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High up in the sky

赤司 征大|Masahiro Akashi
UCLA MBA留学記
WHITE CROSS株式会社 起業までの軌跡

Death Valley

2014-12-22 10:21:29 | 2014.10-12 秋
カリフォルニアの中部、モハーヴェ砂漠の北に位置するデスバレー国立公園に日帰りツアーを組んで行ってきました。

デスバレーというと、西半球で最も海抜の低い地点として知られており、最低地点の海抜下86m。その上、観測至上世界最高の気温56.7°Cを記録した、とにかくカラカラで、とにかく暑い場所です。地面にフライパンをおいて、卵を入れると自然に卵焼きができます・・・夏は。


夏のデスバレー





冬のデスバレーは、夏とは全く異なる様相を呈します。





一面、岩塩が堆積した荒野が広がっています


白い荒野を、歩いていきます


Bad Water  海抜下86m地点


振り返るれば感覚がおかしくなる程、でかい岩山


Andersonの素敵な友人ご夫婦。旦那様は、私が出会ってきた人達の中で、最も頭が良い人の一人で、同じ土俵で戦ったら100%負けます(笑)


HKUSTからの交換留学生の都築さん この12月で日本に戻られ、バイアウトファンドにて、キャピタリストとして働き始められます。


内閣府と国交省から、UCLAのPublic Policyに国費留学されているお二人。


政府の実際など興味深い話をいろいろ聞かせていただきました。留学以降、若手官僚の方々とお話をさせていただく機会が多いのですが、そのたびに国家の中枢で働く彼らが如何に優秀かを感じさせられます。政府の仕組み/組織自体が硬直し、多くの非効率を抱えているのは事実です。その一方で、歯科医療現場にいるとたまに聞く明確な根拠を示されない官僚批判については、制度・背景に対する個人の理解不足、産業としての積極的な改善努力の不足/個々人が生きていく上での努力不足の責任転嫁では?と思います。

矛盾するようですが、医療プロフェッショナルとして、そう言いたくなる気持ちも良く分かります。完璧な仕組みなど作れるはずもないのですから、最低でも双方を理解しようとする姿勢をとり、取捨選択をして行く事が大切です。とは言え、それはあくまでビジネスサイドから業界の黒子になろうとする私の立ち位置でのものの見方であり、両極が同じ考えを持てば、それはそれで何も進まないかも・・・とか思います。

結局の所、どれだけ格好つけたところで、どこまで学んだところで、理解不足の域を超える事は一生出来ませんので、せめて学びをベースに考え続けてきた結果をビジョンとし、仮説検証で物事を進めていくことしかできません。

まっ、だから人から話を聞かせてもらうのは、楽しいのでしょう。




こうして友人達と過ごす時間は、学びも多く最高の贅沢時間です。

Winter vacation に入って以降

2014-12-20 20:21:15 | 2014.10-12 秋
毎日、15時間WHITE CROSSの仕事をしています。私の1日の怠惰が、WHITE CROSSが生む価値を社会に提供するのを1日遅らせます。

いずれ、コンテンツ事業部長になってもらう予定の親友とSkypeで会議をしていた際に、自分の悪い癖に気づきました。確かに、頭をすり減らすように考えを深めに深めていますが、それは自分の中に傲慢さに似た慢心を生みます。それは、経営者として前に進む力としては良いのですが、表現を間違えば足下をすくわれる一番の原因になります。気を引き締めなければ。

こういう時のために、数冊の本をLAまで持ってきています。そのうちの一つ、松下幸之助の「指導者の条件」は、読み返す度に自分自身を見返すための良い基準となります。

ビジネススクールで学ぶ人とのコミュニケーションの取り方には確かに学ぶべき事が多々ありますが、それ以上に・・・つまりテクニカルスキル以上に、自分が時間をかけて紡ぎ出した信念とビジョン。そしてそれを現実化させていくためにあるべき自分の姿を考え続ける事の方が、人とのコミュニケーションを考えていく上で大切であるように思えます。

まっ、大切なのはその両方のバランスでしょう。経験だけを頼りに物事を判断するのは、時間の無駄と非効率を生みます。


さて、今だから楽しめる事にも焦点を当てなければ行けません。明日は、UCLA のビジネススクールとラスキンスクール(公共政策大学院)の友人達とで、デスバレーに日帰りツアーを企画しました。

LAは今日も、空が青くて、居心地がよいです。


親しい友人の言葉

2014-12-14 19:40:32 | 2014.10-12 秋
Andersonの同級生で、親しい友人である池田さんのFB投稿が、強く心に刺さりましたので、許可を取ってシェアーさせていただくことにしました。海外ビジネススクールで学ぶ日本人学生の多くが、祖国に対して同じ憂いを抱き、私達の世代の抱える使命のような思いを感じるのではないかと思います。


以下、転載

グローバル・マクロ経済の課題をやっていて遭遇した記事。散り行く桜は美しいけど、没落しつつある日本がそれにたとえられるのは何とも悲しい。

教授に悪意はないものの、授業で各国の生徒の前でいわれたことが、この記事でまた非常にわかり易く視覚化されています。

米中は1987年比大きく成長しているのに日本経済はほとんど成長していないこと、日本の債務は同様に債務過多といえる欧米と比べても群を抜いていること、そしてその借金を人口が減り行く中で返済して行かなければならないこと。授業では日本は絶対デフォルト(年金制度の崩壊等も含んだ広範な表現)するといわれました。今まで余り考えて来なかったし、もちろん何も行動できていないのですが、自分の子供達が成長した時に日本は本当にどうなってしまっているのだろうかとこの授業を受けて思いました。

子供達には日本が沈没しても世界で活躍できる位逞しく育って欲しいとも思いますが、矢張り日本が彼等にとって誇れる祖国・帰れる場所であって欲しいと思います(次男はアメリカ人でもありますが)。簡単なことでは全くないですが、きっと我々の世代で踏み止まれるかなのではないかと。

Final 終了

2014-12-14 00:40:20 | 2014.10-12 秋
2年目の秋学期が終わりました。

Excelでデータ分析を行う試験は、過去の試験を参考に、出題された問題の意図を考えながらデータを所定の箇所に打ち込んでいけば、自然に分析されたデータが整理されて表示されていくようにformatを事前に製作しておいたので簡単でした。

ネットにつながない限り、Open text等なんでも許される試験形式を逆手に取ったやり方ですが、こういうタイプの試験は事前準備のやり方次第でなんとでもなります。問題の難易度を決めるのは、①出題の意図の難易度と、②分析されたデータを混乱しないように綺麗に整理していく難易度の2つに分けられます。②を事前に削ぎ落としておく事で、難易度が高いと一見思える問題でも、①のみに集中できる事で感覚的に簡単に感じられるという・・・感覚のトリックです。簡単だと感じられれば、試験時間は楽しいパズルの時間に変わります。

今学期は、正直、MBAに着て以降、一番刺激の薄い学期でした。1年目と比較して、驚きを感じられるレベルの新しさがなくなってきていたのが一番の問題です。これについては、選択科目による問題が大きかったと思います。

来学期は、興味に基づいた授業を受けますので、その点は変わると思います。

その一方で、WHITE CROSSは前に進んでいます。


最近、ピアノソナタ第8番ハ短調作品13『大ソナタ悲愴』、通称、悲愴を良く聞いています。まっ、私自身は基本、悲愴感などの負の感情にはとらわれないのですが・・・・幼少期に、ピアノを習っていた頃にあまり譜面の意味を考えずに音だけを追いかけていたため、なぜこの曲にはベートベン自身がこの名前をつけたのか・・・この年になると、何となく分かってきますね。

剣道や弓道をやっていた頃にも、動きの一つ一つの意味を深めて考えて解釈し、自分の動きの試行錯誤をしていなかったな・・・と思います。


それが音楽でも、スポーツでも、多分ビジネスでも、一つ一つの意味を深め考えぬいて解釈し、試行錯誤を繰り返す事が大切なのでしょうね。

明日から10日間、久しぶりに相当に自分を追い込んで仕事をします。



2年目の秋のFinal Examination

2014-12-10 18:00:34 | 2014.10-12 秋
そう言えば、去年の今頃は睡眠時間削って勉強いていたな・・・と懐かしく思います。

今期は、明々後日にSpread SheetのFinalがある以外は、もう一科目、ペーパーベースのレポートを提出すればおしまいです。数学に近い試験なので、特に心配もしておらず、昨日/今日とWHITE CROSS関連の仕事をしていました。そろそろ、本腰入れて勉強します。

来年1月の中下旬にSEED Stageでの資金調達のため、短期間ですが一時帰国をすることにいたしました。過密スケジュールになることは間違いないですが、確実に意味のある時間になるはずです。


MBAも後半年です。先日、中の良いClifftonとタイ料理を食べにいきました。Clifftonは投資銀行からのオファーをもらっており、来年の6月からNYCでの勤務が始まります。

来期、授業何取ったの?と聞いたところ、

「何も取ってないよ。卒業単位足りてるから、ゆっくり自分のしたい事をして過ごす」

とのこと。internationalはVisaの維持のため、最低12単位は維持しなければならないので、Domestic Americanだからこそなせる技ですね。私自身は、来期は若干苦手視してきたFinance と、本業であるHealthcare系の授業をメインで受けます。それに、Negotiation をいれるか、Technology Managementを入れるかで悩んでいます。