
3月30日(日)のあさ空。
大荒れからずっと雨が降ったりやんだりで、厚い雲に覆われていたあさ空ですが、今日は珍しく雲に表情が。まさに水墨画のよう。昔、水墨画を習っていて、描いていたことを思い出します。また、描きたいなと思いながら、暮らしに追われ追われて日は過ぎてですが、いつかまたの気持ちだけは忘れずに。


私は風景画ではなく、動物ばかり描いていました(動物が大好きなので)。なぜか、同じ教室で学ぶ方たちがそろって私の描いた動物たちを「ちょうだい、ちょうだい」と言うので、ほとんどの作品をさしあげてしまいました。どう考えても、その方たちは私よりもずっと長くやっていらっしゃる方たちで、コンクールにも出品されていたほどの腕前だったのに、「新参者の私なんかの絵をどうして欲しいのかな?」と疑問に思っていましたが、「動物なんか描けない」とおっしゃっていて、描きたいジャンルが違っていたようです。「好きこそものの上手なれ」といいますが、私はやはり好きな動物画を描きたいなと思います。動物園めぐりもまたいつかぜひ。

寒くなって天候も改善しませんが、桜はなんとか咲き始めています。
今日は退職挨拶のために会社に訪問する日。10か月ぶりなので、ちょっと緊張しつつ、向かいました。10か月間、会社の方面には足を運ぶことがありませんでしたが、運転していると、7年間、毎日のように走り続けた日々を思い起こします。

会社方面に向かう道は桜ロード。桜はまだ、7分咲きくらいですが、咲き誇っています。周辺の個人のお宅にも見事な桜が多く、走りながらですから、ざっくりとではありますが、数えたところ、380本くらいありました。この季節には、毎日、桜を楽しませていただきながら通勤していたことを思い出しつつ、会社に到着。
駐車場に停めて、荷物を準備していると、上司のMちゃんが目ざとくやって来て、荷物を運ぶのを手伝ってくれました。「会議室に準備してるから、会議室に行こうか」と言うので、ついて行くと、なんと、私のデスク周りの一式が運ばれて来ていました。「ここの方が落ち着いて片づけられるかなと思って」と。なるほど、「会議室の予約を取った」というのは、このことでした。会議室は4部屋が並んでいるのですが、部署に近いところの一室を私のためだけに取って、荷物を運んで準備してくださっていたようです。さすが、気配り上手のMちゃんに感謝でした。
まずは部署に行って、みなさんにご挨拶。Mちゃんが「8月以降に復帰予定です」と案内してくださったので、「大変、ご迷惑をおかけしました」とご挨拶して、お礼品とお菓子を今日勤務のスタッフにさしあげると、「わあ、すてき。かわいい」と、喜んでくれてひと安心。あとは、隣席のAちゃんがお休みのスタッフの席を案内してくれたので、そこにお礼の品とお菓子を置いてから、会議室で整理をはじめると、Aちゃんが「今日は仕事がひと段落したから」とやって来てくれて、整理を手伝ってくれ、シュレッダーにかけるものやみんなに使ってもらうものなどを仕分けて持って行ってくれたので、あっという間に、片付きました。またまた感謝です。
上司のMちゃんは会議用のモバイルパソコン(本体と連動している)まで、会議室に持って来てくれていて、中身のデータを確認しようと思いましたが、なぜかつながらず。こちらもAちゃんがいろいろ試してくれたあげく、私のもともとのパソコンの本体の方でつながるように、主任のBさんに頼んでくれたので、やっと確認できました。データの量が多すぎて、取捨選択できないことを知り、10か月間の社内的な動きを把握しようと思っても、こちらもデータがすさまじい状態なので、諦めました(笑) いったん、退職となるので、おそらく私のデータはすべて消されてしまうのですが、もう致し方ありません。
主任のSさんが「Rさんのデータ、ファイルサーバーに避難させておけば」と言われたのですが、もともと、サーバーにはある程度のデータは避難させているので、そちらでなんとかなるかなと。とりあえず、ここまでのことをするのに、すでに疲労困憊状態だったので、もう、いろいろと諦めました。そうこうしているうちに定時になってみなさんの方が先に帰り、残ったSさんとAちゃんと少しおしゃべり。「しっかり休んで、元気になってまた、戻って来てください」とエールをいただきました。

部署のみなさんからということで商品券とおいしそうな和紅茶をいただきました。商品券が私がいつも利用しているA-coopさんのものというところが、もう、上司のMちゃんが行き届き過ぎて、困ってしまう(笑)

Mちゃんからは宮崎に行って来たとのことでおみやげもいただきました。

隣席のAちゃんからは、こんなにおしゃれグッズをいただいてしまいました。もう、こちらがご迷惑をおかけしているのに申し訳ない限り。Aちゃんは「ひとりで生活しているんですか?」とやたらと驚いていました。実はAちゃんはお母様をがんで亡くしていて、看取りのために実家で同居しての看護経験があるので、自分の経験を合わせて気遣ってくれているのでしょう。Aちゃんが入社して1年近くで、今の私と同じ年齢でお母さまは亡くなられたのです。
Mちゃんのお母様は健在ですが、お母様は私と全く同じ年齢。MちゃんもAちゃんもふたりとも、母を思う気持ちで私を気遣ってくださっているんだなあと思うと、おふたりの思いに感謝のことばしかありません。と考える一方で、そんな年齢の私が戻るのは、はたしていいのか悪いのかとも考えます。もちろん、60歳で未経験の分野の職種で入社して、正社員の方たちと全く同じメニューで働いて来た私。もともと、そんな人はいなかったわけで。なかなかに厳しい内容なので、私が入社してから、この部署で退職したのは35人。続けることの方が難しいことは間違いありませんが、前例がないからこそ、ある意味では年齢ではなく、私次第ということではあるわけで。だからこそ、迷う(笑)
ともかくも、抗がん剤治療が終わらないことには、仕事復帰もないわけで。頑張って、治療を続けながら、考えて行きたいと思います。
通りすがりに見つけた菜の花。

農産物直売所の「泉石蔵」さんが植えているチューリップ。

家に帰り着いたら、もう真っ暗でした。久しぶりの夜の帰宅。それにしても、本当に疲れ果て…。まだ、本格復帰への道は遠しだなと実感しました。
あ~あんなだったね~も~~
今じゃ信じられない=
なんて、笑って話せる時が来ます!
絶対!来るのだ~~
>きっと... への返信
応援ありがとうございます~(^O^)
何もかも過ぎてしまえば…、ということはあるあるですよね。がんばりまーす♪