ショーシャンクの空に

【ストーリー】
Amazonより
若くして無実の罪で刑務所に服役した銀行家・アンディは、30年にも及ぶ刑務所暮らしにめげず無罪となる重要な証拠をつかみ取る。

が、しかし…。

と物語は続き、そこに更に“が、しかし…”が畳み掛け、
さて一体どのような結末を迎えるのでしょうか。

ネタばれはしません。

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妻と妻の愛人を射殺したという無実の罪で終身刑２回の判決を受けた元銀行家のアンディ。
収監された彼はショーシャンク刑務所で「調達屋」と呼ばれるレッドと出会い友情を育んで行く。
刑務所内で味わう底なしの不条理と苦しみの中、自由になるという希望だけは持ち続けた。

スティーヴン・キング原作ということですが、
私は彼の作品は一作を除き、初めの数ページで挫折ということを繰り返しています。
唯一読んだのは『スタンド・バイ・ミー』。
映画の中の少年リバーくんの魅力のおかげですね。

さて、お勧め映画として名高い『ショーシャンクの空に』。
いつかいつかと思いながらやっとレンタルしました。

これはまさに名作ですね。
長い作品なのに退屈なシーンが全くなく、
ちょっとしたことも物語の伏線となっていて唸るほどにお見事！
脚本が良いとはこういう作品を言うのでしょうか。

アンディを気に掛ける囚人レッド役のモーガン・フリーマンの味わいが素晴らしい。
彼の訥々と語るナレーションがまた更に素晴らしい。

塀の中でアンディが流したモーツァルトの『フィガロの結婚』の美しさといったら…。
天使が歌うかのごとく響き渡るソプラノの歌声を聞いて、
囚人たちが自由と夢を追うように見上げるショーシャンクの空。

善と悪の境界線は確かにあるのに、
善の世界に住む悪人と、悪の世界に住む善人が入り乱れるのが現実で。
そんなやりきれない想いに囚われても、
『人の心には誰にも奪えない何かがある。それは希望さ』と言うアンディ。
淡々と物静かなアンディの、心の奥深くで燃え続ける“I hope…”

私は人生に何を望んで生きて行くのか考えることになります。
私の“I hope”は何…？

アンディとレッド、二人の友情と、冤罪と、絶望的な不条理と、そして偉大なる希望。
人生にとって必要なこと、人間の本当の豊かさ、真実の在処など、
深く深く心に滲みる作品で、珠玉の名作と呼ぶに相応しい映画だと思いました。
観て良かったと思える映画を久々に観て感動しています。

きっと、観ておきたい映画は山のようにあるのでしょうね。
これぞというお勧めがあれば是非教えて下さい。

【好きな映画】
『アマデウス』
『ラスト・オブ・モヒカン』
『ブロークバック・マウンテン』
『インファナル・アフェア』
『ショーシャンクの空に』

もしタイトルを言われたら『ああ、あれも良かったよね』と思い出すのでしょうが、
今頭に浮かぶ好きな映画ベスト５はこれ（順不同）。


★未見の方のための予告です。

ショーシャンクの空に　日本版予告編 The Shawshank Redemption


『希望に向かって、あなたは今何をしていますか？』と問いかけられて、
答えられる自分でありたいですね。

夢を叶えるのは自分。
夢に向かって歩くのも自分。

某体育館の壁に貼ってある言葉を思い出しました。
『手には友を。胸に希望を』

あなたは人生に何を望みますか？