特別レビュー【橋の上の娘】

ジョニーを語る上で避けては通れないのが、妻ヴァネッサ・パラディ
入籍はしていないので事実婚ということらしいですが。

この方、歌手デビューが１４歳。
フランスでは若い頃から活躍する大スターらしいですね。
『永遠のロリータ』という称号が何とも素晴らしい


この【橋の上の娘】を撮影中にジョニーと出合ったということですし、
ジョニーが『感動した。心が震えた』というこの映画を、
ぜひとも観ておきたい、と思ったのでした


…やっぱりこの人、タダモノではありません。

小悪魔的、キュート、魅惑的、そんな言葉が浮かびます。



橋の上から身を投げようとするアデル（ヴァネッサ）と、
人生を諦めたのならナイフ投げの的になるよう誘う男との出会い。

そして大道芸としての旅が始まる。

命を危険にさらしてナイフを受けるアデルの官能的な表情。
二人の精神的な愛情のみを追って行き、ヴァネッサの存在がとても印象的。

ちょっと尻軽な女の子を演じているのに、可憐で純粋なイメージが漂い、
お互いの存在を求め合うハッピーエンドのラストまでを生き生きと好演。

これぞフランス映画という感じで、ヴァネッサならではの魅力が光ります


初め、ア○ゾンに注文しようかと思ったのですが、
やっぱりレンタルで良かったなという感想


またすぐ歯のことを言って申し訳ないのですが、
ヴァネッサの前歯はすきっ歯なんですが、これがなかなかいい味出してます。
どこか可愛いらしい個性に見えるから不思議

そのかもし出すオーラの大きさに『すきっ歯』も呑み込まれるほど。
小悪魔的魅力冥利に尽きるというものでしょう


こちら、若き日のヴァネッサ。
美少女ながら、すでに魔性の魅力満載





一方ジョニーは【ナインスゲート】の撮影の為パリを訪れていて、
運命の出会いを果たすことになった訳です。

二人は撮影が終わるのを待って、毎日会わずにはいられなかったとか。

知り合って一ヵ月後には、
ヴァネッサの側にいたいからとアパートを借りたジョニー。


こうして彼の第二の人生が幕を開けました。

ほどなくして娘が生まれ、
『僕が毎日呼吸するわけ』を生まれて初めて知ることに。

ヴァネッサ談。『私たちとリリー・ローズ。他には何もいらないの。』

人生において最高の瞬間を共有したと思われる二人の絆は限りなく深い。

三年後、二人目の子供ジャックくんが生まれ、
最高の良きパパ、良き夫として、フランスの田舎での暮らしを満喫中。
フランス以外の撮影場所には家族を伴って移動。


どこかのインタビューで
『あなたが成し遂げた偉業は何ですか？』と聞かれ、
『それを偉業と呼べるなら、ヴァネッサと出合ったこと』と言っています。

彼にとっては【パイレーツ・・】の成功よりも大きな意味があるもののようです。
念願の家族、子供といったものを手に入れられたのもヴァネッサのお陰。

ジョニーのそれまでの人生は、
家庭と子供というものは、簡単なようでいて得難いものだったのでしょう。
まさに彼にとっての偉業なのかもしれません。


『My girl』　byジョニー。
『He is mine』　byヴァネッサ。



呼び合う二人、見つめ合う二人に神のご加護を。　アーメン（笑）