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High up in the sky

赤司 征大|Masahiro Akashi
UCLA MBA留学記
WHITE CROSS株式会社 起業までの軌跡

Tokyo

2014-07-22 21:38:47 | 2014.7-9 夏
今朝、名古屋から東京に移動しました。来週の月曜日より2社目のインターンシップが開始されます。今週はインターンの準備をしながら、Venture Capitalistの方々や医療関連のビジネスに携わる方々とお会いさせて頂きます。

これからの2ヶ月が、相当大きな影響を私の人生に与えることは分かっています。”最短ルートで生きていきたい”、と常に思いますけど、予想しうる最短で物事が運ぶ事はほとんどありません。


この夏のインターンは3社ともに、私がMBAの受入れ第1号です。私らしいと言えばらしいのですが、Boston Career ForumやOn-Campusでのリクルーティング等のMBAでの一般的なリソースはそれほど活用せず、時間をかけて考え抜いた思いが重なる企業のみへ直接アプローチした事で得られたチャンスです。MedPeerに至っては、個人的なコネクションも無い状況でHPの問い合わせからメールを送り、面接の際に私の考え・志を率直に伝えた結果、採用して頂けました。普通ではない方法でも、結果を生んでいるのでOKです。そう考えると、歯科界においてもビジネススクールにおいても、私の行動/考え方は特殊なのかもしれません(笑)


実は、東京に生活の拠点を置くのは、今回が初めてです。そのため、今回は神田付近のゲストハウスを2ヶ月借ります。月家賃5万円のバス/キッチン/トイレ共有の4畳半(笑)半端ない場末感が漂ってはいるのですが・・・男一人なら全然暮らせます。トランク一つだけで上京し、100円均一で必需品を購入し、生活の準備は整いました。生き急いでいると周囲から言われる割には・・・(笑)

私は、自分自身への投資以外には、本当にお金がかからない奴だな・・・って、最近寧ろあきれています。自分自身への投資については、一般の100倍以上のお金を使ってきた自信があります。昔何かの本で、将来欲しい年収の10分の1の金額を自己投資しなさい・・・ってのがありましたが、そう考えると私の将来はえーらい贅沢な事になりそうです(笑)まっ、精神的豊かさがなく消費に溺れるような人生には興味はありませんが。

さて、明日からまずは3週間、全力で走り抜けます。

インターン1社目終了 + 日本歯科新聞にて特集して頂きました

2014-07-20 23:53:33 | 2014.7-9 夏
月曜日から土曜日まで医療法人スワン会にて外部理事として、1年ぶりに仕事をさせて頂きました。無論、歯科医師として診療をする等ではなく・・・自分自身のプロフェッショナルとしての信念のため、二度と臨床には携わらないと心に決めて留学しましたので・・・重要な会議の統廃合/教育関連/予防歯科推進などなど、法人内の重要案件を一気に処理していきました。

一緒に働くと楽しい仲間がいると感じられる上に、自分を必要としてくれている環境は素晴らしいです。5年少し勤めたこの会社において、4年目を越えた当たりから、社内において私の意見が全て通るようになり、人間関係も良好すぎて、自分の成長の余地を感じられくなり早く次のステップに進みたくて仕方がありませんでした。そして、ビジネススクールでの1年間の経験と視野の広がりを得た上で戻ってみると、以前とは異なる感覚で、スワン会の素晴らしさを実感する事ができました。私はこの会社も、ここで働いている仲間達も大好きです。

まっ、古巣において仕事ができるのは当たり前です。来週から始まる2社目/3社目が勝負です。新しい環境に置いて、短期間で周囲からの信頼を得て成果を出せるように最善をつくします。


ところで、日本歯科新聞の第一面の、”医療分野でネット新時代”と言う特集において、私を取り上げて頂く事が出来ました。



その結果、多方面から面談希望の連絡を頂く事ができました。活かそうと思って真剣にのぞみさえすれば、MBAが与えてくれるチャンスにリミットはありません。

今は、風が背中を押してくれている感じです。まっ、その内、逆風も来るでしょう。それはそれ、楽しんで乗り切ります。

Shanghai

2014-07-06 00:29:43 | 2014.7-9 夏
LAXからのフライトで、一番後部列の通路側の席をとっていました。隣の白人の女の子と雑談をしていた所、TexasのSan Antonio の高校を卒業したばかりで、これが初めての一人での国際線とのことでした。米国の大学に進学する前に、これから1年間上海の知り合いの家にホームスティをし、中国語を学びながら地元の大学の講義を受けるとの事でした。

15年前に高校を卒業して実家を離れ、神戸に住み始めた頃を思い出しました。それがいきなり海外ともなれば、不安にもなるわけです。短時間ではありますが私もAustinに住んでいたことからTexasのローカルトークをしていました。自然にリラックスしてきたのか、様々な話をしてくれました。


やはり深夜便は楽です。LAでのライフサイクルで普通に寝る時間なので13時間のフライトの大半を寝て、あのと時間を、映画を見たり、話をしたりしていたら、ストレスを感じ始める前に早朝の上海浦東国際空港につきました。御陰様で時差ぼけは全くなく一日をスタートさせる事が出来ました。嫌いだったロングフライトも、回数を重ねるうちに慣れてきたようです。

上海は同じアジア圏にも関わらず、最初の30分程度、これまでに無い違和感を感じました。と言うのも、親しみ深いはずのアジアンフェイスの人達が皆一様に全く理解出来ない言語を話している環境は初めてだったからです。一目で私を日本人と見抜いてくる人もいるのですが、結構な人数が私を同じ中国人と思ってか、中国語で話しかけてきます。それに対して私が返す言葉が英語ですから・・・表情の変化から“ん?この人、中国語がつうじないぞ?”という心の声が読み取れるようで、面白い経験が出来ました。っつうか、上海は英語がどこでも通じると教えてくれた中国人の友人よ・・・ちょっと難しかったぞ(笑)


上海でインターンをしているAndersonの友人との連絡がLAXからのフライトまでに取れなかったため、一人で観光するかね・・・とか思っていた矢先、ここでも私の運のよさが出ました。空港からダウンタウンに向かうリニアモーターカーのチケットを買った所で、英語を話している私を見て、白人男性のチャーリーが話しかけてきてくれました。

軽く話をした所、チャーリーは米国のサウスカロライナ大学を一昨年卒業した後、Asian文化を学びたくて今は中国のハルピンで英語教師をしているとの事。米国への帰国のトランジットで上海を観光しようと考えているとの事でした。だったら、一緒に観光しようと言う事で、それから半日行動を共にしました。

このチャーリー、選ぶ話題が面白く知的な人でした。まさか、上海の地下鉄で、日米中の政治・経済関係/歴史・文化についての考察/第二次対戦における原爆に対する日米での見解etcの話をするとは思っていませんでした。流石に、ここでこの話題はどうだろう・・・とか思いもしましたが、周囲が英語を解さない事もあり特に問題もなく、お互いに楽しんで新しい知識・立ち位置の違いから来る見解の違いを学びあっていました。

中国に1年近く住んでいるだけあり、簡単な中国語を話せる白人のチャーリーと、中国語を全く解さないアジアンの私の組み合わせは現地の人の意表をつくらしく、私に「この中国語を翻訳して彼に伝えて」と話しかけた直後に、逆にチャーリーが英語に翻訳して私に伝えている様子を見て、現地の人が????ってなっていました(笑)

外灘やテレビ塔などを見て回りました。川沿いの当時の面影を残す金融街には、これまで様々な小説や映画などを元に断片的に思い描いてきた19世紀中盤からの都市としての発展を感じ、それらのワンシーンと重ね合わせる事で、当時の人々の息遣いを感じられたような気になれました。また、次々に新しい高層ビルが建設されている様には、世界経済の中心になるべくさらなる発展を遂げようとしているこの国が持つ勢いの片鱗を感じる事が出来ました。昨晩ハルピンの空港で暇だったのでガイドブックを読み込んでいたというチャーリーが様々な情報を流し込んでくれ、有意義な上海ツアーになりました。

彼自身、今まさに人生の方向性を考えていて、エネルギー産業への転身を図るためMBA取得も視野に入れているとの事でした。FBでコネクトしMBA受験情報などを今後もやり取りする約束をし、彼は米国線の飛ぶTerminal 2へ、私は岡山への便が出るTerminal 1へと分かれました。

おそらくチャーリーと直接会うのはこれが最初で最後なのでしょうが、「Hiroは初めてできた日本人の友達だ!」と言ってくれたことを、心から嬉しく思います。一期一会の出会いでありながら、SNSサービスの御陰で、緩く/長く/何となくと繋がっていられる事は、今の時代だからこそです。

最近、超短時間で人と仲良くなる事が得意になってきています。そして、MBAと英語力がその出会いの幅を大きく広げてくれています。以前の私なら、海外で初めてあった日本語を話せない人と、いきなり意気投合して、一緒に観光して深い話をするなんて考えられない事でした。出発ロビーにてこれを書いている最中にも、これからバンクーバーに飛ぶというインド系カナダ人の研究者の方と雑談をしていました。

さて、最後のフライトです。ここから2時間もしない所に、自分の故郷はあるとは・・・世界は面白い物で溢れていながら、案外狭いな・・・とか思います。



初夏の日本へ

2014-07-04 15:56:56 | 2014.7-9 夏
現在、ロサンゼルス国際空港でフライト待ちをしています。深夜の便で、上海経由で故郷の岡山に帰ります。上海では、10時間待ち時間があるのでちょっと観光してきます。Andersonの友人が上海のMcKinseyでインターンをしているのでメッセージを送ったのですが相当忙しいのか返信待ちです。事前に中国人の友人達からいろいろ情報を得たし、上海は英語は通じるらしいので、最悪一人で楽しんできます。世界中の各主要都市に友達が出来ると言うのは、MBAならではでしょうか。

一昨日は、Venice Beachでアルゼンチン出身のNataliaとお茶をし、昨晩はミケとRezaとGoogle GlassのWire-upを作り上げていました。親しい友人達と3ヶ月会えなくなるのは寂しいものです。


LAの快適な気候に身体が慣れているため、日本の夏に順応出来るか・・・なぜ、サマーインターンなんだろう。秋とかなら、日本も過ごしやすいのに。とか言いつつ、一番好きな季節は夏で好きな芸人はさまぁ~ずだから、まっ、仕方ないか・・・とか論理的におかしい事を考えています。


居心地のよい環境や安定した仕事・・・何もかもを捨て、挑戦意欲と希望だけでトランク2つだけ抱えて日本を飛び出してから1年になります。この1年間、“坂の上の雲”の登場人物達のように、「自分の一日の怠慢が国家の進展を一日遅らせる」という程の気概を維持出来たかどうかは謎ですが、少なくとも私個人にとっては、これまでの人生で最も刺激的で前進できたと思える最高の1年でした。また、この先の人生を日本社会のために・・・という思いは強まっています。それと同時に、この先の人生では、自分自身の経済的/精神的成功をこれまで以上に求めていかなければなりません。うん。忙しそうだ。


時間は進んでいきます。この夏の東京でのインターンを通じた学びは、現在考えているビジネスプランと相まって、私の人生を大きく左右するものになります。実は、久しぶりに働けることが素直に嬉しいです。また、出来る限り多くの方々とお会いして、学ばせて頂きたいと願っています。秋に、LAに帰ってきた時、成長を感じられるように・・・楽しみにながら、前に進んで行かなければ。


初夏の日本が、楽しみです。