『ダークナイト』鑑賞前夜、
就寝中に子供の石頭に激突されて口の中が切れてしまいました。
猛烈に痛くて、血の味がして、それでも目を開けずに(爆)そのまま眠り込んだのですが。
右なので当然犯人は右側に寝ていた娘かと思いきや、どうやら左で寝ていた息子だったらしい。
それもこれも寝苦しい真夏の夜のミステリーということで…。
さて、口腔内損傷のまま鑑賞した『ダークナイト』。
目に飛び込んできた口裂けジョーカーの痛々しさがやけにリアルです。
違和感のある話し方もよく分かるよ…と口の中の傷を舌でなぞる私。
さて、私のことはどうでもいいのですが・・・。
なるほど、『ダークナイト』絶賛の意味が良く分かりました。
魅力的な悪役の登場が映画の面白さの鍵になるとすれば、
ヒースが演じたジョーカーの邪悪レベルの高さには圧倒されました。
その上可愛らしいと感じる瞬間すらあって…。なんて神業。
ストーリーのテンポの良さも驚きでした。
内容を理解するために脳みそフル回転で休む暇無し。
時々巻き戻して確認したくなるほどの猛烈な突進ぶりに嬉しい悲鳴です。
映像の迫力は圧巻、それぞれのキャラクター設定の充実ぶり、
流れるように進むストーリーの妙に感心しつつ…。
そして噂のヒース。
ヒースってばカッコいい!!!!!
完全無欠な悪人を形容する言葉としてはいかがなものかと思いますが、
ヒーローを凌駕するほどの悪役でありながら、あのほとばしる色気はどうでしょう。
優雅で品のある肩のライン、そこに漂う哀愁を何と言えばいいのでしょう。
こちらの記事から。
“ジョーカーの衣装はセックス・ピストルズのジョニー・ロットンを意識して作られ、レジャー自身は『時計じかけのオレンジ』の主人公アレックスを意識して役作りをした”
とあります。
“まるで血管を破裂させているかのようだった”とはスタッフの言葉。
ジョーカーの爬虫類的な無慈悲さは大脳新皮質にヒビが入りそうな凄まじさ。
説得や改心の届かない文明社会の圏外を感じさせるものでした。
それなのに巧妙な策略を巡らせるジョーカーだからこそ不気味さも際立つというもの。
退化した理性と進化した知能のパラドックスに戦慄を覚えるのかもしれません。
口を裂かれた過去がジョーカーを悪に貶めたらしい悲劇を、もっと詳しく知りたいと思いました。
悪は悪から生まれ、悪は加速し膨張し、常識や理屈を易々と貫通するどす黒いニュートリノとなって疾走する。
邪悪さが支配する闇の世界で、ジョーカーは輝く善を飲み込むブラックホールのよう。
凄まじい吸引力の前に正義も良心も暗転するのが自然の法則だと言わんばかりです。
この世の良心を薄っぺらで嘘臭い陳腐なものと嘲笑うジョーカーこそが、唯一の真実であるような気さえしてきました。
不気味なメイク、邪悪な心、良心の片鱗もない言葉の数々…。
見る者を魅了する悪の化身ジョーカー。
この先長く、悪の中の悪として君臨するパーフェクトな人物像に喝采を贈りたいと思います。
人は使命を果たして天に召される、とどこかで読んだ記憶があります。
それにしてはあまりにも早すぎる夭折。
この先のヒースの活躍を思うと痛恨の極みですが、
そんな想いを慰謝するような名演を見せてくれたヒース・レジャーに惜別の合掌を。
『ブロークバック・マウンテン』での朴訥な青年の瞳が、
『カサノバ』での妖艶な眼差しが、
『ダークナイト』ジョーカーの中に見つからないことを喜ぶべきなのですね。
ヒースはその目を永遠に閉じたけれども、スクリーンの中に幾多の命を刻みつけてくれたのだから。
地上の喝采が天のヒースに届きますようにと願わずにいられません。
私もこれ、観たいです
そうですか、そんなに邪悪レベルが高いんですね~
ジョーカーの画像や雑誌の写真を見ても、
ヒースの欠片も感じさせませんもんね
演技者ヒースの危機迫る仕事ぶり、見届けたいです。
きっと今までのバットマンとはちょっと違うのでしょうね~・・・
彼の仕事ぶりを見る度に、惜しい人を・・・って
思うかもしれません。
娘はポニョ、息子は仮面ライダーがお望みで・・・
私としては2人を託して、ヒースの方に行きたい
来週には2学期が始まるので、ひとりで静かにヒースを偲んできたいと思います。
行けてない私・・・
これほどまでに渇望する映画は久しぶりです。
だって、見たみなさんの賛辞がすさまじい。
私は「ブロークバック」でヒースに魅了され、
「ブラグリ」「カサノバ」と見ました。
どちらも、おちゃめなヒースにジョニーとはまた違うけど、好きな感情が芽生えてしまった・・・
だから、彼の死はいまだに辛い。
彼の活躍を見れば見るほど、余計に辛いのかもしれないけど・・・
でも、しっかり、見て、心に刻みたいです。
>地上の喝采が天のヒースに届きますようにと願わずにいられません
このReiさんの思いにとっても同感。
あああ、早くみたい。
早速、見て来られたんですねえ~♪
ジョーカーちゃん、カワユクてカッチョ良かったでしょ==
それにしても、Reiさんの感想、めっちゃマトを得てますなあ~♪
ホントに、ジョーカーの過去を逐一知りたくなるような人物(というかクリーチャー)描写で、その背後に隠された過去をものすご~~~く知りたいと、興味をそそられちゃいますもんねわたしは、ゾッコン・ジョーカー・ラブ今年のNo.1Villianに早くも決定しちゃいました
あ、久しぶりにトラバさせて頂きやす
>地上の喝采が天のヒースに届きますようにと願わずにいられません。
本当ですね。
凄い勢いですね。
どの作品にも見られない、ヒース・レジャーがそこにいました。
いえ、ジョーカーそのもしかいなかった、
のかもしれません。
願わくば、
ジョニー・デップとの共演が見たかったですね。
>魅力的な男性が演じる悪役って、凄みがありますよね
ホントだね!役の幅がすごくて感嘆のため息です
>そうですか、そんなに邪悪レベルが高いんですね~
かなり高かったと思うよ~。
そんなに色んな悪役を知ってるわけじゃないけど、
私の中ではすご~い高みにいるレクター博士と肩を並べたね
もちろんタイプは違うけど、出てくるだけで心拍数が飛び跳ねる感じ
>きっと今までのバットマンとはちょっと違うのでしょうね~・・・
直前に“ビギンズ”を観た私なので他は知らないのです
全部ご覧になってる方にとっては特別な印象なのかな?
観たら感想聞かせてね
>私としては2人を託して、ヒースの方に行きたい
ハハハそうだよねぇ
私もダークナイト見たさに実家の親を呼んで子供たちを見ててもらいました(笑)
まみぃ~さんは夏休み終ってからじっくりと…かな?
二学期が待ち遠しいね
ヒースの極悪ぶりとイカレ具合をお楽しみにね♪
ちょっぴり可愛いところもあったりして
>見たくて見たくて・・・でも仕事がしんどく
そうだよね忙しいとなかなか時間のやりくりも大変だよね
>これほどまでに渇望する映画は久しぶりです。
>だって、見たみなさんの賛辞がすさまじい。
そうそう!私もそうだったよ
その凄まじさは映画と比例してます。
ご覧になってのお楽しみだね♪
>私は「ブロークバック」でヒースに魅了され、
私も最初にヒースを見たのはこれだったよ。
ヒースの後ろ姿の肩のラインが好き
私は前髪フェチと肩フェチなのかも(爆)
早く観れるといいね。感想も聞かせてね
>ジョーカーちゃん、カワユクてカッチョ良かったでしょ==
うん、カッコ良かった!!あのジョーカーはロッカーテイストだね
ジョニー・ロットンっていうのは先にしゃるさんちで教えてもらってたし、やっぱりそうなんだ~って納得
これじゃ、しゃるさんがジョーカーにハマるわけだね♪
あのまま『ジョーカーズ』で(爆)CDデビュー
悪魔的なサウンドはモロ好みじゃないかしら?
ジョーカーの過去をもっと詳しく知りたかったね。
『ジョーカービギンズ』を激しく希望。。だったのに
感想をお褒め頂いて恐縮です
こちらからもTBさせてもらいますね~
一週間ガマンの子でやっと観れました
ジョーカーについてはどんだけすごいんだろうと最大級の期待をして行きましたが、
もう想像を遥かに超えたイカレ具合にしびれました
>どの作品にも見られない、ヒース・レジャーがそこにいました。
そうですよね。ホントに仰天しました。
役者っていうのはすごいものですね~。
素顔からはとても想像できない悪の顔になっちゃって。
ただただブラボーの拍手喝采で、ひとりウェーブしたい気分でした(笑)
>ジョニー・デップとの共演が見たかったですね。
ああ~いいですね♪
叶わない願いというのはひときわ眩しいものです
TBありがとうございます。こちらからも送らせて頂きますね