溝帯(だいちこうたい)」 で発生した人類は、多数の種類が発生しては、
途絶え、現代人の祖先である「ホモ=サピエンス」のみが残り、世界中に拡大していった。
1、【猿人】
600万~170万年前、新生代第三紀鮮新世
1924年に解剖学者「ダート」がアフリカで
アウストラロピテクス(アファール原人)の骨を発見した。
チンパンジー程度の脳の量だが、直立2足歩行していた。
↓
230万年前頃にいた「ホモ=ハビリス」は、大きな脳を持ち、石器を使用した
↓
2、【原人】
170万~20万年前に「ホモ=エレクトゥス」
1891年ジャワ島で、「ジャワ原人」が発見される
1927年中国北京で、「北京原人」が発見される
↓
3、【旧人】
20万~3万年前に、「古代型ホモ=サピエンス」
1856年ヨーロッパで「ネアンデルタール人」
洞窟に住み、進歩した石器、死体の埋葬をしていた。
↓
4、【新人】
15万年前以降、「現代型ホモ=サピエンス」
1868年南フランスで「クロマニヨン人」
スペインのアルタミラ洞窟の壁画
フランスのラスコー洞窟の壁画などの文化の形跡が残る
(2)氷河期
地質学での、一番最近の時期である第四紀は、
約1万年前を境に「更新世」と「完新世」にわけられる。
「更新世」は、別名「氷河期」ともいわれる時期で、
ギュンツ、ミンデル、リス、ヴェルム氷期という4回の氷河期が知られる。
氷河期と、氷河期の間の比較的温暖な時期を、間氷期という。
氷期は、大量の水が氷になった為、海面の低下がおこり、
現代より100メートルも海面が低かったと考えられる。
「完新世」は、最後の氷河期ヴェルム氷期が終わってから、
地球が温暖化して、人類が進歩発展した現在を含む時期。
更新期からの変換時期は、海面の急激な上昇がみられた。
(3)日本の更新紀
氷河期の日本周辺は、海面が低い為に
宗谷海峡と、間宮海峡が陸橋となっていたので、
ユーラシア大陸ーサハリン(樺太)ー日本が陸続きだった。
日本の南方、対馬ー朝鮮が陸続きであったかどうかは、
はっきりわかっていない。
この頃、北方からマンモス、ヘラジカが日本に入り、
南方からナウマン象、オオツノジカが日本に入り、
それを追って、人類が日本に入ってきたと考えられている。
(4)日本人の形成
酸性の土壌と高温多湿の日本では、化石は溶けて非常に残りにくい。
しかし、沖縄は石灰岩の地質が多く、良い保存状態の人骨が発見
されている。
沖縄県の具志堅で発見された1万8千年前の人骨を「港川人(みなとがわ) 」と呼び、港川人や縄文人の祖先が、氷河期の東南アジアから来た
南方起源説がある。