【ロックド・アウト】

雨模様の、絶好の昼寝日和にうたた寝をしたら、ジョニーの夢を見ました
ジョニーを想う気持ちが脳に通じたのか、嬉しくてたまりません（感涙）

ジョニーと中華。
こんな幸せなことがあるでしょうか。

目覚めたことを激しく悔やみ、
それでもあまりの嬉しさに、誰にともなく涙目で手を合わせる。合掌。

詳細は省かせて頂きます。
邪魔に入った知人数名と、良心の呵責のせいだと思われる旦那からの電話。
ここに呪いの言葉を書き連ねるのは良しとしません。

優しく笑うジョニーの笑顔を思い浮かべると、
よく目の前で中華料理を食べられたものだと思いますが、
いつもながら都合の良い脳に、ひたすら感謝をしたのでした。



さて、スーパーの片すみで見つけた幻のビデオ【ロックド・アウト】です。

これはDVDの発売が決定したそうで、
ジョニーファンは泣いて喜ぶ、売り手は儲かる、双方めでたい結果となるようです


見始めて、まず最初に驚くのが若いジョニーのカッコよさ。

『かっこいい』という言葉が普通すぎて、納得いかないほど。
私の過剰な欲目を差し引いても、彼の輝きは群を抜いています。


潜入捜査というと、名作【フェイク】を思い出しますが、
残念ながらこちらの内容は、陳腐でよくありがちなもの。
ですからなおさらここではジョニーの存在が貴重で、意味が大あり。

『２１ジャンプ・ストリート』は、ジョニーがメジャーデビューのきっかけとなったTVドラマ。
ティーンアイドルとして人気が爆発したということですが、
本人は、勝手に作り上げられたイメージに猛反発して、
番組を降板することを必死に要求していたらしいです。

そのせいなのかどうか、まだ２０歳を少し過ぎた頃のはずなのに、
ここでのジョニーの表情は、あどけなさ、とか、幼さ、などというものが皆無で、
とても大人びたものがあります。

虚像をあざ笑い、アイドルでいたくないジョニー。


『いいかげんにしてくれ』的なうんざりした表情はいたる所で見られ、
それが、そういう話の場面であるのは承知しながらも、
つい、ジョニー本人の本音に見えてしまうのです。

事前の情報のせいなのか、又はそういうキャラのせいなのか、
その辺が私自身、定かではありませんが、
ジョニーの目はいつものように魅力的なのに、
どこか老成したものを漂わせているように感じられるのです。

このドラマの後に出演した映画『クライ・ベイビー』では、
歳相応の愛くるしさとピチピチ感を、画面いっぱいにぶつけているのですが


ジョニーがセリフを言う時はもちろんのこと、
誰かの話を聞くだけの場面でも、視聴者の目はジョニーを向くということです。
これは本当によくわかります。

そうして『２１ジャンプ・ストリート』は、ジョニーの出演によって高視聴率を維持し、
ジョニー自身はそれによって苦悩した、ということです。


この映画の中のジョニーは、雰囲気が今とほとんど一緒。
こんな若い頃から、すでにこれほどのものを、彼は持っていたのですね。
なるべくしてなった現在のジョニー・デップ、という感じです。

他の共演者が全然目に入ってきません。
ジョニーと並ぶと、年齢にかかわらず全ての人が普通以下に見えて（笑）
言い過ぎですか？

向かって左側の口の隅を少しだけ上げる笑い方とか、
かすかに眉間にシワをよせる困惑の表情とか、
今のジョニーと全く一緒。
見ていると嬉しくなります



さてストーリーは、ハンソン刑事（ジョニー）が無実にもかかわらず、
殺人罪を宣告されるところで、無残にも途中で終わります。
これが連続もののビデオの辛いところ。

でもストーリー自体に大した興味もないので、
この時代のジョニーの姿を垣間見れたことで１００％満足です。

予想を裏切らない美しさとカッコよさ、
そしてそれ以上の存在感で十分に期待に答えてくれました

若いけれども大人の表情。
つやつやの肌に浮かべる苦悩は必見美しいです


内容は特に…ですが、若いジョニーの神々しさに★★★