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High up in the sky

赤司 征大|Masahiro Akashi
UCLA MBA留学記
WHITE CROSS株式会社 起業までの軌跡

ふと気づきました

2014-07-29 00:07:26 | 2014.7-9 夏
結局、今様々な人の力を借りてやろうとしてることって、2年前にMBA受験でエッセイに書いたShort time goalと全く同じであることに気づきました。

なんだかんだで、原点に帰ってきたようです。


前に進んでいる感覚

2014-07-27 21:15:44 | 2014.7-9 夏
昨日は、以前にもブログに登場して下さったChicago大学でMBAを取得された森田さんに、同じくChicago MBA出身で歯科医療関連ビジネスでトップマネジメントを任せられる人材を捜している方を御紹介頂きました。確かに、歯科医療市場に詳しくかつマネジメントを学んできた人材は希少です。MBAが一般的でない歯科医療市場出身であるからこそ、MBAはリスク以上の価値を与えてくれています。飛び抜けた能力がなくとも、産業への深い理解と強い思いが、私の実力以上に前に押してくれています。

私のビジネスプランを説明させて頂いた所、また新たに人を御紹介頂ける事になりました。力添えして下さる素晴らしい仲間にどんどん巡り会っていっています。


実は昨日のミーティングは、森田さんがこの9月にシカゴと東京を拠点に起業されるアートビジネスの東京ギャラリーを訪問させて頂く事が目的でした。恵比寿駅から徒歩3分にあるFm|エフマイナーは、とても素敵な空間でした。



Fmの前で 




新進気鋭のアートの説明をしてくれる森田さん


9月のグランドオープンに向けて着々と準備が進んでいます


ワークスペースも御洒落です



近代美術の一般の人々の生活への浸透を目指す森田さんの新ビジネスの今後が楽しみです。とても素敵な空間ですので、是非一度御立ち寄りください。


その後、お茶の水に移動し歯科医療IT企業 Media社の代表取締役社長の辻さんと面談をさせて頂きました。歯科医療の明日を真剣に考えている辻さんとは定期的にお会いさせて頂いているのですが、毎回素晴らしく学びの多い対話をさせて頂いています。

私の考える歯科医療IT Platformを前進させていく上で、Media社との連携は必要不可欠です。本当に、私は素晴らしい方々に恵まれています。


今日は、赤坂にてTexas McCombs時代にお世話になった春さんファミリーとお会いさせて頂きました。


毎日が飛ぶように過ぎていきますが、凄く楽しい日々です。この前に進んでいる感覚をずっと維持していきたいです。






涼を楽しむ

2014-07-25 22:45:11 | 2014.7-9 夏
本日は、朝から来週よりお世話になるMedPeerを訪問し、経営陣の方よりインターンの説明をして頂きました。無論、詳細については記載いたしませんが、「期待しています」とのお言葉を頂けたことを嬉しく思います。素晴らしい経験になることは間違いなさそうです。

その後、日本橋にて開催されている”アートアクアリウム2014”に行ってきました。2007年に六本木ヒルズで初めて見て以降、私はアートアクアリウムのファンです。視覚のみならず聴覚にも訴える和空間の中で、金魚の美しさを様々に見せて楽しませる。なかなか粋です。





アクアリストの木村英智氏が作品/空間を作り込んで行く過程でイメージしたであろう美しさは、実際にフロアーを埋め尽くす観衆の騒然とした雰囲気に薄められているように感じましたが、十分に楽しめる空間でした。





昔、名古屋港水族館のイルカのプールを側面から見る事が出来るガラス張りの空間にベットをおいて寝たら、それは深い眠りにつけそうだ・・・と思ってました。光の揺らめきを感じさせる水の青さは怖くもありますが、不思議と気持ちが安らぎます。江戸時代に、あまりの贅沢さ故に御取り潰しをくらった大阪の淀家が、天井にガラスの水槽をはわせて金魚を泳がせた気持ちが分からなくも無いです。





和風に作り込まれているからこそ伝統美であるかのように見えますが、夏のアートアクアリウムは光や音などを駆使した現代ならではの涼の楽しみ方です。淀屋五代目がこれを見たらなんて言うでしょう。





その後、押上に移動し、東京スカイツリーに登りました。





新宿の高層ビル群が、遠く霞んで見えます。





この高さから見下ろすと、人が欲しがる物質的なものはしょうもないものばかりだと感じます。周囲のビルと比較して少し高いビルの上層部にある住空間を買うことや、同じように走っている車のなかで高級な車に乗る事にどれほどの価値があるのか・・・腕時計などに至っては、尚更些細な違いのように感じます。

そう思う一方で、それらを必ず手に入れてやる・・・と思う自分もいます。

まっ、どっちでもいいです。今後の人生では、値段の高低の問題でなく、自分の目線で価値を見いだせた物を揃えていくだけの話です。

少なくとも、今4.5畳のバス/トイレ/キッチン共用の空間に、いつまでも居続ける気はありません。

2014-07-24 23:38:46 | 2014.7-9 夏
今日は、朝から必要な資料の見直しを行いました。

その後、新宿御苑を訪れました。今にも雨が降りそうな曇り空も相まってLAにはない深緑を楽しめる場所・・・僅か数百メートル先にある新宿駅の喧噪が嘘のようです。平日の午前中、苑内を歩く人も少なく、その心地よい寂しさがより一層緑の印象を深めます。

それでもふと遠くを見ると、新宿の高層ビル群が見え、ここが大都会の真ん中である事を思い出さされます。東北や屋久島のうっそうとした深緑とはどこか異質な作られた緑の空間・・・と言った所でしょうか。耳をすませば、車の音も聞こえます。





どこか違和感が残る空間ですが、それでも東京の中にあってこれほど緑に囲まれる空間は無いでしょう。MBA卒業後は、東京に戻り起業したいと考えている私にとって、この違和感はいずれ慣れていくものなのでしょう。こういう場所があるなら、東京も悪くないと信じ込もうとしているのか、それとも本心からそう思っているのか・・・どちらともとれます。

いずれにせよ、私はこの先の人生を東京で生きていく事は避けられそうにないな・・・時間の問題か。まっ、それも小気味良い生き方です。








午後は、歯科系材料通販で業界最大手の代表取締役社長と面談させて頂きました。私と同い年の方で、爽やかな語り口の素晴らしいトラックレコードをお持ちの方でした。先方の目指すOpen Platformと私の目指す教育platformには共通点がありながら、それぞれのコアコンピタンスは明確に異なります。故に、戦略的提携によりシナジー効果をえられる可能性が高いことも分かりました。

私の思考が明確に前進するタイミング・・・この夏の間に再会し、具体的な協力体制について話を深めていこうと約束しました。素晴らしい出会いに感謝です。


その後、神田に戻りAnderson Class of 2016の方と飲みにいきました。先日も名古屋にて、別の方にお会いさせて頂いたのですが、皆様素晴らしい方ばかりで、秋以降のLAが楽しみです。

蝉時雨

2014-07-23 19:18:59 | 2014.7-9 夏
インターンが始まるまでの間、出来る限り会うべき人々に会いながら、ずっと行ってみたかった場所を1日に1カ所訪ねています。無論、人と会う事=インターンの準備となっています。

本日は、市ヶ谷にてHBSの卒業生の方にお会いさせて頂きました。Venture Capitalistとしての豊富な経験を元に、ヘルスケアビジネスを専門にされている方で、以前より一度お会いさせて頂きたいと願っていました。

予定を遥かに越え2時間近く話し込み、私のビジネスモデルに対して見事に要点をついた鋭い御質問/アドバイスを頂く事ができました。プロの目を通してみて頂いた上で、最後に「私だったら投資したい」と言う御言葉を頂けた事を心から嬉しく思います。


その後、九段下に移動し、靖国神社を参拝いたしました。当ブログの方向性がぶれるため、私自身の政治観/歴史観/社会的問題への意見などは描きません。従って素直に感じた事のみを記載します。

蝉時雨の中、参拝した靖国神社では、この国を思い守ってきた先人達への感謝の念や平和への願いを深めることができました。また、日本という国家をより誇らしく感じることができました。肯定すべきではない他者への攻撃性とは関係なく、私は強い愛国心を持ち合わせています。その上で、米国で学ぶ今の自分を取り巻く世界各国の友人達や価値観を素晴らしいものとして素直に受け止めています。


他のタイミングではなく、まさにこの夏に、靖国を参拝して良かった・・・と思えました。明日は、時間があれば新宿御苑に行ってみます。




+αで、この春にとある中小企業診断士向けのビジネス誌に投稿させていただいた記事を以下に紹介します。




私の夢は、日本を代表する起業家になり、日本社会の発展に貢献することです。

私が中小企業診断士を取得したきっかけは、学生時代に、日本の歯科医療界が持つ閉塞感・停滞感を客観視できるように、医療とは異なる軸を自分の中に持つためでした。当時の私には、診断士という資格をどう活かせば良いのか全く分かりませんでした。しかし、その決断は人生の大きな起点となり、歯科医師と診断士の両方を活かした大規模医療法人のマネージャーとしてのキャリアにつながりました。そのキャリアを通じた経験は、医療界を革新していく上で必要なのは、医療現場へのマネジメントの導入とプロフェッショナル自身の関連ビジネスへの参入であるという仮説を生みました。その仮説は、現在のMBA留学を通じた学びにより確信に変わりました。そしてその確信は、ヘルスケアビジネスで起業し、医療をイノベートしていくという現在の志につながっています。

UCLAは、世界有数の教育・研究拠点として知られる総合大学です。そのビジネススクールにおいては、会計学・統計学・戦略論などの必須コースに加え、起業・テクノロジービジネス・金融など各学生のキャリアプランや興味に合わせた様々な選択コースを履修することが可能です。また、実践経験も重視されており、医学部・工学部などと合同でUCLAの付属病院が実際に抱えている問題の解決を目的とした医療機器開発を行ったり、ビジネスプランを練りベンチャー・キャピタリストからの投資を受けて実際に起業したりと、様々な機会に溢れています。足早に過ぎていく日々の中、睡眠時間を削り自分を追い込みながら勉強をしていく一方で、世界中から集まったエリート達との議論を通じ、また最先端のビジネスのトレンドに日常的に触れ、自分自身の視野が予想していた以上に大きく広がっていく様を楽しんでいます。シリコンバレーを中心とした西海岸がもつ起業を促進する特殊なエコシステムには感動すら覚え、各業界の様々なトップランナーの方々との交流は、私の人間性・価値観・人生観に深く影響を与えてくれています。

 この半年間で、痛烈に感じた事が2つあります。1つは、世界において日本の国際的プレゼンスが如何に下がっているかという点です。第3の経済大国でありながら、ここ十数年間で米国主要ビジネススクールへの日本人合格者/入学者数は激減しています。また、授業においても、日本企業は過去の事例としてあげられます。留学する前に、私は札幌の時計台を訪れました。時計台の正式名称は、「旧札幌農学校演武場」であり新渡戸稲造や内村鑑三などを輩出した学校です。驚いたのは、そこに展示されていた新渡戸稲造直筆の英文章です。十分な英話教材もインターネットもなく、圧倒的に英語に触れる機会も情報も不足していた時代において、なぜこれほどの英語力を身につけられたのか。文明開化の日本において、明日を担う青年達が抱いていた人生の意義とその強い覚悟に触れたようで、身が引き締まる思いがしました。後に新渡戸稲造は、世界的ベストセラーとなるBushido: The Soul of Japanを英文で著し、当時野蛮な民族と思われていた日本人の持つ崇高な精神を世界に知らしめました。時として、まるで今の日本社会が失ったものであるかのように扱われる当時の青年達の躍動感を思うに、ほんの百数十年前に、明日の日本への思いを胸に世界に飛び出して行った彼等と、現在世界各地のビジネススクールで日本を代表して学んでいる受験時代からの仲間達とを比べて、現代が過去に劣っていることは決してないと私は思います。明治時代は列強に追いつく時代であり、そして現代、再度日本という国の力が問われています。学業や経験を通して得られた学びは、道を誤らないための指針となります。私自信、幸運にも得る事ができたこの貴重な学びの機会を最大限に生かし、先達の思いを引き継ぎ、日本の発展に貢献できる人材になりたいと願っています。
 
 もう1つは、如何に米国が意図的に、イノベーションが起こり易く、また発展させ易い社会環境を作り上げているかという点です。UCLAにおいても、大学の有する技術/リソースを最大限に生かした起業を誘発させることで、大学発の新しい価値を社会に提供していこうという意思が感じられる取り組みにあふれており、これからの日本社会が如何に変わって行かなければならないかを考えさせられます。私の専門とするヘルスケアを切り口にすると、患者目線では日本の医療は素晴らしいのですが、産学連携の不足/教育機関の非効率性/テクノロジーの適応など様々な改善の余地/ビジネスチャンスにあふれています。未だ、米国と比較すると環境では劣りますが、卒後は日本において起業し、ヘルスケアビジネスに新しい流れを作る騎手になりたいと願っています。

独占資格ではない中小企業診断士と同様に、MBAもまた、単に取得しただけでは何も生まないただの学位です。私費留学である私にとって、MBAが本当に価値のある投資であるかどうかについては、素晴らしい価値があったと言い切れる自分になっていくことこそが大切だと考えています。私はこれまで常に、自らが目指す姿と現実とのギャップに向き合ってきました。未だ自分が理想からほど遠いことを絶望としてではなく、未来への可能性として受け止めています。

 私は、“望みは空より高くあれ”という言葉が好きです。人には信じきれた夢以上のものは叶えることができません。私の夢は、日本を代表する起業家になり、日本社会の発展に貢献することです。